50代から増加する「脳卒中」。恐いのは後遺症

2016年09月08日

豊田章宏氏(中国労災病院リハビリテーション科)講演会(2010/10/16)より、脳卒中実態についてまとめてみました。6年前の講演ですが、状況はあまり変わっていないか、もしくは現在のほうがさらに悪化している可能性もあるかと思います。


今から50年前は死因トップが「脳卒中」

1970年大阪万博くらいまでは、日本人の死因トップは脳卒中でした。その後、ガンによる死亡が増えはじめ、1980年に脳卒中と逆転してガンがトップとなり、現在も右肩上がりに増え続けているのが実状。


「脳卒中」には脳出血と脳梗塞がある

脳卒中が死因1位だった頃、ほとんどが脳出血だった。脳の細い血管が破れて血の塊をつくってしまうのが脳出血。昔は栄養状態が悪かったことも影響していたと考えられます。そのため血管がもろくなるのが早かった。それから、血圧の高い人も多かったためとも言える。

その後日本人の栄養状態も良くなったし、血圧の薬も利用されるようになったため脳出血は減っていった。けれどもそれと入れ替わりで、脳梗塞が増えてきました。欧米化した食生活で動脈硬化が増え、血管が詰まる脳梗塞が増加したのです。

脳卒中円グラフ.jpg

脳卒中の患者は減ったのか!?

2010年のデータですが、死亡数トップはガンで34万人。脳卒中は13万人。ところが患者数ではガン127万人、脳卒中は147万人。つまり、脳卒中の死亡数は下がったけれど、すぐに亡くなる方が減ったというだけで、命は助かっても治療を受けながら闘病生活や要支援要介護状態にある人は多いということに。


20代30代でも脳卒中はあるが、50代で急に増える。

脳出血、脳梗塞は若い人には起こらないか?というとそうでもない。数は少ないが、20代30代で脳卒中を起こす人もいます。それが、50代で急に増えるんです。働き盛りの50代での患者数は男女ともに多くなっています。
posted by shinto at 14:04 | 生活習慣病の予防
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