青魚のサラサラ成分とはEPA(エイコサペンタエン酸)をさす

2015年08月20日

安さがウリのサプリメントメーカーD社さんの宣伝コピーに?

今朝の新聞にでかでかと広告があり、これって言葉のひっかけじゃ??と思ってしまいました。
「健康値が気になる方におすすめ」これは多分コレステロール値が高い方への呼びかけですね。「青魚のサラサラ成分」これはEPA・DHAサプリを販売する会社がほとんど使っている言い方。ただし、サラサラ成分というのはおもにEPA(エイコタペンサエン酸)のほうで、DHAではありません。

ただ、魚には比率は違うがEPA・DHAが両方ふくまれているので、どのサプリもEPA・DHAが一緒に入っていることが多いです。EPAはイワシを原料にすることが多く、DHAはマグロを原料にすることが多い。

D社さんは、「他社と比べてだんとつの配合量」と宣伝コピーには書かれていますが、DHAの配合量が1日量あたり510mgはいっていて、確かにサントリーさんの製品(DHA300mg)より多く入っています。でもEPA量がダントツなわけではありません。

つまり、言葉のレトリックでうまく消費者にイメージをつくらせてしまっています。量を多くいれているのはDHAのほうで、肝心のEPAは110mgしかはいっていません。コレステロール値を下げることに有効なのも、血液の流れをよくする効果が注目されているのも、EPAのほうです。

ではDHAは?というとこちらは、脳に良い、認知症にも期待できるかも?という研究段階です。しかし、EPAとDHAでは、研究年数や研究症例数に大きな差があります。EPAの健康効果が注目されはじめたのは40年も前で、人を対象にした研究例も多数あり、膨大な医学的データがあります。サプリメント原料のランク付けでも効果が認められるとしてAランクに位置づけられています。さらに、医療分野では高脂血症、動脈硬化の治療薬にもなっているのです。医師の多くはEPAの有効性を認めており、糖尿病患者などにEPAの摂取をすすめるケースが多い。

対してDHAは、EPAに遅れること20年。一時「さかな、さかな、さかな〜魚を食べると♪♪」という歌が流行って話題になったが、これを裏付ける研究もそれほどはっきりしていない。脳神経、精神、認知症に与える影響などが現在研究されているという段階で、医学的なデータや医療分野での利用もいまのところ無い。

D社のこの製品、パッケージには大きくDHAと書いてあるが、EPAはよく見ないと見つからないくらいの小さな字でEPA110mgとあるだけ。確かに1ヶ月分1000円台と安い。「手軽に買える!」としている。

でもこうしたサプリを飲む目的は、いちばんには「効果、結果」。安く買えることではない。厚労省では、EPA・DHAの推奨量を1日1000mgとしている。コレステロール値を下げるにも、動脈硬化を予防するにも、この数字がひとつの目安になります。

このD社のDHAサプリを飲んでも、EPA・DHA合わせて620mg(しかも割合はEPA2割、DHA8割)です。1000mgには380mg足りません。安さに惹かれて購入するのは、どういった方々でしょうか。厚労省の調べでは、30代のEPA・DHA一日摂取量は平均200mgと発表されています。EPA・DHAは魚にのみ含まれているオイルです。最近は、魚か肉どちらか?といえば肉を選ぶことが多いかと思います。意識して魚を選ぶようにしないと、なかなか推奨量をとることは難しくなっています。魚も高価ですしね。1ヶ月1000円台というDHAサプリを選ぶ方が、一切れ200円300円の魚の切り身を買うか?というとどうでしょうか。それに、EPA・DHAは毎日必要な栄養素です。高コレステロールの改善や動脈硬化対策を考えるなら、なおさらですね!

安いように見えても、配合量が少なければ結果につながりません。数ヶ月飲んでも期待したように数値が下がらなければ、多分その方は飲むのを止めてしまって続かないでしょう。EPA・DHAはサプリメントといっても、効果効能や医療従事者の評価からしても、非常に薬寄りの扱いのものです。それでありながら、割合とリーズナブルなので飲みやすく続けやすいです。

そして、「動脈硬化予防に効果」といえば、年齢を重ねていくにつれてますます必要になってくるもの。おのずと、一生飲み続けなくては、となります。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の引き金となり、発作を起こせば命にかかわる重篤な病気になったり、後遺症が残ったりして要介護になるリスクが非常に高いものです。

サプリでありながら、そうしたリスクを下げることに有効なのですから、EPA・DHAは優先的に摂取しておいたほうが良いサプリのひとつです。効果効能に対する信頼性の高さからすれば、全般的にリーズナブルです。EPA、DHA、それに加えるとすれば酸化防止のビタミンEですから、ほぼ素材単体に近く、製造の手間も少なく、原価が安く作れるからです。

EPA+DHA粒.jpg

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魚のオイルボトルを手に.jpg


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posted by shinto at 13:11 | 動脈硬化にオメガ3(EPA・DHA)
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