運動する高齢者が若いのはなぜ!?
2013年02月22日
運動する高齢者はミトコンドリアも若い

カナダのマクマスター大学の研究者らが、運動と加齢とミトコンドリアについて、興味深い研究を発表しました。
研究の対象になったのは、「健康な若者(平均年齢22歳)」、「体をよく動かす活発な高齢者(平均年齢70歳)」、「関節症等のため体をあまり動かさない静的な高齢者(平均年齢63歳)」でした。
筋力を測定し、運動能力(早く歩く、早く階段を登る)を検査し、太ももの筋肉から細胞を採取して、その細胞の機能を詳しく調べました。
すると筋力も運動能力も、若者が一番良く、活発な高齢者がその次で、静的な高齢者はどれも最も劣っていました。
次に筋肉細胞のミトコンドリア機能(エネルギーを生み出す機能)を比較しました。すると、若者と活発な高齢者のミトコンドリアの機能には、有意な差はありませんでした。
しかし、静的な高齢者のミトコンドリア機能は、両群よりも著しく劣っていました。このミトコンドリア機能は筋力とあきらかな相関がありました。
体を動かす高齢者は長生き

体を動かす高齢者は長生きする、とイスラエルからの報告がありました。
ただし、きつめの運動をしても上乗せ効果はなく、散歩や体操のような軽いものでいいようです。70歳を過ぎてから始めても効果があるとのこと。

筋力のある高齢者は認知症になりにくい

米国イリノイ州の研究者らが、900人の認知症の無い高齢者について、体の各部位の筋力を調べました。約4年間観察するうちに、138人が認知症を発症しました。
年齢、性別、教育レベルなどのデータを公平に調整した上での結果は、筋力が高いほど認知症のリスクは低いことがわかりました。
さらに体格指数(BMI)、身体活動度、肺機能、循環器のリスク要因、循環器疾患などのデータを調整した上でも、筋力が高いほど認知症になりにくいという結果でした。
また、筋力が高いほど総合的認知機能の衰えが緩やかであることがわかりました。筋力が高い人では、軽度認知障害になるリスクが33%も低くなっていました。
抗酸化ビタミンは高齢者の筋肉を守ってくれる

アトランタのアメリカ老年病学会で、ピッツバーグ大の研究者らが、抗酸化ビタミンが高齢者に大切だという報告をしました。
研究者らは、2000人の70代の高齢者に食習慣について尋ねた上で握力を測りました。さらに2年後にも握力を測り、食生活と筋力の変化について調べました。
すると、抗酸化ビタミン(ビタミンCやE)の摂取が多いほど、筋力がよく保たれていることがわかりました。
筋力は年とともに衰えてゆき、とくに60代以後になると衰えが加速します。この防止には、ビタミンCやEの多く含まれる野菜や果物、ナッツなどをたくさん摂ることが有効であるということになります。
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早く歩ける高齢者は長生きする

フランスの研究者らが3208人の男女65〜85歳について、歩行速度と医学情報を調べ、51年間観察しました。
するとその間に、99人ががんで亡くなり、59人が冠動脈疾患で、51人が他の疾患で亡くなりました。
最初に調べた歩行速度によって3のグループに分けると、歩行速度が一番遅いグループの人たちは、一番早いグループの人たちに比べ、死亡率が44%も高いことがわかりました。
また、冠動脈疾患による死亡率は3倍高くなっていました。歩行速度とがん死との間には関係が認められませんでした。
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