サラダ油(リノール酸)摂りすぎに警鐘!

2018年10月05日

家庭で最も使用されている油はサラダ油ではないでしょうか。大手メーカーが開発し、その後一気に普及し、他の油と比較して安価なこともあって、瞬く間に日本の家庭の主役となりました。
そんなサラダ油ですが、安価である要因のひとつに、リノール酸の配合量が多いことがあげられます。原料の多くは大豆油か綿実油です。

本来、必須脂肪酸であるn-6系とn-3系(オメガ3)の摂取量は1:1〜4:1というようにバランスが重要です。ところが、n-6系のリノール酸は体に良いという宣伝もきいて、あまりにも過剰に摂取されるようになってしまいました。

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日本人のリノール酸摂取量は、この40年間で2.5倍になり、摂取した脂肪酸中のリノール酸割合が25%にもなっているのです。これは世界一高いパーセントです。
サラダ油のみならずマーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、スナック菓子などを食べるようになり、その摂取量は1日13〜15gにもなっています。

日本脂質栄養学会が「リノール酸の摂りすぎが健康に悪影響を与えている」と警鐘!

日本脂質栄養学会は、こうしたリノール酸の過剰摂取が健康を害していると指摘しています。
喘息やアトピー性皮膚炎を含むアレルギー性疾患の原因にもなっているようです。
 
リノール酸は体内に吸収されると、
リノール酸→γ‐リノレン酸→アラキドン酸
というように変化します。

このアラキドン酸は、ロイコトリエン、トロンボキサン、プロスタグランディンなどの炎症やアレルギー反応を起こす物質が作られる元になります。このため、アレルギー性疾患以外にも、動脈硬化による心筋梗塞や脳卒中を増やしてしまうことが考えられるのです。

リノール酸(サラダ油)を使い過ぎない方策としては、調理にサラダ油の代わりに「ごま油」「オリーブオイル」を使うようにするのも良い方法です。
また、炒め物にも使用量を控えめにする。お肉を炒めるときはお肉が元々もっている脂肪をうまく活かして調理するなどするとよいでしょう(油をひかずにお肉の脂肪で調理できる便利な鍋もあります)。

食用の油には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、さらに不飽和脂肪酸の中には「一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸」がありますし、またさらに多価不飽和脂肪酸の中に、この「リノール酸」とEPA・DHAに代表されるオメガ3脂肪酸があります。

日常的に使う油は、つい安価な油、使い易い油ばかり使ってしまうものです。ところが、健康の為を考えると、もっと厳密に油を使い分けなければならないのです。
油は食品ではありますが、種類によって摂取バランスがあり、それが健康を守るうえでかなめとなります。

摂りすぎると高脂血症や動脈硬化のリスクを高める「飽和脂肪酸」もありますし、今回説明したように、摂りすぎるとアレルギー症状や炎症性の病気を引き起こすという「リノール酸」。また血液や血管によい影響を与えてくれるため積極的に摂取が薦められるオメガ3脂肪酸(代表的なものが魚のオイル、EPA・DHA)。

油の種類によって、健康に対して働きが大きく異なってくるのです。3大栄養素にも入っていて、毎日必要不可欠な油ですが、健康を左右するだけに、考えて摂らないといけないですね。

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posted by shinto at 15:31 | 動脈硬化にオメガ3(EPA・DHA)
サラサラにしてくれるのは「EPA」で、「.. | ホーム