高齢者の肥満、メタボが30%!血清アルブミン値でわかる低栄養状態

2013年03月18日

老年期(65歳以上)の栄養・お年寄りの病気

基礎代謝量とは、「心臓を動かすなど、生命維持のために自動的に行われている活動に必要なカロリー」のことです。
老年期(前期高齢者・後期高齢者)になると、この基礎代謝量が1日に消費するエネルギーの60〜70%を占める。基礎代謝量基準値は50〜69歳の男性で1400kcal、女性で1110kcal、70歳以上の男性では1280kcal、女性で1010kcal。基礎代謝量に身体活動による消費カロリーをプラスしたものが、1日に必要なカロリーですが身体活動度は年齢とともに減り、個人差も大きくなります。そのため1日に必要なカロリーの個人差も年齢に伴い大きくなります。

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男性は20年前と比べて、どの年代でも肥満者が増えています。

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BMI25以上の肥満者の割合は、70歳以上の高齢者でも25%以上と高い率です(図1)。このため高齢者でも肥満に伴う生活習慣病が大きな問題となっています。一方、寝たきりや要介護高齢者では低栄養が深刻な問題になっています。

自立高齢者の栄養や運動について

国民栄養調査の結果をみると、70歳以上の高齢者でも肥満やメタボリックシンドロームに当てはまる人の割合が高くなっており問題となっていることがわかります(図2)。体重やBMIが変わらなくても、年齢に伴い筋肉や骨などの量が減り、体脂肪の割合が増えるため、「かくれ肥満」と呼ばれるような肥満状態になりやすくなります。
 

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「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると70歳以上の高齢者における推定エネルギー必要量は平均的生活活動度の男性で2200kcal、女性で1700kcalとなっており、50〜69歳の値(男性2450kcal、女性1950kcal)に比べ、男女ともに250kcal低めとなっています。一方、実際には75歳以上の男性で平均1982kcal、女性で1613kcalをとっており、推定エネルギー必要量よりも少なくなっています。

けれどもその中味を栄養素別にみてみると、1日の総カロリーにうち脂肪の占める比率が30%以上の人が男女ともに増加しており、男性で約2割、女性で約3割となっています。エネルギー換算で脂肪の比率が高くなると、肥満、メタボリックシンドローム、さらに冠動脈疾患のリスクを増加させます。このため、生活習慣病の予防目的で目標量が示されており、男女とも70歳以上の高齢者では、1日の摂取エネルギーのうち、脂質の占める割合は20%以上25%未満が目標となっています。

タンパク質は、高齢者であっても若い年代と同じ摂取量が目標とされており、推奨量で男性60g/日、女性50g/日です。

要介護高齢者の栄養状態と対策

要介護高齢者で今大きな問題は「低栄養」です。物を食べる能力が落ちてくると低栄養になり、免疫能の低下から肺炎などの感染症や褥瘡(床ずれ)を起こし、さらに低栄養が進むという悪循環に陥ります。また、嚥下障害は不顕性誤嚥(むせることなしに気道に物が入る)により、嚥下性肺炎の原因ともなります。
老人性肺炎は治りにくいものが多く、高齢者の死因で最も重要な部分を占めるので、低栄養対策は重要です。低栄養かどうかを判断する指標として、血液検査の中の「血清アルブミン値」があります。血清アルブミン値が3.5g/dl 以下は低タンパク質状態(低栄養状態)の可能性が高いといえます。

低栄養は、ロコモティブシンドロームやサルコペニアにもつながる危険性が有り、将来要介護になるリスクが高まります。

プロテイン(ドリンクタイプのタンパク質補給食品をさす)の活用はまだまだ知られていませんが、もっと一般的に利用されれば、さまざまな効果が期待できます。普通に生活していたら、筋肉は減る一方ですから、十分なタンパク質の摂取が不可欠です。食事だけではとうてい足りていません。
中高年の方は、1日1食をプロテインにし、日常的に階段をなるべく使う、スクワットを毎日やる、などの心がけで筋肉減少を阻止することが可能です。


一日の食事に加えると(朝か昼がおすすめ)栄養状態がとても改善され、高齢者の栄養補給には最適です。
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