牛乳が完全栄養食 ??

2020年05月25日

「牛乳が完全栄養食」には疑問
カルシウムやタンパク質が豊富、というのは果たして信用できるのか?!

◇ 牛乳の栄養を検証してみると…

「健康のために毎日牛乳を飲むようにしている」
「カルシウム補給のためには牛乳が不可欠」

このように牛乳は、私たちの食生活において重要な栄養補給食品に位置づけられています。
しかも、今では「完全栄養食品」とまで呼ばれるようになりました。

タンパク質や脂質、カルシウムが豊富で栄養価が高いことから、健康維持に不可欠な食材とされて、学校給食のメニューには必ず加えられるなど、現代人の食生活に深く浸透しています。

でも本当に、牛乳が「完全栄養食品」だなんて呼べるものなのでしょうか?

本来「完全栄養食品」と呼べるものとは、健康を維持するのに必要な栄養素をすべて含んだ食品のこと。
ところが、牛乳では満たされない栄養として、ビタミンC、ビタミンD、鉄分などがあります。
いくら牛乳の栄養が優れているからといって、牛乳ばかり飲んでいたら確実に健康を損ねてしまいますね。

たとえば、これまでの学校給食では、栄養補給を牛乳にたよっているところが多分にありました。牛乳を飲ませていれば栄養はとれていて安心、みたいな空気ですね。

新潟三条市では、牛乳の栄養を疑問視していち早く学校給食から「牛乳」を廃止したといいます。
学校給食の栄養バランスは細かく決められており、栄養士が炭水化物、脂肪、タンパク質、カルシウムなど決められた栄養素が決められた量とれるよう献立をたてています。

ここに牛乳があった献立と、牛乳が無くなった献立の一例があります。
これを見た印象としては、左のメニューは、「牛乳があるから(栄養がとれているから)」といって、おかずも少なくて質素。子供達もあまり喜ばないようなメニューですよね。

右は牛乳が撤廃されたあとのメニュー。牛乳でとれていたとされる栄養を他のおかずでとらせなければならないので、おかずの品数が多くなったり、おかずの大きさも大きくなって、このほうがずっと美味しそうに感じます。「食べたい!」という気になるのは右の給食ですよね。

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牛乳の栄養は過大評価されてきて、その弊害はいまなお、あちこちに残っているのだと思います。
一部の利権とか、古い栄養学にしがみついているんじゃないかと思うような専門家、
それにより、大事な子供達の食が影響を受けていると感じますよね。

牛乳盲信、牛乳神話はもうやめにしたほうがいい。




posted by shinto at 13:18 | 日本人のカルシウム不足

「人間のお乳」と「牛乳」の違い

2020年04月22日

牛乳と人乳の成分組成の違い

クリックすると大きくなります↓
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人乳は牛乳に比べ、糖質(乳糖)が1.5倍と多いのに対して、たんぱく質やミネラルが約1/3と少ないことが分かります。

たんぱく質やミネラルが少ないのは、人は牛より成長速度が遅いからです。これは、カルシウムとリンが成長速度に大きく関係している証拠といえるでしょう。

一方、人乳に含まれる糖質(乳糖)の量は、哺乳動物の中で最も高い値を示しています。
人は体の成長速度に対し、脳の発達速度がとても早いのです。脳や神経の発育には糖質が分解されてできるガラクトースが欠かせないといわれ、人乳には糖質(乳糖)がたくさん含まれているのも、生命の神秘といえるでしょう。

他の成分についても、量的な違いだけでなく質的な違いもあります。例えば、たんぱく質の場合、牛乳はカゼインが約80%と多く含まれ、残り20%がホエー(乳清)たんぱく質です。人乳の場合はアルブミンなどのホエーたんぱく質を約50%含んでいます。

人間の赤ちやんに牛乳は1年後から

牛乳は、子牛のためのものですから、人間の赤ちゃんが飲むのには適していません。人間の赤ちゃんは、体の消化吸収能力が育っていないので、3ヶ月位から果汁などを与えはじめ、体重が7kgを超える頃から離乳食が始まります。生まれて1年以降に他の食品とともに、少しづつ牛乳を慣らして飲ませる事が必要なのです。

母乳の出が少ない場合は、牛乳を原料とした育児用コナミルクが販売されています。このコナミルクは調製粉乳と呼ばれ、母乳に限りなく近づけるため、栄養成分や質に改良が加えられているのです。
また、離乳期から飲む、フォローアップミルクも販売されているので、離乳食と併用し、その後、市販の牛乳を飲ませるとスムーズに大人と同じ食品に移行できます。

社団法人 日本酪農乳業協会「牛乳百科事典」より


母乳で赤ちゃんを育てている「お母さん」の体にも良質なカルシウムが必要です。母体のカルシウムを守るためにも、赤ちゃんへ母乳を通じてよいカルシウムを届けるためにも、です。



posted by shinto at 10:25 | 日本人のカルシウム不足

変形性関節症もカルシウム不足が関係していた!

2020年04月21日

高齢者がかかえる腰や背中、膝などの痛み。歳のせいだから仕方が無いと我慢している方がほとんどですが、実はこれもカルシウム不足が原因で起きているかもしれないのです。

カルシウム不足 → 骨のカルシウムが溶かしだされる → 骨によけいなトゲ(棘)ができる → 神経を刺激して痛い!

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骨は体を支えるだけでなく、カルシウムの貯蔵庫としての役目をもつため「ある特別なしくみ」が備わっています。それは、体内のカルシウムが足りないと、骨からカルシウムを溶かしだして血液中に放出するのです。これを繰り返していくうちに骨粗しょう症になってしまうのです。

理解されていない『カルシウム・パラドックス』

骨のカルシウムが溶けて血液中に放出されるときに困ったことが起きます。必要以上のたくさんのカルシウムが溶け出すのです。そしてあふれ出たカルシウムが血管、脳や細胞内に増えてくるという現象が起きてきます。さらに、普通はカルシウムなど存在しない「軟骨」にまで、あふれたカルシウムが沈着してしまいます。

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本来、軟骨というのは、骨と骨の間にあるクッションのようなもので、関節にかかる力を分散したり骨への負担を減らしたりする役割をしています。その軟骨にカルシウムが侵入してしまうことで、軟骨は固くなりクッションの役割が出来なくなります。

固くなった軟骨は、関節が使われるたびにこすれて、すり減っていき、クッションを失った関節では骨と骨がぶつかり合って骨がだんだん変形していきます。これがよく聞く「変形性関節症」で膝関節や股関節で多く起こり、なかなか厄介で人工骨頭を入れる手術が必要になることもあります。

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背骨にトゲができる?!


背骨で起こるのが変形性脊椎症です。骨と骨がぶつかっているうちに、たんこぶのように骨がとびだしてきます。これを骨棘(こっきょく)といいます。背骨でも膝でもそうですが、トゲのように骨がとびだして神経を刺激するので、ものすごく痛いのです。

背中が痛くて病院でレントゲンを撮ってもらったら、背骨にトゲのようなものができていて、医者から「これが神経を刺激していて痛いのです」とだけ言われたら、患者さんによっては「カルシウムの摂りすぎなのか?」と心配する人もでてきます。

ところが多いどころか、カルシウム不足の典型的な症状なのです。この「カルシウム・パラドックス」のことを知らない医師もいるので注意が必要です。

軟骨にカルシウムが入り込むと、レントゲンで骨が白く写ります。これをただ「骨にカルシウムが溜まっています」とだけ言う医師もいますので、誤解しないようにしなければなりません。
カルシウムの摂り方が足りないから、軟骨にカルシウムが集まり骨棘が出来てしまっているのです。さらに悪化させないようにするには、努めてカルシウムを摂る必要があります。そのうえで、膝や背骨にかかる負荷を軽くするために体重を減らすこと。ストレッチやスクワットなど、無理の無い範囲で運動を行うことなどが大切です。

カルシウムとタンパク質を十分摂取して、骨折率を減らす

参考:『変性症と関節症』(神戸大学名誉教授 藤田拓男)
ルーマニア女性対象の研究より

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カルシウムとタンパク質を多く摂っている地方と、そうでない地方の女性の骨折率を調査したグラフです。65歳以上になると、骨折率に大きな差が出てくることがわかります。
高齢者がひとたび骨折を起こすと、寝たきり要介護になるリスクも高まります。自立した生活をおくり続けるためには、中高年になるほど、カルシウムとタンパク質を十分に摂らなければなりません。





posted by shinto at 14:25 | 日本人のカルシウム不足

「キレる子」の食生活は?!

2020年04月20日

「うちの子はなんで集中力がないのかしら、じっとしていられないんだから」というお母さん、こんな食生活をさせてませんか?

イライラの原因は?

イライラの原因、それは食生活にあります。スナック菓子やジュースの摂りすぎが、イライラのもとになっているかもしれないのです。スナック菓子やジュースにはリンが多く含まれています。リンはカルシウムの吸収を阻害してしまいます。カルシウムは神経の伝達物質であり、精神を落ち着かせる作用があるとされています。

加工食品やインスタント食品でも、リンを非常に多くとっている!

カルシウムはリン灰石(ヒドロキシアパタイト)の形で、骨や歯などを形成していますので、リンも身体にとって必要な栄養素ではあります。

ところが、現代食で問題になっているのが『リンの過剰摂取』です。インスタント食品、加工食品などあらゆる食品に食品添加物としてリン(リン酸塩)が入っているからです。リンを多く摂取すると、体内のカルシウムのバランスが崩れて酸性に傾きやすくなります。また、カルシウムの吸収も阻害してしまいます。

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こんな子はカルシウム不足になりやすいし、いつもイライラ!

・スナック菓子、ジュース、甘いお菓子が好き
・インスタント食品をよく食べる
・ハンバーガーなどファストフードが好き
・コンビニ、ファミレスによく行く
・お総菜の唐揚げ、ナゲット、ミードボールなどが好き
・間食が多く、夕食が食べられないときがある
・アイスクリームをよく食べる


食品は「カルシウムとリンの含有比率」が問題!


食品に含まれるカルシウムとリンの比率が重要です。カルシウムとリンの比率は、1:1 が理想ですが、カルシウムが多いといわれる食品にもリンが多く入っているものがあります。

ちくわ、ハム、ソーセージ、かまぼこ…など練り物にはリンが多いのはよく知られています。
ポークハムには、リンがカルシウムの50倍はいっています。まさに酸性食品です!

冷凍ハンバーグは、リンがカルシウムの13倍ですし、インスタントラーメンは9倍、アイスクリームは5倍。
つまりこれらは、食べれば食べるほど、体内のカルシウムを奪い、カルシウム不足を助長させるのです。

カルシウムがとれるとされる牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品にもリンは多いです。

日本は火山が隆起してできた島国であり、土壌にカルシウムが少なくて酸性土壌です。ですから、そこで育った作物にもヨーロッパと比較してカルシウムが少ないのです。飲み水にも少ないです。

このことから、日本人のカルシウム不足がなかなか改善されないのは宿命だと言われています。

年齢があがると、高い確率で骨粗しょう症になります。このことは、いくら食事に気をつけてもカルシウムは十分にはとれないということを意味しています。

カルシウムこそ、計画的に毎日サプリメントでとることが不可欠なのです。

このまま飲んでも、ヨーグルトなどに混ぜてとっても。お子様にも飲ませられます。
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posted by shinto at 15:21 | 日本人のカルシウム不足

乳製品を多く摂る国で骨粗鬆症が多い?!

2020年04月06日

牛乳は骨粗しょう症予防には、役に立たないのではないか?!

牛乳がもっとも優れたカルシウム補給食品で、骨粗しょう症の予防には欠かせないというのは、まさに「作られた神話」であることが、最近の数多くの研究によって明らかにされています。

乳製品の摂取量が多い国で骨折が多い、ということを示すグラフがこちら。

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骨折の原因として、日照時間や肥満などのその他の要因もあるのかもしれませんが、乳製品を摂っていれば骨粗しょう症は防げるという従来の考え方に疑問を呈する、データではあると思います。

ハーバード大学医学部教授 ウォルター・ウィレット医学博士が8万人の女性を対象に、12年間にわたって実施した研究では、牛乳を飲んでも骨粗しょう症の予防効果は無かったという結論に至りました。

ワシントンに本部をおく「責任ある医療を推進する医師会」では、牛乳のキャンペーン広告が
たくさん牛乳を飲んでいれば「骨が守られる」という間違った安心感を女性達に与えているとして、
ワシントン連邦取引委員会に再三にわたって抗議の申し立てをしました。

「牛乳をたくさん飲んでいさえすれば、骨粗しょう症が予防できる」一般的には信じられていますが、そう簡単なものではないですね。

カルシウムの確実な補給をしようとすれば、やはりサプリメントの利用は欠かせません。
中でも化石サンゴカルシウムは、リンも含まれていないので吸収もよく、天然性で長年安心して飲み続けることができおすすめです。

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posted by shinto at 16:14 | 日本人のカルシウム不足

身体のだいじなところで働く「カルシウム」!

2020年04月03日

あるカルシウムに関するアンケート調査の結果です。

カルシウムアンケート.jpg

多くの人がカルシウムの重要性と、その不足については感じているようです。でも、本当に理解できているかは疑問です?
「やや不足」、「完全に不足」と答えた人が全体の中で67%。しかも女性の場合、その割合は8割ちかく。

女性は男性に比べて骨量が少ない上に、(閉経後)骨の成長を助けるホルモンの量が急速に低下するため骨粗しょう症になりやすいのです。だから、なおさら関心が高いんですね。実際、骨粗しょう症患者の8割は女性が占めています。

でも、男性も70歳を過ぎると骨粗しょう症は急増します。
日本人で骨粗しょう症を発症しているのは約1,280万人といわれますので、約300万人が男性の骨粗しょう症と考えられています

こうした骨粗しょう症の問題からカルシウムというと、骨をつくる栄養素と思われがちです。ところが、もっと大切な役割があります。

それは“生命活動の全般”に関わっているということです。
心臓や筋肉を動かしたり、脳神経を働かせたり、体内のアルカリ性を保ったり、また免疫を働かせたり、受精の引き金になったりと、ひじょうに多彩です。

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骨は“カルシウムの貯蔵庫”の役割も!
このようにカルシウムは極めて重要な栄養素なので、不足の際には補給する仕組みが体にあります。カルシウムは骨を形成するための大切な成分に間違いはありませんが、むしろ「カルシウムの貯蔵庫」としての役割が重要です

成人の体内には約1kg(1,000g)のカルシウムが存在します。そのうちの99%は骨の中に蓄えられています。残りのわずか1%が細胞や血液の中に一定の濃度で存在し、重要な生命活動に関わっているのです。

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その重要さというのは、直ちに生命に関わるほどのものです。
例えば、もしカルシウムがなければ心臓も脳も筋肉も動きません。
そこで、不足したときには「骨からカルシウムを溶かし出して補給する」ような仕組みになっているのです

これが、まさに“骨粗しょう症”の原因になります。

実際、1日の平均摂取量は男性で520mg、女性で490mgであり、1日80r〜110r不足していることになります。(日本人の栄養摂取量より)

「この程度の不足だったらたいしたことはない」と考えたら大変なことになります!

1日80mg不足でも・・・
1ヶ月では80mg×30日=2,400mg
1年では80r×365日=29,200r。
それが10年も続くと、何とマイナス300g。
(対して、骨にある全カルシウム量は1000g)。

つまり、3割もの“骨量”が失われてしまい「骨粗しょう症と診断される!」ことになるのです

骨粗しょう症の診断基準.jpg

こうした仕組みで体内に貯蔵している栄養素はカルシウムをおいて他にありません。
いかにカルシウムが私たちの体にとって重要な栄養素であるかということです。

カルシウムを食品で摂ることは、なかなか難しいとされます。
カルシウムは、サプリメントで補給するのが有効な栄養素です。

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posted by shinto at 11:19 | 日本人のカルシウム不足

やや不足でも恐ろしい!カルシウム不足の実態

2016年09月29日

カルシウム補給に対する消費者の誤解!?


カルシウムは骨が弱くなる高齢になってとればいい、と考えている方はおられませんか? 骨粗鬆症なんて老人がかかる病気、私には関係ない、だとか。それは大きな間違いです。


日本人は慢性的にカルシウム不足。成人期までは骨にカルシウムを貯えようとする仕組みが体にはあるから若いうちは良いのですが、30歳頃からはもう骨のカルシウムは増えません。カルシウムが不足した食生活を送っていると、日々骨のカルシウムが消費されていき、骨に貯えたカルシウムが溶けていきます。そうしてスカスカになった状態が骨粗鬆症です。


posted by shinto at 15:49 | 日本人のカルシウム不足

男性の骨粗鬆症 骨折後死亡率は女性の2倍!

2016年09月27日

男性の骨粗鬆症患者は、女性よりもずっと少ないですが、いざ骨粗鬆症に罹ると女性よりも危険!

骨粗鬆症といえば女性、ですが男性の場合深刻さは女性より上です。骨粗鬆症と診断された男性のうち30%が1年以内に死亡。30%が長期療養施設に入所しているという調査結果があります。


骨の量が減って骨がもろくなり、骨折しやすくなるのが骨粗しょう症です。寿命が延びて高齢者人口が増えてきたため、殊に、この病気が問題になってきました。現在、日本では1,100万人の患者がいるといわれ、高齢者人口の増加にともなってその数は増えつづけています。


posted by shinto at 15:52 | 日本人のカルシウム不足

50代から骨粗鬆症の心配をするべきです!

2016年09月15日

年齢ごとの骨量変化

男女ともに30代前後がもっとも骨量が多くなるピークで、そこからはなだらかな下り坂となり、80代にもなればピーク時と比較して20%くらいにまで減ってしまいます。

これが骨粗鬆症です!とくに女性は閉経後ホルモンの関係で骨が減りやすくなります。




posted by shinto at 10:43 | 日本人のカルシウム不足

それでもあなたは、牛乳を飲み続けますか!?(牛乳がカルシウム補給になるのか?)

2013年11月09日

■世界一の牛乳消費国アメリカで牛乳離れ現象が起こっている!
乳製品がそれほどの(カルシウム補給のための)優良食品であるならば、世界中のどの国よりもそれを多量に消費しているアメリカ人が“病気の多さでも世界をリードしている”のはなぜか??
“牛乳が健康飲料”という「牛乳神話」は、アメリカではもはや古い栄養学として崩(くず)れつつあるのです。なんと“アメリカ人の牛乳消費量は25年前とくらべて46%も減少する”という「牛乳離れ現象」になってきているようです。

■子供たちに牛乳を与えないほうがいい

数多くの「牛乳と健康に関する研究」によって、牛乳は小児糖尿病、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などのアレルギー、自己免疫症候群、貧血、肥満、消化障害など、いろいろな病気の原因であることが明らかになってきています。

著名な『スポック博士の育児書』では、“子供たちに牛乳を与えないほうがいい”ということをはっきり述べています。同じ意見を持つ医師達はたいへんに多く、例えば、ジョンズ・ホプキンス大学医学部小児科部長のフランク・オスキー医学博士は『牛乳は飲まないで(Don't Drink Your Milk)』という本まで出版しました。

高名な小児科医で作家のロバート・メンデルソン医学博士はその著書『医師の忠告に反して健康な子供を育てる方法』で、子供に牛乳を飲ませないことをすすめています。

■牛乳は骨粗しょう症の予防には役に立たない!
牛乳が最も優れたカルシウム源で骨粗しょう症の予防には欠かせないというのは、まさに“作られた神話”であることが最近の数多くの研究によって明らかにされました。「牛乳の摂取量の少ない国々のほうが、どこも骨粗しょう症の発症率が少なかった」という報告もでているのです。

ハーバード大学医学部教授ウォルター・ウィレット医学博士が8万人の女性を対象に12年間にわたって実施した研究で、牛乳を飲んでも骨粗しょう症の予防効果はないことを証明しました。

ワシントンに本部を置く「責任ある医療を推進する医師会」は、牛乳のキャンペーン広告は「たくさん牛乳を飲んでいれば“骨が守られる”といった間違った安心感を女性達に与えている」と、ワシントンの連邦取引委員会に再三にわたって抗議の申し立てをしました。

■牛でさえ牛乳は飲まない!?
もし成牛に牛乳を出したらどうなるか?「いや、いらないよ。草のほうをもらいたいね」というでしょう。なぜなら「牛乳は、子牛に授乳する目的のためだけにある」ので、ひとたび離乳した後にお乳を欲しがったりすることは絶対にないからです。これは他の哺乳動物(ただし人間のペットになったような動物は別)でも同じことがいえます。

にもかかわらず乳離れした後、大人になっても牛乳を飲む動物は人間しかいません。牛乳にしろ母乳にしろ明らかに普通の食べ物とは違う。それは、まだ食物が食べられない乳幼児に対するものであって、成長した後に利用するものではけっしてないのです。

■牛乳は肥満の主要因であり、栄養の吸収を阻害する
牛乳を分解するには(レニンとラクターゼという)消化酵素が必要ですが、特にわたしたち日本人には牛乳を分解する酵素はほとんどありません。また、牛乳の中のカゼイン(タンパク質の一種)は、人間の母乳の3倍もの含有量があります。牛という巨大な動物の骨をつくるために、子牛を短期間で発育させなけれればならないからです(人間は違います)。

この多量のカゼインは胃の中でべとついてどろどろの凝乳に変わります。これが腸の内壁にへばりつき硬くなって、「体内に栄養分が吸収されることを妨(さまた)げる」といいます。胃が4つもある牛と人間とでは消化機能がまったく違うのです。

ウィリアム・A・エリス博士は「牛乳とその弊害」について42年間も研究し、牛乳の重大な欠陥について次のように指摘しました。「第一に、牛乳と乳製品は肥満の主要因である。第二に、多くの血液検査の結果から、乳製品を摂取している人は、摂取していない人に比べて栄養素の吸収が悪い、ことである」

■牛乳は発ガン物質!?
お茶の水クリニックの森下敬一博士は、その著書『牛乳を飲むとガンになる!?』の中で、ガンなどの難病を30年間にわたり治療した経験から「ガン患者は例外なく肉や卵や牛乳をとりすぎている」と述べています。

ボストン州立大学のG・バークリー博士は、その著書『ガンを予防する』の中で、“牛乳がガンの発生に関係あると断定”。博士は、世界地図に牛乳哺育が広くおこなわれている地域とガンが多い地域とを重ねあわせると、ほとんど一致することを報告しています。

■牛乳でカルシウムが摂れていると思っていたら!?
骨が失われるのは、カルシウムの摂取不足だけではなく「カルシウムを体から奪うような食事」に問題があります。その大きな要因は、動物性タンパク質、次にナトリウム(食塩)、カフェイン、リン、タバコなどです。これらの物質は体内に強烈な酸をつくるために、カルシウムが奪われてしまうのです。

とくに私たち現代人はリンの過剰摂取が問題です。実際、食品添加物としてリン酸塩があらゆる食品に利用されています。リンはカルシウムの吸収を阻害するので、普通言われているカルシウム食品といえども、リンが多く含まれていればカルシウムの補給には役立ちません。

牛乳の例であれば、100mlの牛乳の中には100rのカルシウムが含まれています。ところが、リンが90r含まれているので、差し引きたった10rのカルシウムしか利用できないということになります。厚生省のいう1日の必要量600rを摂るためには、なんと6リットルもの牛乳を飲まなければならない計算になります。実際、こんなに飲んだら病気になってしまいます。

カルシウムが多く含まれているといわれる食品のカルシウムとリンの割合を比較すると、それらのほとんどの食品に多量のリンが含まれているのです

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posted by shinto at 10:24 | 日本人のカルシウム不足

発汗によって失われるカルシウム!

2013年05月31日

カルシウムは骨の新陳代謝、尿、発汗などによって、常に体内から奪われていきます。この量は30〜50歳代の女性で1日150mg程度になるといわれています。

この奪われた量を食品で補給しようとしても、その全てのカルシウムが吸収できるわけではなく、年齢にもよりますがカルシウム吸収率は25%ぐらいです。
つまり口から摂る補給量としては、少なくとも150÷25%=600mgを摂取する必要があるのです。

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さらに運動などで発汗が多くなると、カルシウムの喪失量は増大します。1時間のウォーキングで約20mgのカルシウムが奪われるというデータとなっています。この喪失量を埋め合わせようとすると、(カルシウムの吸収率も考慮して)80mgのカルシウムを補給しなければならないことになります。

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真夏に激しい運動を行った際には、1時間あたり1〜2リットルの汗をかくこともまれではありません。
1リットルの汗で失われるカルシウム量は約50mg。これもカルシウムの吸収率を考慮すると、必要になるカルシウムの補給量は200mgにもなってしまいます。

このように多くの発汗を伴う運動(や労働)の際には、カルシウムの補給はとくに欠かせません。
運動のみならず、夏は汗をかくことが非常に多くなります。夏バテ予防のためにもカルシウム補給を心がけていただきたいと思います。

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寝たきりの第2の原因は“骨折”!

2013年05月29日

ますます増加する“寝たきり人口”。そうなってしまう原因の第2位が骨折です。もちろん年齢が高くなってからの骨折のほとんどに、“骨粗しょう症”が関係していることは言うまでもありません。

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骨粗鬆症というのは“閉経後の女性”に、がぜん増加してくる病気です。それは閉経にともないエストロゲンという卵胞ホルモンの分泌が少なくなってしまうからです。

エストロゲンは、腸からカルシウムの吸収を助けることや骨からカルシウムが失われるのを防ぐ作用があります。そこで、骨粗鬆症の治療法にエストロゲンを投与する方法がありますが、その副作用として子宮ガンや乳ガンの発生率を高めてしまうという問題があります。

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つまり閉経後の女性は、若いときよりもカルシウムを気をつけて補給しなければなりません。

「一旦、骨粗しょう症になると治らないのでは?」とよく言われますが、最近の研究によるとカルシウムを正しく摂っていくと、その改善も可能であるということがわかってきました。
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牛乳でカルシウムが摂れない理由!?

2013年05月26日

骨粗しょう症になるのはカルシウムの摂取不足だけでなく、「カルシウムを体から奪うような食事」に問題があるのです

その大きな要因となるのは、動物性たんぱく質、ナトリウム(食塩)、カフェイン、リン、タバコなどです。これらの物質が体内に入ると、きわめて強烈な酸をつくるためカルシウムが奪われてしまうのです。
よく酸性食品とか、アルカリ性食品とかいいますが、それはカルシウムとリンの比率によって判断されているようです。「カルシウム:リン」において、酸性であるリンの割合が多くなるほど酸性食品になります。

とくに今の私たちは、リンの過剰摂取になっています。リン酸塩という食品添加物としてあらゆる加工食品に利用されているからです。
リンはカルシウムの吸収を阻害するので、普通にいわれるカルシウム食品といえどもリンが多く含まれていればカルシウムの補給には役立ちません。そのいい例が牛乳です。

100mlの牛乳には約100rのカルシウムが含まれています。
でも、リンも90r含まれているので、「カルシウム量−リン量」で、カルシウムは差し引きたったの10rしか利用できないのです。厚生省のいう1日最低必要量の600rを摂るためには、何と6リットルもの牛乳を飲まなければならないことになります。こんなに飲んだら(実際には飲めませんが)病気になってしまいます。

ちなみに、カルシウムが多く含まれているといわれている食品であっても、その多くに多量のリンが含まれています。

恐ろしいことではありませんか? 
牛乳を毎日一生懸命に飲んでいて、カルシウム補給ができていると信じながら、実際は骨粗しょう症への道を歩んでいることになる・・・、とは!

本当にカルシウム補給のために、牛乳を飲まなければいけないのでしょうか? 信じられないことです。

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年とって身長が低くなりたくなかったら、今からカルシウムを摂りなさい!

2013年05月20日


70歳以上を対象にした調査では、5年間に女性は平均2.5p、男性で平均1.5pも身長が縮んでいるという恐ろしい結果になっているそうです。

高年齢になるほど、骨からカルシウムが溶出して骨がスカスカ(骨量の低下)になる骨粗しょう症が原因。この病気で骨が脆(もろ)くなって、脊椎や大腿骨などが崩れたり変形したりしてしまうからです。

ではなぜ、骨からカルシウムが溶出してしまうのでしょうか?

年齢に関係なくカルシウムが不足すると骨からカルシウムが溶出してしまいます。また、年齢が高くなるほど体へのカルシウムの吸収率が悪く、(若い時に比べたら)半分以下に低下してしまうのです。

カルシウムが不足したり、吸収が悪くなったりすると、血液中のカルシウムも不足するようになります。これはわたしたちの生命に危険がおよぶ重大なこと。例えば、心臓もその一つ一つの筋肉細胞にカルシウムが出入りすることで拍動しています。だからカルシウムがなくなれば、心臓は直ちにストップすることに。その他にも、生命に直結するような働きがたくさんあります。

このため体の機能として、もし血液中にカルシウムが不足すと大変なことになるので、カルシウムが絶対に不足しないように骨から血液中にカルシウムを溶かし出して、補う仕組みになっているのです。

カルシウムが長期間不足すると、いつも骨からカルシウムが溶かし出されるようになります。この過剰反応として、血液中のカルシウム濃度が高くなりすぎてしまうのです。
口から摂るカルシウムが少ないと、血液のカルシウムが増えすぎてしまう。このように逆のことが起こるので、このことを「カルシウム・パラドックス(逆説)」と呼んでいます。

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牛乳でカルシウム補給になるのか? 論争に結末を・・・

2013年05月17日


牛乳などの乳製品でカルシウムが補給できることについて、否定的な意見を述べる学者や専門家たちが多くいるいることも事実です
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●牛乳に含まれる「動物性たんぱく」が問題
米国コーネル大学のコリン・カンベル名誉教授は、米国人の骨が弱いのは、牛乳の量が少ないのではなく、飲みすぎだと指摘。牛乳に含まれる「動物性たんぱく質」の影響でカルシウムの量が減るのが原因という。

●なぜ、牛乳のカルシウムが骨粗鬆症の予防にならないのか?
牛乳消費量の多い国民は牛乳に加えて肉・チーズなどの高タンパク食品の摂取も多い。これらは酸性食品といわれ、体液の酸・塩基平衡を酸性側に傾ける傾向にある。そうすると、こうした酸は腎臓から尿中に排泄しなければならないが、腎臓はpHが5以下の尿を排泄することができないために直ちにアルカリによって中和する。この中和に用いられるアルカリ源としてカルシウムが消費される。
一方、体内のカルシウムの99%は骨に存在するが、この骨にあるカルシウムが溶かされて使われるようになる。その結果として骨がスカスカになり骨粗しょう症になる。

●牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらない
ワシントンにある「責任ある医療を求める医師会(PCRM)」は、カルシウム摂取と骨の強度の関係を調べた37の研究内容をまとめた。その結果27の研究が、牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらないと結論していることが分かったという。

●牛乳の飲み過ぎが、ぎゃくに骨粗しょう症を多発させている
 世界ではじめて大腸内視鏡でポリープ切除に成功したアルバート・アインシュタイン大学の新谷教授は、25万人以上の腸内検診の経験から、「牛乳が現代の難病をつくった」として、悪しき牛乳信仰を問題視している。
健康な人の胃腸は生まれたての赤ん坊のようにきれいで美しいが、不健康な人の胃腸は汚い。そういった腸相の悪い人は、きまって小さい時から牛乳をたくさん飲まされ、チーズ、ヨーグルト、肉などを毎日食べている−と述べ、また、「牛乳の飲み過ぎ」が、ぎゃくに骨粗鬆症を多発させているとして、世界の中で骨粗鬆症が牛乳を多く飲む国に多い例を掲げている。

●牛乳からカルシウムが吸収されていない可能性がきわめて高い

宮崎大学の島田教授は、その著書「食と健康を地理からみると」のなかで、牛乳のカルシウム補給食としての問題点を指摘している。
−日本人のようにラクターゼ(乳糖分解酵素)を分泌しない人々にとっては、カルシウムの供給源としての牛乳摂取の意味を疑わせるものである。例えば、学校給食にはミルクというものに非常に重点を置いているが、小学校の入学時には、既にラクターゼを分泌しない年齢に達しており、いくつかの研究から考えられるように、牛乳からのカルシウムが吸収されていない可能性がきわめて高い。







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カルシウムが多すぎると腎臓結石ができるは大ウソ! 

2013年04月19日


カルシウムを摂り過ぎると血中にカルシウムが増えて腎臓結石ができるのが常識と思われていますが間違いです。
カルシウムの摂り方が足りないと、骨からカルシウムが過剰に溶かし出されて腎臓結石ができる」のが正しいのです。このように常識とは逆のことが起きているのでカルシウム・パラドックスとよびます。

また、カルシウムの摂り方が不足している人では高血圧や動脈硬化が多く、カルシウムを十分に摂ると快方に向かうことがわかりました
(神戸大学名誉教授 葛城病院名誉院長 医学博士・藤田拓男より)

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肩こり、頭痛も「カルシウム不足」を疑え!

2013年04月18日

筋肉の収縮は、カルシウムが筋肉細胞に入り込んでおきる仕組みになっています。

カルシウム不足の生活が続くと、なんと血液中には逆にカルシウムが増えてしまうのです。
血液中には、ある一定濃度のカルシウムがないと生命を維持することができません。
このためカルシウム不足になると、カルシウムの貯蔵庫である“骨”から、血液中にカルシウムが溶かし出されるようになります。

この溶かし出されたカルシウムが筋肉中に入り込むと、筋肉が収縮し“けいれん”を引き起こすようになるのです。

この影響で血管が縮み、血行が悪化して“頭痛や肩こり”に!

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さらに、この状態が長く続くと続くと、骨がスカスカとなる「骨粗しょう症」にもなってしまいます。
現在、全国の要介護者数は400万人を越えています。

女性の寝たきり要介護の原因の第二位は骨折(骨粗しょう症)です。
ちなみに、第一位は「脳血管疾患(脳梗塞)」です。

とくに女性のカルシウム不足は注意しなければなりません。
理想的な1日のカルシウム摂取量は1日1000mg〜1500mgです。
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カルシウム・パラドックスを知らないお医者さんも

2013年03月04日

パラドックスとは、ギリシャ語で「逆説」を意味する

口から摂るカルシウムが足りないと副甲状腺からホルモンがでて、骨からカルシウムを溶かし出せという指令が発せられる。そのときに、必要以上の多量のカルシウムが血液中に溶かしだされることにより、そのカルシウムが血管壁に沈着し、血管を硬くし動脈硬化を起こすリスクがおきる。このことを「カルシウム・パラドックス」とよぶ。
いまだに、血液中のカルシウム量が多い患者にたいして「カルシウムの摂りすぎだから摂取を控えた方がいい」と指導する医師が存在するよう。これでは、まったく反対の指導になってしまう。

高齢者医療の第一人者であり、数々の現場経験からカルシウム摂取の重要性を提唱する林泰史氏の著書「骨の健康学」より引用し、カルシウム・パラドックスについて説明します。

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『骨の健康学』より抜粋 林 康史著(東京都リハビリテーション病院長)

*カルシウムパラドックス

カルシウム・パラドックスという言葉を聞いたことのない人も多いと思うが、パラドックスとは、「奇異なこと」や「逆説的なこと」をいう。カルシウムについて、何があたりまえでないのかというと、骨にカルシウム量が少ない人ほど、動脈などにカルシウムがたくさんたまっていることである。
 
カルシウムを食べ物でたくさん摂らなければ、血液中のカルシウムは不足するが、それを補うために骨が溶かされるという仕組みが体にはある。骨のカルシウム含有量が減る状態になれば、血管など体内のさまざまな組織のカルシウム量も減少し、間違っても増えることはないはずである。しかし実際は、骨が弱くなっている人ほど動脈などにカルシウムがたまる、といった奇異な現象がみられるのである。これをカルシウム・パラドックスという。
 
この現象をみつけだしたのは放射線科医師エルケレスで、今から50年前頃に50歳以上の人達の腹部レントゲン像を観察しているうちに、腹部大動脈の石灰化は骨粗鬆症の進行に比例することを見いだした。腰の骨のカルシウム量が少ない人ほど、腰の骨のすぐ前を走っている腹部大動脈の石灰化がいちじるしかった。
 

カルシウム不足は動脈硬化をまねく

血液中には一定量のカルシウムがなくてはならないが、カルシウム摂取量が減り、血液中のカルシウム濃度が低くなると、喉仏の近くにある豆粒ほどの副甲状腺からホルモンが分泌される。この副甲状腺ホルモンの命令を骨芽細胞が受け取り、破骨細胞にはたらくように指令を出すと、破骨細胞は骨をどんどん削りその結果、周辺の血管はカルシウム沈着に見舞われるのである。

動脈は弾力性があるので、軟らかいゴムホースのようにふくらんだり元に戻ったりするが、これができるのは動脈壁内のゴムのようなタンパク質、エラスチンによる。このエラスチンは血液中のカルシウムと結合しやすく、結合した場合少し構造を変化させて、古くなったゴムのように弾力性を失ったタンパク質となる。
 
その結果、心臓から送り出された血液は、弾力性の低い大動脈をふくらませることができなくなり、心臓の圧迫力がそのまま手足や頭に伝わって高血圧になってしまうのである。また、血管壁のなかには、血液中のコレステロールは容易に侵入することができないが、カルシウムと結合したエラスチンは動脈壁に疲労性のヒビをつくりやすいので、ヒビを通って血管壁の中にコレステロールが入り込む。このようにして、動脈にカルシウムとコレステロールがたまり、血圧が高くなるうえ、血液が通りにくくなるといった、高血圧動脈硬化が生じる。

カルシウム摂取不足が骨を弱くするだけでなく、高血圧や動脈硬化を招くといった「カルシウム・パラドックス」は腎臓や脳にいく血液の流れを少なくしたり、止めたりもする。その結果、腎臓機能の低下や腎性高血圧がみられたり、脳血管障害が生じたりする。
 

細胞の表面にはカルシウムを取り込む小さい孔があいていて、その孔が細胞内に入るカルシウム量を調節しているが、あまりにも大量のカルシウムが、血管壁の弾力性をコントロールしている平滑筋細胞内に取り込まれると、細胞が硬くなって死んでしまう現象が知られている。
 
この平滑筋細胞にたいして骨から溶け出したカルシウムが悪い影響をおよぼしているとの考えがある。動脈硬化はコレステロールの摂りすぎによると考えられている一方で、骨からでてきたカルシウムが血管を硬くし、コレステロールの沈着をも招くことを考えると、カルシウム・パラドックスはもっと知ってもらいたい言葉である。                                     

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東京都リハビリテーション病院長
林 泰史(はやし・やすふみ)

高齢者医療の第一人者であり骨の専門家として知られる。老化は必ず進むが、老化を遅らせて「年老いても健常老化であること」の大切さを説く。
基本的には食事の栄養分を控え、過食せず、運動をし、
老いても社会に参加する、など10か条を挙げている。
血清アルブミンを高く維持することが若々しい身体と頭を保つとも説いている。






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糖尿病や動脈硬化にもカルシウム不足が影響

カルシウム不足で恐いのは骨粗しょう症くらいと思っていませんか?

実は、最近ますます増えている「糖尿病」「動脈硬化」などもカルシウム不足が関係しています。

「カルシウム不足=骨粗しょう症」のイメージが強いので、日本人の死因の上位を占める糖尿病や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病にカルシウムが強く関係していることに、驚かれる方は多いと思います。

糖尿病とカルシウム不足の関係

膵臓内に島状に散在する内分泌細胞群で、ランゲルハンス島と呼ばれる組織があります。さらに、この中のベータ細胞は、食事などで血糖値が高くなると、これを感知してインスリンを分泌するという働きをもっています。
このベータ細胞に、インスリンが必要な状態となっていることを伝える(メッセンジャー)の役割がカルシウム。

糖尿病の原因はインスリン不足ですが、その原因はさまざま。中でも、カルシウムの伝達機能が低下することで起こる糖尿病をインスリン非依存型糖尿病といい、生活習慣病と呼ばれる糖尿病はこれにあたります。

カルシウム不足などで、血中カルシウム量が低下すると、「骨のカルシウム」を血液中に溶かし出すようになります。この状態が続くと、血液中のカルシウム量が過剰となって、膵臓の細胞内に余分なカルシウムが入り込むようになり、カルシウムはメッセンジャーとしての機能が果たせなくなってしまうのです。


動脈硬化のカルシウム不足の関係

一般的にコレステロールは動脈硬化の原因。ところが、その引き金となるのは実はカルシウムなのです。血液中のカルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンが分泌されて骨から大量のカルシウムが溶け出し、それが血管壁にたまって動脈硬化を引き起こします。

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血管内膜の下に脂質が蓄積し、プラークを形成しやがて狭窄を作ります。プラークにカルシウムが沈着してくると血管が硬くなり動脈硬化となります。


脳の老化とカルシウム不足の関係

認知症は、脳の血管に起きた障害(動脈硬化や血栓による脳梗塞、外傷による脳出血など)が原因で脳細胞が壊死する脳血管性痴呆と、血管に異常がないのに痴呆が進行するアルツハイマー型痴呆に大別されます。アルツハイマー型で脳細胞が壊死する原因については、近年、カルシウム不足が関係していることがわかってきました。

カルシウム不足によって、カルシウムは脳細胞に入り込み、脳の伝達経路を壊し、最終的には脳細胞を壊死させてしまうのです。脳細胞は他の細胞のように分裂、再生をしないため、一旦死んでしまった脳細胞は元に戻りません。このため、脳組織が減少、萎縮し痴呆が進行することになるのです。


高血圧症とカルシウム不足の関係

カルシウム不足は副甲状腺ホルモンの分泌を促しますが、こうなると「金庫のカギ」が開いたままの状態と同じで、骨からカルシウムがどんどん取り出されてしまい、体の中はカルシウムで溢れることになります。こうしたカルシウムが、血管の壁を作っている細胞の中に入ると、血管が縮み高血圧の原因になります。

カルシウム不足を起こさないためには、サプリメントを利用して、毎日確実にカルシウムを摂取することが大事です。
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カルシウムのとりすぎで結石になるのか?

2013年02月27日

結石の原因はカルシウムとりすぎなのか?!

「カルシウムを摂りすぎると、結石ができるのでは?」という質問がときどきあります。

結石は、その成分によっていくつかのタイプに分かれますが、その中でも「カルシウム結石」が9割以上を占めています。これも食生活が引き金となって発症する生活習慣病で、結石になる人の多くが糖尿病、高血圧、高脂血症などの予備軍になっているといわれています。

結石というと「尿路結石」のことがよく取り沙汰されますが、カルシウム結石が尿管・膀胱(ぼうこう)・尿道などに生じた場合を尿路結石といいます。結石が尿管に下降して、尿の通過障害をきたすため七転八倒の激しい痛みや血尿が起こります。

いまや10人に1人が尿路結石にかかるといわれ、30〜60代の男性に最も多く、現在も増加中です。
でも最近は、とくに20〜40代の多忙な男性にも多くなっているようです。また、これまでは男性の病気と考えられていたのが、さらに更年期をすぎた女性や若い女性にも増加しているとのこと。

そもそもカルシウム結石といわれるぐらいだから、カルシウムの摂り過ぎが原因だろうと思われるのもしかたないことですね。

ところが実際は、「食べ物から摂取するカルシウムが不足していると結石ができる」という、わたしたちが思っていることとは、まったく逆のことが体の中では起こっているのです。

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カルシウムはシュウ酸と結合しやすい性質があります。シュウ酸は、コーヒー、紅茶や緑茶、チョコレート、ナッツ類、ほうれん草などに多く含まれています。
だから、こうしたシュウ酸の多い食品を沢山摂っていると、腸内ではカルシウムと結合して、カルシウムの多くが便として排泄されてしまうのです。

また肉食中心のような食事をしていると、肉類に多く含まれる脂肪酸がカルシウムと結合して、同様のことが起こります。

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でもおかしい?? 結石ができるほど豊富にカルシウムがとれているとは思えないのだが…。
じつは、カルシウムには、他の栄養素とはまったく違う仕組みがあるのです。

カルシウム以外のミネラルやビタミンなどは、不足すれば欠乏症として健康を害したり、病気になったりします。でも、カルシウムは心臓の筋肉を動かしたり、脳神経を働かせたりするのに使われる栄養素です。
たとえば、目でモノが見えるのもカルシウムのお陰。目に光が飛び込んでくると、網膜の細胞にカルシウムが入り、電気信号として脳に伝達します。だから、カルシウムが不足すると視力や神経、脳の働きにも影響が出てきます。

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つまり、カルシウムは“生命の維持”に直結する物質なのです。かりに体内からカルシウムがなくなれば、即座に死んでしまうことになるでしょう。
そうならないために体の仕組みとして、カルシウムが不足しても、骨の中のカルシウムを血液中に溶かし出して補充するようになっているのです。


では、カルシウム不足によって結石ができるプロセスを順を追って説明しましょう。

カルシウムを十分に摂らないとカルシウム不足が起こる。

血液中のカルシウム濃度を保つために、骨からカルシウムが溶け出す。

血液中のカルシウム濃度が高くなる。
(カルシウム不足で血液中にカルシウムが増えるので、このことを「カルシウム・パラドックス」と呼んでいる)。

カルシウム濃度が高くなりすぎて尿中のシュウ酸と結合してカルシウム結石(尿路結石)ができる。


「結石になったのはカルシウムの摂り過ぎ」ではありません。まったく逆のカルシウム不足だったのです。

たとえば、尿路結石を引き起こし、過去の食生活をふりかえって、ご自分は肉が好きでよく食べていたなあと思うようでしたら、カルシウム不足を疑ってみてください。きっと、十分なカルシウムがとれていなかったことと思います。

カルシウムは、体のさまざまな働きを担っています。でも、それほどまでに大事な栄養素であっても食事だけでとるのは大変難しいです。食物にも含有量が少ないので。ですから、サプリメントでもっともとりたい栄養素のひとつになっています。

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