所得と教育水準が、のちに高齢になってからの健康格差に結びついている

2013年03月15日

医療タイムズ 2010/8/9 より転載
 
いま、社会的、経済的格差による”健康の社会格差”への関心が高まっているという。
貧困や失業、非正規雇用者などが十分に医療にアクセスできていない問題や、
子どもや高齢者における健康の社会格差の広がりが懸念されているためだ。
日本学術会議が開催した「社会格差と健康に関する市民公開シンポジウム」内容より抜粋


3万人超の高齢者調査で判明 所得や教育水準による健康格差

「高齢者のwell-being(幸福・健康)における格差」
と題して講演した日本福祉大学教授の近藤克則氏は、
「日本の高齢者は世界一の長寿を達成している一方で、
well-being(幸福・健康)における格差も見られる」と述べ、
同氏が関与したAGES(Aichi Gerontological Evaluation Study=
愛知老年学的評価研究)プロジェクトから、実態やその原因などを報告した。

AGESプロジェクトでは3万2891人の高齢者(65歳以上)を調査。
それによると、不眠やうつ状態、閉じこもりなど多くの指標において、
高所得層に比べ低所得層で不健康者が多い社会格差が明らかになった。

例えば、65−69歳では、等価所得(世帯所得を世帯人数の平方根で除したもの)
が100万円未満と400万円以上の高齢者群を比較すると、
前者が後者よりもうつ状態の人が約7倍多かった。

また所得が低く、教育年数が短いほど不眠を訴える人が多いほか、閉じこもり
(家から外出しない状態のこと)の割合も、400万円以上は2.9%だが
200万円未満だと5.3%、教育年齢が13年以上だと2.8%である一方、
6年未満は11.6%と顕著な違いが出た。

もともと何らかの障害があり不健康だったために所得が低いという「逆の因果関係」
の影響を除くため、要介護認定を受けていない人だけを対象にした調査でも、
所得の高低により、新たに要介護認定を受ける率で2倍、また男性の死亡率では3倍に
上るという結果が明らかになった。

こうした健康格差の原因について、近藤氏は、低所得層ほど、費用がかかることを理由に受診を控えた高齢者が多く、教育年数が長く所得が高い人ほどストレス対処能力が高いことを示す調査結果を示した上で、「健康に望ましくない生活習慣や健診未受診、ストレスに満ちたライフイベントの多さ、受診抑制など多くの要因が絡み合っている」と指摘する。

-----------------------------------

健康を維持するうえで、経済を無視できないのは事実であると思う。
健康を考え、生活を整えようとすれば必然的にお金も必要となる。経済的な支えが無くては、サプリメントすら十分に使うことができない。
そらサプリメント 詳しくは→
posted by shinto at 16:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

病気でも医者にかかれないワーキングプア。健康格差の問題。

食事にお金をかけられないと…結果的に生活習慣病になっていくのではないか、と考えた。収入の格差が、健康にまで格差を広げているだろう。

食事が貧困だと、糖尿病にかかりやすいといわれるようになってきた。とすれば、低所得の若者、ワーキングプアにも糖尿病などが増えていることが想像できる。

調べてみると、すでに約3年前に収入の差による「健康格差」のことがとりあげられていた。3年たった今もっとこの傾向はひどくなっているであろう。

----------------------------------------------------------------------

DIAMOND online 2010年5月7日 転載

世界一の長寿命国といわれる日本。
だがひょっとすると近い将来、その地位から転落するかもしれない。
経済格差が拡大するにつれ、“健康格差”の影が広がりつつあるからだ。

「医療費が支払えず相談に来られる方で、
重度の糖尿病を患っているケースがけっこう多いんですよ」

と打ち明けるのは、石川県にある総合病院のソーシャルワーカー、Aさん。
糖尿病といえば、“金持ち病”というイメージがあるが、
Aさんは「むしろ、貧困を抱える人に多いのでは」と言う。

「独り暮らしのワーキングプアはお金がないと、
安いジャンクフードでおなかをふくらませるしかない。
そんな生活をずっと続け、体重が増えてしまった人は結構見受けられますよ。
その結果、糖尿病や心臓疾患を患う方が少なくないですね」

米国や英国ですでに健康格差が存在するのは周知の通り。
低所得者層は食生活や健康管理に気を配る経済的ゆとりはなく、肥満になりやすいという。
同じようなことが、ここ日本でも起こりつつあるのだろうか――。

ワーキングプアが直面しているのは、食生活の劣悪化だけではない。
病院に行かず、死の直前まで病魔を放置せざるをえない人々もいる。

全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)が加盟医療機関を対象に行った調査によれば、
経済的な理由から受診が遅れ、死亡に至った事例は
2009 年の1年間だけで少なくとも47件にのぼっているそうだ。

40歳の非正規雇用の男性は、病院を訪れた日から、なんとわずか4日後に亡くなっている。
原因は肺結核だ。神奈川県にある会社の寮に住み込んで働いていたが、
健康保険証は持っていなかった。体調が悪化しても病院に行かずにいたが、
そうこうするうち症状が重篤化。受診したときには、完全に呼吸不全に陥っていた。

引っ越し代で貯金が底をつき、国民健康保険に加入できなかった男性(47歳)は、
もとトヨタの期間工だった。リーマンショックで解雇され、寮を出てアパートに越した。
そんなとき、以前から抱えていた体の不調が一気に悪化。
それでも「お金がないから」と診察をためらい続けていた。
ようやく受診すると、尿管ガンと診断される。
ガンはすでに骨や脳に移転しており、たった4ヵ月の闘病生活の末に亡くなってしまった。

パナソニックの本社のある大阪府門真市が工場の海外移転で空洞化。
国保滞納率が約70%にまで上り、話題になったのは記憶に新しい。
同じような顛末をたどる企業城下町が、今後増えても不思議はないだろう。

実際、2008年度の国保の納付率は88%。国民皆保険制度が始まって以来最低の割合だ。
一部の失業者や非正規雇用の人々にとって、
健康保険証は “ぜいたく品”となりつつあるのかもしれない。

だが、医療が受けられず健康格差にさらされているのは、無保険の人ばかりではない。


同連合の調査では、健康保険証を持っているにもかかわらず、経済的な事情で受診が遅れ、
死亡した例が10件、報告されている。中には正社員の人もおり、
ワーキングプアが非正規雇用だけでなく、正規雇用にまで広がっていることをうかがわせる。

国の医療制度には、一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される
「高額療養費制度」もあるが、窓口で払う3割の自己負担金そのものに耐えられない、
という人が少なくないようだ。

そもそも、「フリーアクセス」「平等給付」が国民皆保険制度の身上。
健康保険証1枚あれば、いつでも誰でもどの医療機関でも受診でき、
患者にとってはありがたい制度といえる。
おかげで、日本の医療はWHOの健康達成度総合評価でも世界第1位だ。

だが、そんな表向きの平等性とは裏腹に、医療格差は着実に進んでいるようだ。
「国民皆保険制度はとっくに崩壊している」と指摘する有識者もいる。
済生会栗橋病院副院長 本田宏氏だ。


済生会栗橋病院副院長 本田宏氏。NPO法人 医療制度研究会の副理事長。
主な著書に「医療崩壊はこうすれば防げる!」「誰が日本の医療を殺すのか」(洋泉社)
「医療崩壊のウソとホント」(PHP)

「だいたい3割という自己負担率は、じつは世界の中でもトップクラスの高さなんです」

たしかに、同じように社会保険制度を導入しているフランスやドイツでは、自己負担率は5%程度。
北欧では基本的にゼロだ。

「国民皆保険が達成された1961年当時は、まだ国が貧しく、自己負担率は5割でしたが、
その後サラリーマンは1割となりました。それが一気に3割へと引き上げられたのが2003年です。

このとき政府は『高齢化で医療費が増えるため、国民の皆さんにも負担をお願いしたい』
と説明した。国民も、日本の医療費は高いからしかたがない、と涙を飲んで納得しました」

しかも、これから高齢化がどんどん進むわけだから、医療費は上がるのが自然です。
ところが小泉政権は、2002〜06年度まで社会保障費を1.1兆円、
その後5年間にわたって年2200億円削減する自然増抑制策を取り決めた。
国民の負担が増えるのは当たり前でしょ」

30年前の「医療費亡国論」が
ワーキングプアを追い詰める

本田氏によれば、医療格差のそもそもの発端は、1981年に行われた
「第2次臨時行政調査会」にさかのぼるという。


(参考)他にも現職の医師でも健康格差を問題にされています。
長尾クリニック 院長blog


自らの健康は自らで守るしかない。
健康には当然経済の問題もついてまわる。ともかく病気になって、お金と時間を浪費するのは愚である。
日々の栄養管理(食費はあるていどかけて栄養を重視)と、予防に費やすサプリメント費用は不可欠。

そらサプリメント →
posted by shinto at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

新型栄養失調が高齢者に増えている(メルマガ)

肥満は、食が貧しいから起こっている。

最近これを確信しています。まわりにも糖尿病の人がおおぜいいますよね。

毎日ステーキとか、フランス料理など脂肪の多い贅沢な食事をしている
わけではないじゃないですか。

食費を節約すると、じつは重要な栄養もとれなくなるんですね。

安い食べ物は、「炭水化物」と「質の悪い脂肪」の比率が高くなります。

代謝をよくするための栄養は、タンパク質、ビタミン、ミネラルですが、
これらは、おかずに含まれています。

食費を安くあげようとすれば、おかずはカットされます。だから栄養も
カットされる。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ アメリカでも貧困層に肥満者が急増
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〜〜アメリカ医学部に留学中の学生 blogより

アメリカはもう随分以前からお金持ちは、高級スーパーで、新鮮なオーガニック
野菜や、栄養バランスを考えた惣菜、新鮮で添加物の入っていないハム、ソーセー
ジ等値段は高くても良いものを買います。

おまけに、トレーニングジムや優秀なホームドクター等、常に自分の体調管理も
出来ますから、健康的な体系を維持出来ます。

逆に、貧困層は安売りの食品スーパーで、輸入冷凍野菜や、味付けが濃く、カロ
リーが高い冷凍食品、防腐剤を沢山使い添加物や着色量だらけのハム、ソーセー
ジ等値段が安いだけの物を買います。

おまけに、失業者が多いですから、生活保護費だけに頼りがちで、労働で体を使
いませんし、お金が無いですから、自宅でゴロゴロとジャンクフードを食べなが
らテレビばかり見ています。

また、食事が偏りますから、肥満傾向になります。
お金持ちは健康をお金で買いますが、貧乏人はお金が無いので成人病に罹りやす
くなります。(以上 引用)
---------------------------------------

アメリカでは日本のように皆保険制度が無いので、病気になったら
とんでもない医療費がかかります。

だから、お金に余裕のある人は食事や健康管理に投資するわけです。

そのほうが病気になるより安い、ということを知っているんです。

富裕層ほど日本食レストランで、バカ高い日本食を食べ、日系マーケットで
豆腐などヘルシーな食材を買っているといいます。

日本では考えられないかもしれませんが、アメリカでは肉のほうが安いんです。

お金のないひとは、肉ばかり食べる傾向があるといいます。

ご存じのとおり、ハンバーガーなどミンチ肉を使ったジャンクフードも安くて
食べ放題ですね。

3食ハンバーガーも当たり前の貧困層がおおぜいいます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 日本もアメリカを追う傾向に。モビリティでますます歩かない生活?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ゆうべニュースで、トヨタが開発中の驚異の三輪車・トヨタの超小型モビリティ
を見た。

バイク感覚の小型車で、エコには良さそう。でも…こんなの普及したら
ますます日本人は歩かなくなるんじゃないか。

それで無くても、今若い人の動脈硬化、糖尿病が急激に増えている。

子供の糖尿病もすごく増えているそうだ。

アメリカで現実に起こっている「貧困と肥満」の問題は、これからの日本にも
十分起こりそうなこと。

仕事につけない若者が増えて、1日をマクドナルドで過ごすというのを
聞いた。

そんな若者は、健康保険料も払えないだろうから、病気になったら
どうするのか? と思う。

話は変わるが、アフリカの30代で糖尿病が増えているという。

今の時代、各国で増えている「糖尿病」は、贅沢病ではもはや無く、
貧困からくる新型栄養失調といえる。

なにが新型なのかというと、カロリーはとっているが、体をつくる重要な
栄養素が欠落しているということ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 高齢者層にも広がる「新型栄養失調」!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

高齢者にも肥満は多い。要介護老人にも実は30%肥満がある。

高齢者の場合でも、経済的に困窮して食費をかけられないケースもあるかと思う。

そうなれば、上記の若者と同じ。

ご飯と揚げ物ばかりのお弁当で毎日過ごしたり、100円ショップの菓子パン
では、簡単に新型栄養失調になるだろうと思う。

でも、お金が無いわけではなく、思い違いでそうなっていることもあるのが
見逃せない問題。

そこで注目されているのが、「肉食の頻度」。

肉は体をつくる材料であるし、体調を整えるために絶対に必要な栄養素なのに
悪いイメージも定着している。

動物性脂肪がよくない
コレステロールが高くなる
悪玉コレステロールが増える
動脈硬化が進行する
がんになりやすくなる

など、必ずしも正しいとはいえないのです。
高齢者の健康度を知るうえで血液中の「血清アルブミン値」というのがあります。

これが低い人が病気にかかりやすく、要介護になるリスクも高いのですが、
肉をあまり食べない食生活だと、「血清アルブミン値」は低くなるのです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 若いときから肉を食べてきた人は、高齢になっても食べている事実
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

高齢者のタンパク質不足は、深刻な問題につながります。

タンパク質不足で筋肉も落ちてしまうので「サルコペニア」という筋肉減少症と
いう症状に陥ります。

身体活動が制限され、要介護になる確率も高くなります。

お年寄りが肉を食べない理由は、いろいろ隠れていて、消化力が弱まり肉を食べ
ると胃腸がもたれるようになったり、歯が悪くなって入れ歯などで肉がかめなく
なったりすることも原因ではないかと思います。

イメージ的に、年寄りは粗食でいいんだ、という風潮も困ったことに残っている
かと。

高齢者は食が細くなり、肉もあまり食べなくなると思われてきましたが、
それだけではないようです。

食生活というのは、なかなか変えられないもので、若い頃からやってきたことを
そのまま高齢になってからも続ける場合が多い。

ある研究によれば、現在の80代90代は戦前の食の貧しい時代に成長期だった。
昔から卵や肉は食べていなかったわけです。肉食文化は戦後アメリカから伝わっ
たのですから。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 団塊世代はこれから高齢者になっても肉は食べるだろう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ですから、これは推測ですが、戦後世代は今の60〜65歳、団塊といわれる
グループです。この世代は高度成長期で生活がどんどん豊かになって
食生活も激変した時代に若者だった。

この世代は、若いときから肉を食べていましたから、70歳80歳になっても
肉を当たり前に食べる高齢者となっていくのではと思います。

肉、肉と肉を奨励しているみたいですが、タンパク質が大事だということを
強調したかったのです。

ただ、肉でも、やはり脂身は避けた方がいいですし、すべてのタンパク源を
肉に求めれば、カロリーオーバーにもなり肥満につながります。

年齢とともに消費カロリーも減ってきますから。

ですから、理想をいえば、1日に1回、朝でも昼でもいいですから
サプリタイムを利用したほうがいいと思います。

サプリタイムは、大豆タンパクと乳タンパクが半々にはいっていて、タンパク質
が15グラム摂取でき、しかも100カロリーと低カロリー。

中高年、高齢者の方々にも積極的に活用してもらいたいと考えています。
血糖値も上げないので、糖尿病予防にもつながる食生活になります。