がんを防ぐ生活

2011年09月12日

元国立がんセンター研究所疫学部長、医学博士 渡邊昌氏は、がんについて次のように述べています。

日本のがん研究は欧米に比べひけをとってはいません。治療面も進歩しています。にもかかわらず、がんにかかる人は、減るどころか逆に増えている。ここ数年のがんによる死者数も約35万人を超え、一向に減ってません。がんの増加に歯止めをかけるには、自分でがんにならないようにすることが大事。

渡邊昌.jpg


がん予防には3つの段階があります。
・一次予防・・・食生活や禁煙など、日常の生活習慣に注意し、がんにならないようにする。
・二次予防・・・健康診断などでがんを早期発見し、早期治療に努める。
・三次予防・・・(がんにかかったあと)再発や転移を防ぐための治療を行う。

なんといっても、がんにならないための一次予防が重要です。

まずたばこをやめること!

がんは、日頃のライフスタイルしだいで予防できる代表的な“生活習慣病のひとつ”。食生活や禁煙、運動、肥満、ストレスなどの生活習慣に気をつければ、約8割ぐらいのがんは防げると考えています。

喫煙者のがん.jpg

がんになりたくなければ、なんと言っても、タバコを吸わないことです。がんの原因の約3割が喫煙。肺がんだけではありません。タバコに含まれる発がん物質が通過するすべての臓器、口腔、咽頭、胃、すい臓、肝臓、膀胱、子宮などがんになりうる危険性があります。

タバコの発がん物質は

タバコには、タールやニコチン、一酸化炭素をはじめ4000種類以上の有害物質が含まれています。タールに含まれるベンツピレンなど発がん物質も200種類以上
タバコを吸う人は、吸わない人に比べて肺がんリスクは10倍一日40本以上のヘビースモーカーは20倍以上。しかも、喫煙者の肺がんは、悪性度の高いがんとなりやすい。

これほど怖いタバコなのに依然として多くの人が吸っている。男性はピーク時(1960年代)の80%とくらべ半減したとはいえ、まだ3人に1人以上吸っていることになります。
最近気になるのが、女性の喫煙です。タバコを吸う20代、30代の女性が多いことです。このまま吸い続けると、将来健康を害し、女性のがんを増やすことになります。しかも、赤ちゃんへの悪影響も考えられます。

不妊の原因になったり、早産や流産などの原因になることもあります。また、美容にも非常に悪い。タバコは皮膚の弾力性を失わせて、しわを増やす元凶となるのです。

他人のタバコを吸わされる「受動喫煙」の被害

受動喫煙が原因で、肺がんや心臓病で亡くなる人が、年間6800人に上るとの推計を厚労省研究班が発表しました。交通事故による死者数よりも多い。しかも、その被害者は、職場や家庭の中で“男性の吸うタバコの煙”にさらされることの多い女性が4600人と圧倒的に多くなっている。

強力な発がん物質であるニトロサミンなどは、本人がフィルターを通して吸う「主流煙」よりも、タバコの先端から立ち上る「副流煙」のほうに何十倍も多く含まれています。

かりに、日本で今タバコを吸っているひとが全員禁煙したとしたら、がんが2割くらい減るのではないか。年間がんにかかる人は約70万人ですから、その2割の14万人が減るわけですから大きいですよ。

肥満もがんを促進する

肥満もがんリスクを高めることが知られていますが、関連がはっきりしているのは、乳がん、大腸がんです。カロリーの摂りすぎによる肥満は、がんの成長を促します。肉類など動物性脂肪をよくとるようになった欧米食が肥満を増加させ、欧米に多い大腸がん、乳がん、子宮体がん、前立腺がんなどにかかりやすくなったことは、疑いの余地がありません。







posted by shinto at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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