コレステロールはどの程度にコントロールすべきか

2013年03月08日

三田国際ビルクリニック 院長blogより引用

コレステロールもホルモンを作ったり、細胞膜を作ったりするのに必要な物質です。しかし、動脈硬化ということを考えると、その必要最低限を摂取しておく方がよろしい。それでは、どのくらい摂取がベストかといいますと、現在の考え方は次の通り。

     一日当たりのコレステロール摂取許容量    300mg

日本人は弥生時代から鶏を飼っていました。それも鶏を一番(つがい)で飼うという習慣で、現在のように多数の鶏を飼うというのではありませんでした。日本人は江戸時代になるまで鶏を食べるという習慣はありません。天部天皇が牛や馬、鶏その他の動物の殺傷禁止例を出してから、特に貴族階級での鶏を食べるという習慣がなくなりました。鶏を食べるようになったのは江戸時代に入ってからです。

卵料理というとオムレツが代表でしょう。フランスの五つ星のホテルのディナーでオムレツをオーダーすると、シェフの方で、このゲストは一流のお客だ…と思ってくれます。昔、巡礼をしていた人たちが突然、ある教会に一晩の宿を求めて立ち寄りました。食べる物がなく困った教会の修道女は、卵を使って野菜やそのその他の物と一緒に料理してだしました。これがオムレツの始まりです。簡単で美味しく食べられるというので、その後この料理がもっともポピュラーなものとなりました。

オムレツ.jpg

困ったことにオムレツを作るにはどうしても、卵を2個は使ってしまいます。コレステロール量としては約600mgにもなり、摂取過多になります。
そこで白身だけで作るオムレツが登場したのです。

アメリカ人はコレステロールに敏感です。ですから一流ホテルではコレステロールフリーオムレツとかホワイトエッグオムレツとしてメニューに出てくるようになったのです。


ちょっとした食習慣を変えてみるだけでもコレステロールは非常に改善されます。
コレステロールはどのくらいに維持したらよいか。

特に、病気のない場合は、一般的に

         総コレステロール          220mg以下
         悪玉のLDLコレステロール    139mg以下
         善玉のHDLコレステロール     40mg以上


というのが、日本でのコントロール基準値です。
但し、アメリカコレステロール教育プログラムでは、LDLを、早い時期から治療開始し、LDL70mg以下にするよう提言しています(アメリカ人には異常な肥満が多いという問題を考慮しなければいけません)。

コレステロール値があまりに低いとか高い人の中には、甲状腺機能に異常のある人がいますので、コレステロールが異常のある人は、念のため甲状腺機能を検査しておきましょう。
もし心筋梗塞や狭心症のある人はもっとコレステロールを低くしなければいけません。あるいは肥満、喫煙者、高血圧症、糖尿病のある人、心電図異常のある人は、コレステロールをもっと低くコントロールする。こういう人は

        総コレステロール      200mg以下
        LDLコレステロール     100mg以下

にしておかなければいけません。
従ってコレステロールだけを見るのでなく、その外の動脈硬化の危険因子も取り除かなければなりません。

posted by shinto at 13:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防
日本の若者がアメリカの若者よりコレステロ.. | ホーム | SPAM缶は米軍の戦闘食がもとになってい..
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/63476003

この記事へのトラックバック