避難生活をおそう“生活不活発病”とは

2011年04月07日

長引く避難生活において懸念されている健康への影響。まだ水道も復旧していないところが数多くあり、トイレなどの衛生状態も悪いようです。人々がぎっしりと寝泊まりする狭い避難所で、歩行の困難なお年寄りは、おトイレに行きたがらないというのもわかるような気がします。

しかし、「動かないのは大変危険なこと」だとして、東北大学大学院医工学研究科健康維持増進医工学研究分野の永富良一教授は懸念しています。

19日東北大学のサイトに掲載された永富教授の見解によると、「一日中動かずに布団にくるまっている方は体を動かさないと新聞やテレビでも報道されているエコノミー症候群、廃用症候群、生活不活発病、筋肉減少症に陥る可能性がある」と警告しています。

廃用症候群というのは、「使っていない筋肉が徐々に萎縮すること」。これは、筋肉減少症(サルコペニア)といわれるもので、宇宙飛行士が無重力のために筋肉が衰えてしまうのと同じ現象だと教授は説明しています。その結果、ますます動けなくなったり、さらに動くのが億劫になったりして悪循環になります。

特に一日中ふとんから出なかったり、一日中座って足を腰より下げた状態で動かさないでいると、血液の循環が滞って血液が一部で固まり血液の詰まりをもたらすエコノミークラス症候群になりかねません。

そうならないためにどうすればよいのかというと、 教授が記す防止方法によると、「立ったり座ったりするだけでも違います。もし避難所であれば、食料の配給後や並んでいる間にでも皆さんでラジオ体操や簡単なストレッチングなど一日一回以上行うとよいでしょう」とのこと。

また、「脱水にならないように水分補給を忘れずに。トイレにいくのが面倒で水を飲まないのも危険です。トイレに行くのもよい運動になります」として、十分な水分補給をするように注意を促しています。

どうしても体操ができない方は、ふとんから出て立ち上がり、少し歩くだけでもずいぶん違う。少しでも体を動かすことにより、低体温対策にもなりうる。

参照元:東北大学大学院医工学研究科・医学部

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サルコペニアについて「そら通信112号」で詳しく書いたことがあります。加齢による筋肉減少症のことで、驚く無かれ40代から始まっている!

サルコペニアについて【PDF16ページ】
加齢による筋肉の減少は、ももの前面が一番顕著! ウォーキングなどでは、ここはなかなか鍛えられないところです。スクワットが効果的。
加齢に伴う下肢筋肉量の変化.jpg

だから、高齢者は前屈みになって、姿勢が悪くなるんですね。下肢の筋肉量減少が大きく影響している。大腿部前面の筋肉は、40歳を越すと急激に萎縮し、80歳になれば30代の6割程度にまで萎縮するといわれています。筋肉の断面積も、3分の1に減少します。
サルコペニアの二人の写真.jpg


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posted by shinto at 11:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放射能
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