食品ごとの噛む回数は?

2011年09月30日

横浜・中川駅前歯科クリニックホームページより抜粋・編集

ハンバーガー、カレー、牛丼、ラーメン、立ち食いそば…。これらの食べ物は軟らかく、すぐに食べ終えることができるので、忙しい人には大変便利な食事です。

近年、食べ物は硬くて、かまなければ食べられないものが嫌われ、軟らかくて、かまなくても食べれるものが好まれる傾向にあります。現代人のかむ回数は、弥生時代(約2000年前)の1/6、戦前の半分に減っています。

あまりかまずに食事できるというのは、効率がよいように見えますが、よくかまない食事は肥満、虫歯、歯周病、口臭、ドライマウス(口腔乾燥症)などの原因になります。毎日の健康のためにも、かむ回数が増える食事を取り入れていきましょう。

食品と咀嚼回数.jpg


昔の人はどうしてこんなに噛んでいたのだろう?

昔の食事を復元して咀嚼回数を比較した研究があります。(神奈川歯科大学名誉教授の斉藤滋先生)

●弥生時代・・・咀嚼回数 3990回
もち玄米のおこわ はまぐりの汁 長いもの煮物 かわはぎの干物 くるみ 栗のびる

●鎌倉時代・・・咀嚼回数 2654回
玄米おこわ さといもとわかめの味噌汁 いわしの丸干し 梅干

●江戸時代・・・咀嚼回数 1465回
麦飯 かぶの味噌汁 はまぐりの塩蒸し さといもとごぼうの煮物

●昭和初期(戦前)・・・咀嚼回数 1420回
麦飯 野菜の味噌汁 たくあん 大豆のみそいため にんじんとだいこんの煮物

●現代・・・咀嚼回数 620回
パン コーンスープ ハンバーグ スパゲティー ポテトサラダ プリン

咀嚼回数が激減したのは戦後のようです。

また、他の研究から、メーカーが製造しているハンバーグ(加工食品)の固さが30年の間、年々やわらかくなっていることがわかっています。

保育所給食、学校給食でも嫌われ食材は固いものです。「根菜類」や「身の締まった魚」や「大豆」です。咀嚼力の低下すると、日本の伝統的な食事をおいしく食べることができなくなってしまいます。また、食物繊維やDHAなどの不足で生活習慣病のリスクが上がってしまいます。

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食品ごとの噛む回数 (10gあたりの咀嚼回数)

(主食)
白米 41
食パン 62
フランスパン 108
そば 15
ピザ 29
カレーライス 23

(おかず)
ハンバーグ 36
コロッケ 25
ロールキャベツ 15
餃子 36

さんま塩焼き 60
イカリング揚げ 76
さつまいも天ぷら 61
焼き鳥 50

(お菓子・デザート)
プリン 8
ケーキ 20
バナナ 7

かりんとう 98
りんご皮付き 74
せんべい 162

★面白いのは、ご飯もそのままだと41回なのに、カレーライスになってルーと一緒だと半分の23回になってしまうんですね。噛まなくても、ルーと一緒に流し込むかたちになるからでしょうね。
おかずでは、ミンチ肉になると回数が減ります。固いお肉も食べたほうがいいんです。魚は干したもののほうが回数が増える。


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唾液の力ってすごいな!

「よく噛むことが大事」といいますが、それには『唾液の力』も関係していたんですね。
昔に比べて食べ物がやわらかくなり、噛む回数が減って下あごが退化する現象も問題化しています。

よく噛む.jpg


唾液にはいろんな“力”がある

・口の中をきれいにする・・・歯に付着した食べかすや歯垢を洗い流し、歯や粘膜を清潔にたもつ
・虫歯を防ぎ、歯を強くする・・・食事で酸性化した口の中を中性に戻し、溶けたエナメル質を再石灰化させます。
・消化を助け、病気を防ぐ・・・アミラーゼの酵素が食べ物の消化を助けます。食べ物を唾液が包み込んで有害な成分を和らげます。
・味覚をとぎすませる・・・食べ物を分解して、積極的に味覚を感じさせる作用や、味覚の感受性を敏感にさせる作用があります。
・細菌の増殖を防ぐ・・・口の中にはいった細菌の発育・増殖を抑えて身体を守ります。口腔内を清潔に保ち、口臭予防にもつながります。
・身体の新陳代謝をうながす・・・唾液ホルモンの働きにより、身体の新陳代謝をうながします。生存本能や気力を活性化します。
・発がん性物質の働きを抑える・・・発がん性物質や活性酸素を除去します。
(東京医科歯科大学大学院 和泉雄一教授監修 「歯周病と全身病」リーフレットより抜粋)

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唾液 Wikipediaより

唾液(だえき)は、唾液腺から口腔内に分泌される分泌液である。水、電解質、粘液、多くの種類の酵素からなる。唾液は、唾液腺より分泌される。

正常では1日に1〜1.5リットル程度(安静時唾液で700〜800ミリリットル程度)分泌される。成分の99.5%が水分であり、無機質と有機質が残りの約半分ずつを占める。

デンプンをマルトース(麦芽糖)へと分解するβ-アミラーゼを含む消化液として知られる他、口腔粘膜の保護や洗浄、殺菌、抗菌、排泄などの作用を行い、また緩衝液としてpHが急激に低下しないように働くことで、う蝕の予防も行っている。
空腹時に食物を見、これを咀嚼した時、粘り気の少ない漿液性の唾液が大量分泌され、これにより食物は湿らされる。このことにより粉砕しやすくなり、食塊の形成や嚥下を容易にする。


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歯垢と歯石と歯周病の関係

2011年09月15日

なぜ、歯垢を“完全に”除去しなければならないのか?

「虫歯と歯周病」の違いは何だかおわかりでしょうか。
歯を失う原因は虫歯と歯周病です(歯周病の率のほうが高い)。そして、これらの病気はすべて細菌によってひき起こされているのです。

ただし、虫歯をひき起こす細菌(虫歯菌)と歯周病をひき起こす細菌(歯周病菌)とは種類も違い、その活動もことなります。

虫歯菌と歯周病菌.jpg

虫歯菌は、食べ物の残りカスなどを餌にしながらネバネバした歯垢(プラーク)をつくります。歯垢の7割は細菌で、何と歯垢1mg中におよそ2億個の細菌が生息しているのです。また、残りの3割はかなり酸性度の強い物質です。
骨と同様に、歯はカルシウムが主成分。カルシウムは酸によって溶かされるので、酸性度の強い歯垢が歯の表面に残っていると簡単に侵されてしまうのです。これが虫歯の原因。

一方、歯垢が残っていると、たった2日ぐらいで歯と歯ぐきの間に歯石をつくるようになります。硬い歯石は、ブラッシングではもう取れません。

歯石のたまった様子.jpg


こうなると歯周病菌の出番です。歯周病菌は、歯の表面に生息する虫歯菌と違い、空気が嫌いな嫌気性菌で、歯石によって塞がれた下部の歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に生息するようになるからです。

この歯周病菌は、歯根部(歯の根もと)を溶かしたり、菌の毒素で歯ぐきに炎症や出血を引き起こしたりします。
その結果、歯根部は細くなり、歯ぐきは後退して、歯が抜け落ちるようになってしまうのです。

プラーク顕微鏡写真.jpg


もうおわかりになったと思いますが、歯を健康に保つためには、虫歯菌と歯周病菌をいかに繁殖させないかなのです。
そのためには細菌の住みかである歯垢(プラーク)と歯石を完璧に除去しなければなりません。ところが、それが至難の業なんですね。

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『つじうち歯科』さんのホームページにも詳しく書かれていました。

●歯垢と歯石はどう違うか
上手に歯磨きすれば取り除けるのが歯垢で、歯磨きだけでは取り除けないのが歯石です。

●歯石とは?
歯石とは歯垢が硬くなったものです。歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって出来ます。歯についた歯垢は、たった2日間で歯石になります。歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。

●歯石をそのままにしておくと・・・
「石」という字の通り、歯石はとても硬く、いったんついてしまった歯石は歯ブラシでは取ることが出来ません。日常の歯みがきでは完全に歯垢を除去することは困難なため、どんなに歯みがきをがんばっても、歯石は少しずつついてきます。放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます

●歯垢とは?
爪で歯を引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。これが歯垢(しこう、プラーク)です。歯垢は食べかすや歯の垢(あか)ではなく、細菌の塊です。1mgの歯垢にはおよそ300種類、数億〜10億個!もの細菌が棲みついています。唾液の成分から薄い透明な膜がつくられ歯の表面をおおいます。

この、膜は病的なものではなく唾液の持つ性質で、食事によって低下するpHの変化から歯を守ろうとする役割があります。ここに各種の細菌が付着し、さらに糖分に含まれる材料を使って歯垢となります。歯垢中の細菌は、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続けます。さらに、ネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着します。(デキストランという物質が関与します。)

歯垢の段階では歯みがきで取り除くことができますがやがて歯石に変化すると歯みがきでは取り除けなくなり、歯周病の原因となっていきます。歯垢の付着を防ぐには、糖分摂取後の、口腔内のケアーと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないこと。飲食後の口腔内のケアーに注意してください。
つじうち歯科さん ホームページ

この通り! 私も長年実施しているおかげで歯は真っ白。歯周病は1本もありません。

真っ白な歯に.jpg


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歯の予防は磨くだけでは足りない

2011年09月14日

歯の手入れ法、歯周病予防については、歯科クリニックによって指導レベルに差があります。
予防の考えをクリニック自体がもっているかによると思います。

磨くだけで歯は守れるのか?

歯の健康も大切なのは予防です。では、「歯をみがくこと(ブラッシング)」だけで虫歯と歯周病を完全に予防できるでしょうか? 歯科クリニックに行くと、必ず「よく歯をみがけ」とは言われますが・・・。

歯垢は、たったの12〜24時間でつくられてしまいます。したがって1日1回は歯垢を完全に取り除かなければいけません。ところが、そう簡単には取り除けないところが問題なんです。

寝ている間の菌.jpg


普通の歯みがき程度では、磨き残し率50%がいいところです。磨き残し率とは、歯を磨いた直後に、どのぐらい磨き残しの部分があるかの割合です。


実は、完全なブラッシングというのは、特別の指導や訓練を受けないと難しいのです。前歯と奥歯、その表裏、あるいは歯の隙間、歯と歯ぐきの間など、合計28〜32本ある歯の隅々までブラシをとおして、そこに付着している歯垢や歯石を完璧に除去する。

これは、ほとんど至難の業です。
どんなに良く磨いても、磨き残し率は30%〜20%程度がせいぜいです。

しかも、朝起きた時に気休めていどにサッサッと歯をみがき、その後に朝食。肝心の食後は歯みがきもせず、そのまま忙しく仕事や学校に出かけていく。それが私たち現代人の姿です。
 
つまり、「よく歯をみがこう」だけで歯を完全に守るのは、そもそも不可能なことなのです。

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予防に力を入れている歯科クリニックでは、こうした道具を使って毎日歯を掃除するよう指導してくれます。
私がお世話になっている歯医者さん曰く、主従の関係で言ったらは、歯間ブラシや糸ようじが“主”で、歯ブラシは“従”なんだ。それだけ、歯ブラシだけじゃだめってこと、だそう。

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欧米人は小さい頃から、歯の手入れを躾けられ、糸ようじ(デンタルフロス)は当たり前のように使いこなすのですが、日本人には使い慣れないとむずかしい気がします。なので、糸ようじはU型のものが便利かと思います。

歯も体の健康と同じで、日頃の予防やメンテナンスが大事です。虫歯になって、痛くなってから歯医者にいくのでは遅いのです。

たまに歯石をとりにいくのでは、足りません。歯石でふたをされたその奥に「歯周病菌」が巣を食うからです。半年に一回、もうすでに歯周病になりかかっている方なら3ヶ月に一回は、歯医者さんにいって専門家の清掃をうけることが賢明です。PMTCといった、専門器具をつかった歯の清掃を行っている歯科クリニックをさがすとよいです。歯周ポケットの深さをはかってくれ、歯周病の進行度合いなども診察してくれます。



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歯周病は全身病!

2011年09月13日

歯周病菌は、動脈硬化、糖尿病、心臓病などの全身病にも関わっているという説があります。
たかが歯、たかが口の中のこと、では済まされません。

『命を狙う口の中のバイキン』奥田克爾著 より抜粋

歯周病は歯周病原性細菌による感染症です。したがって、全身の抵抗力が低下した状態になると、歯周病が発症・進行しやすくなるのです。
では、歯周病は全身病に関係しているといわれるのはなぜでしょうか?
歯周病は、歯肉内で歯周病菌に対する免疫が過剰反応して悪化していきます。

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通常、免疫反応は身体を守るために働くのですが、歯周病菌が刺激を与え続けると、歯周組織にいるマクロファージやリンパ球が炎症性サイトカインを過剰に産生します。この炎症性サイトカインが血液を介して全身に回ってしまうのです。
この結果、糖尿病、心臓血管病、低体重児出産・早産などに影響を与えるとされます。また、肺炎、骨粗しょう症、腎炎、関節炎、発熱などへの関連も疑われています。

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奥田克爾著 『命を狙う口の中のバイキン』(一世出版)2001刊行
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・細菌って、どんなものか
・口の中は、細菌の巣窟
・デンタルプラークは細菌の固まり
・細菌のつくる毒素
・口の中の細菌の栄養源は何だろう
・易感染性宿主は、どんな人たちか
・おなかの子供にさえ、悪さをする
・お年寄りの肺炎の原因菌は、口の中に潜伏している
・循環障害にもかかわる口の中の細菌
・胃潰瘍と歯周病の関係

歯周病で歯を失うことも恐ろしいのに、そのうえさらに全身病にまでかかわってくるとなると、本当に真剣に“歯の手入れ”“歯周病の予防”に取り組まないといけませんよね。

歯を失えば失うほど、高齢になって、寝たきり要介護になるリスクが高まるといいます。
中高年、高齢になったときのQOLをいかに保つかということに、歯の健康はものすごく関係しています。

そらでは、不定期に、希望者を対象に「歯を守るセミナー」を実施しています。

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普通のブラッシングでは、歯垢も歯周病菌も完全には取り除けない!

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口臭のいちばんの原因は、歯周病!

2011年09月12日

どんなに美人でも、そばに近づいて話してみたら、口臭が! では幻滅ですね。
最近、口臭い人が多いです。それだけ、歯周病におかされている人が多いのだと思います。

ここ数日で、60代のお茶の先生、お二人にお会いしましたが、お二人とも口臭がひどかったのです。お一人は見るからに歯が悪そうでした。歯茎も悪いであろうことが想像できます。もうお一方は、見た目の歯はきれいでしたが、臭いは気になりました。

チャンスがあれば、是非「歯のセミナー」に誘ってさしあげたいです。お二人ともお教室をもってらっしゃる立派な先生です。生徒さんも大勢いらして、人と接する機会も多いでしょう。立派なお立場にある方ほど、口臭があるのは損だと思います。

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本題にうつりますが、口臭の原因は歯周病だということです。

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口臭は、なぜか自分では気づきにくいですね。でも、他人にはすぐわかるからやっかいです。そして気づいても本人には言いづらい。気づいてないのは自分だけ、というのが怖いですね。

なぜ、歯周病になると口臭がするのか?

歯周病になると強い口臭が発生するようになります。その主な原因物質は、歯周ポケット内の歯周病菌と舌苔(ぜったい)か発生する硫化水素(温泉臭、腐敗卵様臭)、メチルメルカプタン(野菜腐敗臭)、ジメチルサルファイド(青海苔様磯臭さ)などの揮発性物質です。



歯周病の兆候は・・・

■口臭がひどい。■歯ぐきがしみる。■歯ぐきの色が悪い。■歯ぐきから出血する。■歯がグラグラする。


歯周病にならないようにするためには、つねに歯や歯茎に食べ物の汚れを残さないことです。歯の手入れについては「歯をよく磨きましょう!」といいますが、実は歯磨きだけでは、とうてい歯と歯茎の健康は守れないのです。

このことが、充分教育されていません。歯医者さんに行っても、教えてくれる先生はほんの一握りなのです。
治療はしてくれても、歯と歯茎を守る方法は教えてくれないのがほとんど。予防については、なかなか知識を得られる場がないのが実状です。

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わたしたちの28本の歯が歯周病に侵され、すべての歯の全周に5mmのポケットが形成された場合、プラーク(歯周病菌の巣)に面するポケット上皮の面積は約72㎠にもなります。これは大人の手のひらとほぼ同じ面積。わたしたちが想像するよりも、はるかに大きな範囲で、歯周病菌との戦いが繰り広げられているのです。


年齢をかさねても歯を守ることは、アンチエイジングにすごく関係しています。
また、たびたび切り口を変えてお伝えしていきますが、今回は“歯周病”を軽くみてはいけないということと、自分では気がつかなくても、多くの人がすでに歯周病におかされはじめているのだということを知ってほしいです。

そらでは、不定期に歯のセミナーを開催しています。
目からウロコの歯の手入れ法。


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8020運動は失敗。日本人が80歳で残している歯は平均8本!

2011年08月02日

治療済みの歯が増えるほど、ますます歯は悪化しやすくなる。そして、歯医者に行く回数も増えていく。そうした悪循環の中で歯はどんどん失われていきます。60をこえ、70の声が聞こえてくる頃にはもう全滅で「総入れ歯!」。
 
老化は、「歯、目、足」の順でやってくる。だから歳を取れば、歯が無くなるぐらいは当たり前。そう多くの日本人は考えているようだが、果たしてそうでしょうか?

「8020運動」というのは、厚生労働省と日本歯科医師会で推し進めている「自分の歯を80歳までに20本以上残そう」という運動です。この場合の“自分の歯”というのは、噛める状態の歯で、治療済みの歯は本数に入るが、ブリッジや入れ歯、インプラントなどは、その本数に入りません。

そして現実はどうなっているかというと・・・! 日本人が80歳で残している歯の本数は平均で8本。ところがアメリカ人は18本、スウェーデン人は24本残しているのです。

つまりは、「年取れば歯が無くなるは当たり前」ではないのです。先進国の中では、日本人の歯の悪さというのは極めて異例なこと。歯が失われていく原因はハッキリしています。『虫歯と歯周病』です

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歯を失うと「認知症」リスクが増大する

歯を失えば、QOL(生活の質)も著しく低下します。
実際、歯を失うと認知症が2倍にも増加するという報告があります(名古屋大学研究グループ)

健康な高齢者(70歳後半)の歯の本数は平均9本。それに対して脳血管性認知症患者では平均6本、アルツハイマー型認知症患者では平均3本だったのです。

頭部をCT(コンピュータ断層撮影)で撮影してその画像を調べてみると、残っている歯の本数が少ないほど脳の委縮が進んでいることもわかりました。

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「元気で長生き」「歳をとっても生活の質をおとさない」「最後まで介護にならずに自力で」をめざして、そらではさまざまな提案や取り組みを行っていますが、歯の手入れもその一環です。

歯医者さんのいうように、毎日丁寧に歯ブラシで歯を磨いても、8020は遠い。普通のブラッシングでは、歯垢も歯周病菌も完全には取り除けないからです。ましてや、歯周ポケットができた場合、ポケットのなかは素人では掃除できないのです。

私どもは、3ヶ月に一度専門の歯科衛生士に、1時間もかけて歯と歯茎の清掃をしてもらい、歯の状態を定期的に管理しています。そして、日常的には、“歯の手入れ法”を実践。この方法で、この先何歳になろうと、自分の歯を守れる自信があります。

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まとめ

アンチエイジングや「元気で長生き」のためには、もちろんサプリメントも有効ですが、何より自分の歯を残すことが重要です。いくら「8020」と声高に言っても、みなやり方が分からないのですから結果がでるわけがありません。
70代になると認知症や体が不自由になって車椅子生活になる方が増えて来ます。要介護になると、自分のことが自分で出来なくなる。つまり歯も十分に磨けなくなってきます。ですから、高齢者が歯を失うということは、「歯がだめになる」ことが単独でおきるわけではなく、アルツハイマー型認知症からとか、骨折により要介護になったりして、そのあとに続いて歯の手入れがおろそかになり、ドミノ倒し的に連動して歯を抜くような事態へと進んでいくことが多いのです。

歯を単に良く磨く、というだけでは歯を80歳までもたせることはできません。そのため、どのように手入れすれば歯周病にならずにすむか、自分の歯を残すことができるか、をお伝えしています。

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歯周病からはじまる“QOLの低下”

2011年05月27日

朝日新聞2011/05/24記事を参考に

40代も危ない歯周病
〜抜け歯・偏食・生活習慣病の悪化ドミノ〜

30代40代でも知らない間にすすんでいる「歯周病」!噛みにくくなるだけでなく、食事の内容が偏ってきて、生活習慣病や栄養不良に陥る恐れもある。

千葉県柏市の歯科医 大石善也さんは、中高年が歯を失う最大の原因は“歯周病”。40代後半くらいから歯を失い始める。そのときが肝心。
「1,2本だからと放置すると、かむ力が他の歯にかかって、ゆるやかに噛み合わせがくずれ始める」と指摘。

噛み合わせがくずれるのを軽くみると大変。噛み合わせがくずれることは、歯を失うことを加速させてしまう。

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大人の歯は32本。親知らずを抜くと28本。食べたいものをなんでも食べるには、18〜20本以上の歯が必要。しかし、歯科疾患実態調査(2005年厚労省)では、平均で50代前半で24.8本、60代後半では18.3本と20本を切ってしまう。

歯周病の原因は、“歯周病菌”だが、歯垢をこまめに取り除いたり、口の中を清潔に保てば予防できる。細菌数は、清潔な口の中では100億個以下(それでもすごい数!)、清掃できていないと1兆個にもなる。

歯周病菌に歯茎が侵されると、赤く腫れたり「歯肉炎」となる。それが進行してくると、歯と歯茎の間にだんだんすき間ができてくる。これを「歯周ポケット」という。

このポケットが4o以上くらいになると歯周病と一般的に呼ぶ。実態調査では、4o以上の歯周ポケットがある人は、30代で25%弱、40代前半で30%弱、40代後半では40%を超えている。
ポケットが深くなると、歯を支える骨が後退し、歯が抜けてしまう。

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これが、歯を失うながれだ!
自分の歯の本数は、年齢と共に、生活の質=QOLに直結してくるので、歯周病の予防は不可欠。歯が痛くなくても、定期的に歯と歯茎のケア(口腔ケア)に通うことが重要です。
私は3ヶ月に1回、歯石取りと、歯周病進行チェックにかかりつけの歯医者に行っています。お手入れの費用は保険外治療となるので、1回7000〜8000円かかるのが一般的。

それでも、歯を失うよりいいですよね!インプラントを1本入れれば20万円はとびます。

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