コレステロールの常識は疑ったほうがよい

2012年01月24日

コレステロール値に関する相談(ほとんどが、高コレステロール)は、非常に多いです。食事内容、運動習慣などによって、コレステロールはすぐに左右されるというのを、カウンセリングをしていると感じます。

ところが、このコレステロール値、実際はとても曖昧。過去、なんども基準値が改訂されている上限値がころころ変わるものだから、投薬の基準になる値が変わってくる。以前は、総コレステロールの上限値は220mg/dlだった。それが、一時250mg/dlに引き上げられ、投薬される患者がガクンと減った。その後、また220mg/dlに戻され、現在に至っているという経緯が。薬をだされる、だされない、がこんなに曖昧なことでいいのだろうか?

現在のコレステロール診断基準が本当に妥当なのか? あるいは、このことに対して、わたしたちは具体的にどう対処したらいいのか?

総コレステロール値が220mg/dl、HDLコレステロール値が140mg/dlを超すと、脂質異常症(以前は「高脂血症」)と診断されて、“治療”が必要になってしまいます。

しかし、この数値程度(総コレステロール220mg/dl)なら、がんで死亡する割合も少なく、かえって長生きだという研究結果もあります。また、基準が厳しすぎるという専門家の批判も多くあります。コレステロール低下薬の副作用も問題です。

日本人の死亡状況.jpg
高コレステロールが恐いのは、動脈硬化につながる危険性が高いからです。心疾患、脳血管疾患は「動脈硬化」が主な原因。動脈硬化は、過剰なコレステロールが原因なのです。
上の円グラフが示すように、日本人の死因の約30%は、動脈硬化関連です。

現在のコレステロール診断基準はかなり疑問!?

2007年に『高コレステロール』の診断基準から「総コレステロール220mg/dl」がはずされて、現在はHDLコレステロール等で診断されるようになりました。
それ以前は、総コレステロールの基準値を少しでも超えていれば、医師がコレステロール低下薬を処方できるようになっていたのです。

この診断基準に該当したからといって、ただちにコレステロール低下薬などの薬物療法が開始されるわけではありません。けれども医師が生活改善の状況をみながら薬物療法を開始できるガイドラインなのです。

この基準は「日本動脈硬化学会」によって策定されました。ところが、他の学会や専門家からは基準が厳しすぎるという批判が少なくありません。

コレステロール基準値.jpg
@東海大学が6年間、60歳代を中心とした約3万人を対象に、総コレステロール値と死亡率の関係を調べた。その結果、最も死亡率が低かったのは総コレステロール値が220〜239だった。

ALDLコレステロール100mg/dl未満の集団では肺炎や悪性新生物(がん)などによる死亡が増え、総死亡率が悪化した。(脂質栄養学. 2009;18:21-32)

BLDLコレステロール160mg/dl以上で、総死亡率の上昇が認められたが、その上昇率は100mg/dl未満に比べるとわずかだった。



では、現在のコレステロール診断基準で本当によいのでしょうか?

なんと、多くの高齢者を診てきた経験豊かな医師達からすれば、「高齢者の場合、基準値を少し上回るぐらいのほうが、かえって元気な人が多い」といいます。
しかも、高コレステロール血症(脂質異常症)と診断される数値(220〜240)で「最も長生きが期待できる」という研究結果さえあります。

さらに、茨城県がコレステロールとがんの因果関係を調査した結果があります。
住民健診をやった約9万6000人(40歳〜79歳)を5年間追跡調査したところ、

がんによる死亡は、「総コレステロール160mg/dl未満で最も多く、ぎゃくに240mg/dl以上で最も少ない」という驚くべきデータとなったのです。

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posted by shinto at 12:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防
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