平均寿命と健康寿命は違う!

2013年02月25日


誰でも病気で死にたくはないと思います。
ではどうしたらいいでしょうか?

寿命をまっとうするしかありません。そのためには長寿を目指す必要があります(その結果が長寿になれたかどうかは別として)。

そこで、60歳頃に10歳ぐらい若くないと長寿にはならないと思います。つまり平均寿命は80歳なので、百歳長寿の場合では20歳くらい若く「普通の80歳と同等」でなければならないという計算になります。

普通の寿命と百歳長寿の寿命グラフ.jpg

ところで、なぜ百歳長寿にこだわるのかというと、PPK(ピン・ピン・コロリ)で人生を終わりたいからです。もちろん百歳まで生きられる確約はできませんが、それを目標にする生き方をしていかないと、とてもPPKは覚束無いことになってしまいます。

「そんなに長生きはしたくないけど、コロッといきたいね」というのも、そうは問屋は卸してくれません。現在の平均寿命80歳(男性79.6歳 女性86.4歳 平成21年)における死亡原因をみてみると、がん、心疾患、脳卒中で6割を占めています。その他の病気も加えると、ピン・ピン・コロリはひじょうに厳しいというのが現実です。

つまり、「平均寿命まで生きられればいい」というような誰でもが考えそうなことでは、がんや心臓病などの生活習慣病に罹って死ぬか、死なないまでも、寝たきり要介護になる確率のほうが圧倒的に高いのです。

平均寿命に対して、「健康寿命」という言葉があります。日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことで、WHO世界保健機関が2000年に公表しました。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた年数が「健康寿命」になります。

2004年のWHO保健レポートでは、日本人の健康寿命は男性で72.3歳、女性で77.7歳のようです。これを平均寿命と比較すると、終末の平均的な姿は、男性で7年間、女性で9年間ぐらい介護を必要とされることになってしまいます。

それこそ「コロッと」いくためには、生活習慣病は起こさずに、最後まで健康でなければならなのです。アンチエイジングにも真剣に取り組みたいものです。
posted by shinto at 17:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング
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