生活習慣病は、なぜ医療や薬では治せないのか?

2013年03月29日


生活習慣病は、病院では「治せない」「治らない」病気ともいわれます。なぜでしょう?
がんや脳卒中、心疾患、糖尿病などの生活習慣病は「うつらない病気」だからです。

代表的な生活習慣病.jpg

肺炎とか赤痢のような感染症は「うつる病気」で完治させることができます。うつる病気の原因となる病原菌などは体の外にあって、それが体内に侵入してきたことで発病するので、この敵を病院で撃退してもらえば治ります(原因は病原菌にあるのですから)。

一方、うつらない生活習慣病はその原因が親から受け継いだDNAもあるけれども(それは一部であって)、多くは運動不足や過食、喫煙、飲み過ぎなどの自分の悪い生活習慣や食習慣にあります。くわえて食品添加物や化学的毒物など生活環境の問題もあります。

ですから、うつらない生活習慣病を病院(医療)で排除したり撲滅しようとしても、そもそも無理なことなのです

でも多くの人の場合はどうでしょうか?
少しでも具合が悪いと、生活習慣病であるのに大きい病院なら治るのではないかと思って、せっせと通います。高額の医療費と薬代を払うのが日本の高齢者の現実の姿。病院からしてみれば、こういう高齢者は最高の“お客さん”になってしまいます。

生活習慣病という名前が付いた時点で、医師や薬で完治させることはできません。自分自身の生活に原因があるので、治せるのも自分自身だけだからです。生活習慣病に対し、医療はあくまで補助的な役割でしかありません。

生活習慣病は、かつて働き盛りに多い病気のため「成人病」と呼ばれていました。ところが子供の成人病も増えて、病気の原因が日常の生活習慣の影響が大きいことが判明したため、平成8年に「生活習慣病」と改められたのです。

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posted by shinto at 11:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

【サンゴの力】銀イオンの殺菌作用で安全安心なミネラルウォーターに

「サンゴの力」は水道水にいれて撹拌するだけで、おいしいミネラルウォーターが作れるというもの。
塩素もとれてまろやかな飲みやすい水となります!
サンゴの力 →

「サンゴの力」には滅菌作用があり、「サンゴの力」でつくったミネラルウォーターは常温でも1ヶ月以上の保存が可能です。また、社団法人日本食品衛生協会のテストによれば、15分〜30分で細菌がゼロになります。これは、1リットルの水の中に、わざと74万個の大腸菌を投入した後、サンゴの力1袋(1g)を入れて測定した結果です。

銀の滅菌データ.jpg

市販ミネラルウォーターについては、開封後細菌の繁殖に注意!

開栓後の常温放置はトラブルの原因!
フタを開けたら冷蔵庫で保存して
お早めにお飲みください!
社団法人 全国清涼飲料工業会より


開栓後の保存方法や期間に対する認識に問題あり!

消費者の多くが「開栓後の保存期間」に関心をよせているが、冷蔵庫≠ノ保存した場合、1週間以上日持ちすると思っている人が多く、過大な安心感を抱いている。

銀サンゴで滅菌する!
 

このため「サンゴの力」には、サンゴ粒の表面に銀をプレーティング(特許製法)したものを配合して滅菌するようになっています(ただし、“水銀”ではないのでお間違えのないように・・・)。

銀の殺菌作用とは

◆銀イオンの力
 
銀は金属の中でも特に酸化力が強いので、銀による殺菌作用は、この酸化力で細菌のタンパク質を変性させ(変化させて壊す)、細菌の活動性や分裂増加を抑制させるものです。

銀イオンがマイナスに荷電している細菌に吸着し、触媒作用で活性酸素に変わって細菌の細胞膜に穴をあけて死滅させます。
アメリカのアリゾナ大学によって、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌・赤痢菌・レジオネラ菌・出血性大腸菌O-157・真菌・ウィルスなどへの銀イオンの殺菌作用が確認されています。
 
また、銀の防腐作用や消毒作用、殺菌作用が、最近ではとても注目されており、この作用を利用したものには、包帯(消毒用および、傷や火傷の創傷包帯)や、病院内での感染防止用の抗菌ガラス、尿路感染防止用シルバー合金カテーテル、抗菌剤などがあります。また、衣料品においても銀イオンを塗布した繊維を編み込んだ 靴下や下着、洋服などが出てきており、今や抗菌イコール銀というイメージが定着しつつあります。

◆人体にも安全
 
ところで、銀は人体には有害なのでは?という疑問をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません、銀の安全性は歴史的にも証明されており、銀が人体に有害であるという報告はありません。体内に摂り込まれた銀イオンは硫化物や塩化物によって還元され、体外に排泄されるため蓄積することもありません。水俣病(有機水銀による神経麻痺症状)の原因として知られている水銀は人体に有害ですが、水銀と銀は全く異なる物質です。銀は食品添加物として認可されており、WHO(世界保健機関)で安全性が証明されています。

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サンゴの力製品.jpg







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国民が減塩に取り組んだら、高血圧症や脳卒中死亡者が!

減塩、減塩といわれますが、どれほど実行してますか?

なんだか、そう言われても具体的ではなくてぴんとこないですよね。でも、国は国民医療費がうなぎのぼりで、財政がきびしく、これから真剣に「減塩」をよびかけていくようです。塩分摂りすぎは、高血圧症や動脈硬化の原因にもなっていて、命にかかわることでは脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞などの引き金にもなります。

国民が減塩にとりくんだら、脳卒中9千人
循環器病で2万人の死亡者数が減るとの試算


高血圧に6割も効果がある「減塩」
 
日本高血圧学会や世界保健機関(WHO)では、食塩摂取量を1日6g未満にするよう勧めています。ところが、国民健康・栄養調査によると日本人の成人男性は平均で11・9g、女性は10・0gを摂取しています。
 
これに対して、食塩の量を3・5g減らすと、収縮期血圧は1・75ミリ下がるといわれています。国民平均で収縮期血圧を2ミリ下げれば、脳卒中の死者は年間9千人、循環器病の死者は2万人減るだろうと考えられています。

高血圧症.jpg


本態性高血圧の患者が食塩を制限するとその6割に血圧の低下が認められるといわれます。それほど“減塩”の効果は高いのです。

なぜ塩分を多く摂取すると血圧が上がってしまうのか?

体内に取り込まれた食塩は、血管中でナトリウムと塩素に分解されます。そうすると、塩素が血圧を高める物質のAGEを活性化してしまうのです。
このAGEには、二つの血圧上昇作用があります。一つには、血圧を低下する作用があるキニンを消滅させてしまいます。二つには、血圧を上昇させる物質であるアンジオテンシンUの生成を促すことです。

ラーメン.jpg

塩分を減らすには、ラーメンの汁は残す

塩分摂取を増やしているもので代表的なのは「調味料」です。日本の食事は、塩、醤油、味噌などで味付けをすることが多く、気をつけてセーブしないと塩分の摂りすぎになりやすいです。
市販のおにぎり1個で1・2gの塩分が含まれていますし、食パン一枚にも0・5g塩分があります。梅干し1個では2・2gです。
ラーメン、うどん、そばなどの麺類では、麺そのものの塩分は0・3g程度ですが、問題は「おつゆ」(下表)。

ラーメンの汁.jpg

スープを全部飲んでいたのを、3分の1だけ飲んであとは残すと、それだけで2g塩分を減らすことができるのです。
他にも、お寿司を食べるとき、お醤油をつけるのを少しにするとか。塩分に気をつけるとはまずそういう手軽なところから始めるといいですね。
 
『今日から減塩』と味噌汁の味が無いほどに薄くしたり、塩や醤油を目の敵にすると、食事がまずくなり楽しくなくなります。極端ではなく、「心がける、気をつける」ということから始めてみては!


減塩に効果が期待できるものとして「キトサン」があります。
キトサンとは、ズワイガニの殻から抽出された動物性食物繊維です。
キトサンは強力なプラスの電気(+イオン)をおびている物質です。一方、食塩中の塩素はマイナスの電気(−イオン)をおびています。この塩素を強力な磁石のようにキトサンがくっつけて排泄してしまうので、減塩と同じ効果がえられるのです。

●愛媛大学医学部の奥田博士らによるテスト結果↓↓

キトサンの減塩研究.jpg


ヒトが食塩を5g摂取してもキトサンを500mg摂取すれば、血液中の塩素濃度が上がらないというテスト結果になりました。またACE活性も起こりませんでした。

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maxpiaotamesi.jpg

posted by shinto at 10:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

わたしのBOSS法の食事

2013年03月28日

ナガシマのアンチエイジング生活.jpg

ダイエット前・後 ボクシング姿.jpg

私の年齢になると、かなり基礎代謝量が低下してきます。それでも肥満せずに若々しい体を維持していくためにはどうするか? まず、「どのような食事をとるか」が肝心です。
 
年齢別基礎代謝量.jpg

ポイントは「低カロリー」で「栄養バランスの良い」食事。しかも、こうした食事でも満足感がないと続かない。たんなる“食事制限”ではだめなんですね。
私が16年間続けてきたBOSS法の食事は、朝食・昼食はカロリーを少なくして、栄養補給を重点にしたもの。このため、サプリタイムを利用します。

私の朝昼夕食.jpg

さらに昼食には、サプリタイム(バニラ味)にバナナやリンゴなどの果物を加えてミキサーにかける。「これが、とても美味しいんですね!」。それにパン少々と野菜サラダも。

さて「夕食」は、おかずを豊富にして、十分に満足するように食べます。“夕食を少なく”なんて絶対にしません! 食後にはアイスクリームなど、デザートに甘い物も加えます

以上、ご紹介した私のBOSS法の食事は、減量後における維持条件でのものです。「減量目的」でのBOSS法の食事とは多少異なります。







BOSSダイエットについて 詳しくは →
posted by shinto at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング

がんは生活習慣など後天的要因による比率が高い

2013年03月21日

「がんは遺伝する」とよくいわれていますが、その影響は1割にも満たないことがわかっています。
それよりも、食事、喫煙、飲酒、ストレスなど、普段の生活習慣や生活環境の影響の方が圧倒的に大きいのです。

がんに罹る原因というのは、正常な細胞の遺伝子が傷ついて“がん化”することと、そうしたがん細胞の増殖を防いでいる“免疫力の低下”という大きく2つのことが考えられるのです。
では、遺伝子を傷つけたり、免疫力を低下させたりする原因はなんでしょうか?

がんは後天的.jpg

言い換えれば、生活習慣を改善することで、がんは防ぐことが可能だということです。
これほど進歩した現代医学でも、がんの完治は難しいとされます。がんに罹る前にがんを予防することが最も重要です。がんの原因の70%、いや80%が生活習慣で起きているといわれるのですから、がんにならないようにすることのほうがよっぽど現実的というものです。

そして、生活習慣は自分の意思で行っていることが多いですから、自分次第ということになります。たばこを吸うも吸わないも自分次第ですし、睡眠不足や夜更かしも自分のこころがげで直せやしませんか。お医者さんが習慣を変えてくれるわけではありませんね。

後天的ながんの要因.jpg

がんの要因には、環境や流通している食物や、大気、海の汚染など個人の力が及ばない領域もたしかにあります。その場合は、それを改善する力は個人にはありませんが、そのリスクから我が身を遠ざけることはできます。

たとえば、農薬や食品添加物などがなるべく含まれていない食品を選ぶなど。また、冷凍食品や加工食品には遺伝子組み換え食品や、農薬や化学物質がふくまれた外国産食材が使用されている率が高いですから、外食、中食よりもできるだけ自分で料理する、など。

自分のまわりに蔓延している「生活習慣病リスク」から、いかに身を守るかが重要なわけです。
ですから、生活習慣病という言い方では十分ではなくて、個人の習慣と社会の環境とを両方包括して「生活環境病」というべきかなと考えています。

生活習慣病(生活環境病)のリスクをいかに下げられるか、にこの20年弊社では取り組んできていますが、その中で出来たのが『4つの原則』です。
・体によい水を飲むこと
・酸化を防ぐこと(弱アルカリ体を保つ、活性酸素を除去する)
・農薬、食品添加物、薬害など毒物排除
・免疫力を高める


新潟大学の免疫学の先生が書いた『免疫革命』というのを読んだことがあります。
その中で、次のような「がんを治す究極の四ヶ条」というのがあります。

1.生活パターンを見直す。
2.ガンの恐怖から逃れる。
3.免疫を抑制するような治療を受けない。
あるいは、受けている場合はやめる。
4.積極的に副交感神経を刺激する。


免疫革命.jpg

ここだけ抜き出してもよくわからないかもしれませんが、特に注目にしたいのが「ガンの恐怖から逃れる」ということです。

がんを心配する心理的ストレスが交感神経を緊張状態させて免疫力を低下させる。
だから、よけいにがんに罹りやすくなる⇒がんの最大の原因はストレスだというのが、
この本のテーマです。

ただし付け加えておきたいのは、「オレはがんにならないよ」なんて、空威張りする人がいるけれどもそれとは話が全然違います。

こんなことも書かれています(以下『免疫革命』より抜粋)。
「ガン細胞は、けっして強い細胞ではない」−たとえば、ネズミに悪性のガンを発ガンさせるためには、ガン細胞を百万個も注射しなければなりません。一万個や十万個入れたところで、全てリンパ球(免疫細胞)に殺されてしまいます。一方、ネズミに放射線を当ててリンパ球を減らしておくと、たったの千個注射するだけで発ガンします。

そのくらい、がん細胞はリンパ球に殺されやすいということなんです。だから、リンパ球を下げないうな生活をしている限り、なかなかがんにはならないということですね。

では、リンパ球を下げないようにするにはどうしたらいいのか? となると、現代生活というのはほとんど逆のことをやっています
ストレスは多いし、不自然な食べ物で、栄養のアンバランスや体内の汚染があります。タバコやお酒の飲み過ぎも問題です。こうしたことは全て、リンパ球の活動を妨げ、結果として免疫を下げてしまうことに繋がります。つまり、現代人というのは、わざわざがんになりやすい体質をつくりあげてしまっているということなんです。

空威張りで無く「自分はがんにならない」という確信が持てるように、生活条件を改善することが重要です。WHO世界保健機関やがん研究の専門家においても、がんの原因の多くは生活習慣や生活環境にあるといっています。すなわち、これらを改善することで、がんに罹らないようにすることも十分に可能なのです。

ちなみに、がんに罹ってからの3大治療法である手術、抗ガン剤、放射線は、間違いなくリンパ球などの免疫を著しく低下させてしまいます。がん治療は再発が多く、中々うまくいかないということも『免疫革命』の中でも強調されていることです−「ガンを治す究極の四ヶ条」の3番目で述べていることです。

結論としては、「がんになるのは仕方がない」ではなく、がんに罹らないようにするということしかありません。その努力をすることで、今や半数近くもの人が罹っている病気であっても十分に予防可能。つまり、あなたも私も、わざわざがんに罹る道を選ぶ必要はないということです。

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posted by shinto at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

がんになる可能性があると思う、は5割

日本人の3人に1人はがんで死亡しています。また、2人に1人はがんに罹るといわれています。なぜ、がんに罹る人とそうでない人がいるのでしょうか。

一般に、がんのリスクについてはどう考えられているのでしょうか。ここにこんなデータがあります。

がんになると思うか.jpg

日本能率協会総合研究所は(2011/2/4)、がんなどに関するアンケート調査結果を発表。対象は20〜69歳の男女に対しインターネット経由で行われ、有効回答数は1000人、男女比は1対1、年齢階層は20代から60代。
「自分が将来がんになる可能性は?」の質問に対し、非常にあると思うとややあると思うの合計は5割を超えました。

やはり多くが、「がんになるんじゃないか?」と考えているようです。けれども、それに対してどんな策を具体的に実行しているかというと、運を天にまかせてといったところがあるように思われます。

がん細胞は、自分の細胞です。インフルエンザなどのウィルス性の病気ではありません。細胞は日々生まれ変わって私たちの体は新陳代謝しているわけですが、細胞の遺伝子が何らかの原因で傷つくとがん化すると言われています。正常な細胞が常に生まれていれば健康体が保たれるのですが。

けれども、実は健康に見える人の体でもがん細胞は日々うまれているといいます。がん化した細胞は、どんなに健康な人でも、一日に3000〜5000個できていることがわかっています。

そうでありながら、がんに罹る人と罹らない人がいます。大きく影響しているのは免疫力の違いといわれます。

正常な人の場合、たとえがん化した細胞が発生しても、体内にある「キラーT細胞」「NK細胞」がそれをとりつぶしてくれているのです。5000個のがん細胞ができても、増殖できなければがんがはびこることはありません。

ところが、いろいろな原因でこの免疫力は低下します。そうすると、その中の生き残ったがん細胞が細胞分裂を開始して、増殖し大きく成長していってしまいます。大きくなれば、自分の免疫力ではたちうちできなくなるのです。

免疫力とがん死亡者数.jpg

加齢によっても免疫力が下がるということは、どうにも防ぎようがありません。自己免疫力は20歳代をピークにその後は年齢とともに下がってきます。上のグラフが、はっきりとそれを表していますが、がんによる死亡率も年齢が高くなるにしたがって上がってしまうのはこのためです。


新潟大学の免疫学の先生が書いた『免疫革命』というのを読んだことがあります。
その中で、次のような「がんを治す究極の四ヶ条」というのがあります。

1.生活パターンを見直す。
2.ガンの恐怖から逃れる。
3.免疫を抑制するような治療を受けない。
あるいは、受けている場合はやめる。
4.積極的に副交感神経を刺激する。


免疫革命.jpg

ここだけ抜き出してもよくわからないかもしれませんが、特に注目にしたいのが「ガンの恐怖から逃れる」ということです。

がんを心配する心理的ストレスが交感神経を緊張状態させて免疫力を低下させる。
だから、よけいにがんに罹りやすくなる⇒がんの最大の原因はストレスだというのが、
この本のテーマです。

ただし付け加えておきたいのは、「オレはがんにならないよ」なんて、空威張りする人がいるけれどもそれとは話が全然違います。

こんなことも書かれています(以下『免疫革命』より抜粋)。
「ガン細胞は、けっして強い細胞ではない」−たとえば、ネズミに悪性のガンを発ガンさせるためには、ガン細胞を百万個も注射しなければなりません。一万個や十万個入れたところで、全てリンパ球(免疫細胞)に殺されてしまいます。一方、ネズミに放射線を当ててリンパ球を減らしておくと、たったの千個注射するだけで発ガンします。

そのくらい、がん細胞はリンパ球に殺されやすいということなんです。だから、リンパ球を下げないような生活をしている限り、なかなかがんにはならないということですね。

では、リンパ球を下げないようにするにはどうしたらいいのか? となると、現代生活というのはほとんど逆のことをやっています
ストレスは多いし、不自然な食べ物で、栄養のアンバランスや体内の汚染があります。タバコやお酒の飲み過ぎも問題です。こうしたことは全て、リンパ球の活動を妨げ、結果として免疫を下げてしまうことに繋がります。つまり、現代人というのは、わざわざがんになりやすい体質をつくりあげてしまっているということなんです。

空威張りで無く「自分はがんにならない」という確信が持てるように、生活条件を改善することが重要です。WHO世界保健機関やがん研究の専門家においても、がんの原因の多くは生活習慣や生活環境にあるといっています。すなわち、これらを改善することで、がんに罹らないようにすることも十分に可能なのです。

ちなみに、がんに罹ってからの3大治療法である手術、抗ガン剤、放射線は、間違いなくリンパ球などの免疫を著しく低下させてしまいます。がん治療は再発が多く、中々うまくいかないということも『免疫革命』の中でも強調されていることです−「ガンを治す究極の四ヶ条」の3番目で述べていることです。

結論としては、「がんになるのは仕方がない」ではなく、がんに罹らないようにするということしかありません。その努力をすることで、今や半数近くもの人が罹っている病気であっても十分に予防可能。つまり、あなたも私も、わざわざがんに罹る道を選ぶ必要はないということです。

「私はがんには罹らない!」と、確信を持って言えるように生活をととのえることです。


健康食品、サプリメントを選ぶときに、皆さん「なにがガン予防に効くだろうか?」と考えがちですが、がんは全身病であり生活習慣病なので、予防のために必要な栄養素は個人個人違ってきます。
ポイントは、自分の場合なにを補給すれば、がんになるリスクを下げられるか?
その「なにを」にあたる部分は目新しい特別な健康食品ではありません。カルシウム、ビタミン、ミネラル、タンパク質といった昔からある基本的な栄養素こそ重要なのです。

ビタミン、ミネラルなど基本的な栄養素を重視。キトサン、腸内細菌など機能性素材も積極的に配合しています。
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posted by shinto at 12:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

がん早期発見がうらめに!(メルマガより)

こんにちは、そらの新藤です。

今日は渋谷を通りかかりましたが、すごい人出でしたね。
東横線が地下になり、皆さんとまどっているみたいでした。
駅員さんがあちこちに配置され、案内をしていました。


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■ アンケートで「がん早期発見」を皆が望むときき驚きました
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がんといえば、誰もが恐れる病気ですが、がんに対して望むことと
アンケートをとったら

1位は「早期発見」だというんですね。

驚きました。私たちもこれまで勉強してきて、また実際にがんにかかった方を
みてきて、近藤誠さんがいっている「がんには早期発見なんか無い」という説を
支持しています。

逆に早期発見が、結果的には必ずしもいい結果にはなっていない。

健康診断でがんが早期発見されるから、やたら治療をされ、苦しむことになる
というのが近藤氏の説です。

がんがみつかったとしても、がんはその性質からいって、その場所だけに
とどまっていることは少ないんですね。

たまたまそこでみつかったけれど、がんは全身がんだといわれ、見つかったがん
を手術でとったとしても、それで終わりでは無いといいます。

逆に、手術をしたり、抗がん剤治療を受けたりすることで、体の免疫力も
おとしてしまい、あらたながんをうんでしまう危険性もでてきます。


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■ 日本ではがんがみつかりやすい
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皆保険がない米国などでは、こんなに日本ほど「健康診断」「人間ドック」は
受けていないんじゃないかと思います。

日本の場合、健康診断もほとんど個人負担無く、保険でまかなわれますから
みんな受けられるわけです。

健診の受診率が低いといわれながらも、それでも30%の人が受けています。

日本人は意外と真面目に、検査、検査と受けているのですね。

だから、やっかいなことに、がんや糖尿病や高コレステロールや高血圧症などが
みつかってしまう。

すると、早くから投薬が始まってしまったりするわけです。


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■ ほとんどこれらは生活習慣病なので、薬でなおすものではない
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血糖値が高めというと「糖尿病予備軍」とよばれたりするんですが、ほんとは
この時点で大事なのは、そうなってしまった生活習慣の見直しなんです。

決して、早くから薬を飲むこと、ではありません。

食事や運動などの日々の繰り返しのなかの「悪い習慣」を止めることが先決
です。

それをやらずして、薬を飲めば治るかもしれない、と思うのは考え違いです。

どんどん延び延びになって、予備軍ではなく、ほんとうの糖尿病にすすんで
しまいます。


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■ 長寿県の座から転落の沖縄と、トップの長野県のちがい
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沖縄は日本一肥満度が高い県となっています。

65歳以上の高齢者は、今でも健康ですが、65歳以下で生活習慣病が激増していま
す。高脂肪食による肥満と心臓病が多いです。

この年代は戦後、アメリカから渡った肉食文化に感化された世代で、昔から
伝わった沖縄の伝統食(長寿食)を食べてはいません。

男性が長寿1位から26位に転落したとき「26ショック」といって、沖縄は
県をあげて取り組んだはずだったのですが、全くうまくいっていないという
証明になってしまいました。

一方、長寿県1位となった長野県。その理由はなにか?といえば、地域全体で
食事や運動など健康になるための生活習慣づくりをやってきたそうです。

減塩に取り組むために料理教室をやったり、お年寄りを寝かさないための体操教
室など、県をあげて努力してきた結果だったのです。

テレビでも紹介されていましたが、健診をみんなが受けるように、一軒一軒
声がけして回り、そこで血圧が高かった人に減塩の指導を栄養士さんが個人個人
丁寧に指導してました。

メタボでひっかかった人には、どんな食事をしているか事細かにカウンセリング
もしていました。

つまり、そこまで徹底しないと、生活習慣なんていうのは容易には変わらないの
ですね。

健診を受けて数字で自分の立ち位置(健康面の)を知って、悪ければ、まず「生
活習慣を改善しないとだめだ」と自覚することでしょうね。

そして、どう改善したらいいかを綿密にしらべて行動を起こさないといつまで経
っても状況は変わりません。

弊社が提唱している「4つの原則で生活習慣を改善」はとてもわかりやすい指標
となります。
そら通信3月号 vol155 PDF16ページ


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SORAのホームページ

【本格的サプリ・マックスピア】体内環境を整えて生活習慣病リスクを最小限に
posted by shinto at 09:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん

病院食は必ずしも栄養バランスがよいとはいえない

2013年03月19日

「高齢者を中心とした入院患者の3割から5割は栄養不足の状態にある」という問題が指摘されています。

病院食で栄養不足に?!

入院患者に提供される流動食やお粥の場合、食べやすくするために素材を小さく刻んだり、煮たり、ミキサーにかけたりします。この過程でビタミン、亜鉛、鉄などの大切な栄養素が失われるといいます。
たとえば、野菜のビタミンCは、素材を細かくすればするほど、また、軟らかくすればするほど減少し、白桃やリンゴの場合、ミキサーを30秒かけるだけでほぼすべてを損失してしまいます。ほかにも、ホウレンソウの場合、生では100g中35rのビタミンCがありますが、茹でることで19mgに減少し、冷凍でも21mgまで減ってしまいます。(5訂食品成分表)
しかし、こうした調理過程による栄養素の損失までは、あまり意識されないため、調理に伴う栄養素の損失は、病院食の献立には反映されていないようです。


病名ごとの加算特別食は、さらに問題!

せんぽ東京高輪病院の栄養管理室室長 足立香代子先生によると、糖尿病食では、油脂や穀物を制限するために、ビタミンB1やビタミンE、食物繊維の充足率は半分程度に落ちていたそうです。また、腎臓病食では、たんぱく質や穀物などを制限するため、多くのビタミンやミネラルで充足率が、摂取基準の100%を切っていたそうです。しかも、これらは、すべて調理による損失を一切考慮していない数値なので、実際の摂取量は相当少なくなっていることが予測されるようです。
※加算特別食とは…病名に適応し提供される病院食のこと


入院患者の栄養状態に警告が!

医薬品の中には、食欲を落とすものも多く、結果として食事が十分に摂れず、ビタミンB12、葉酸などの栄養素が欠乏することが、今年の日本健康・栄養システム学会で報告されていました。
これらの条件が重なる入院患者では、ビタミン・ミネラルの欠乏が大変心配されます。酵素の働きに不可欠なビタミン・ミネラルが欠乏すれば、当然、体内の代謝活動に影響を及ぼしますし、疾病の治療にも影響します。
2007年3月の読売新聞では、高齢者を中心とした入院患者の3割から5割は栄養不足の状態にあり、栄養状態が悪いことで体の抵抗力が落ち、感染症が増えたり床ずれが治らなかったりと、病気の回復を遅らせるばかりか、衰弱から寝たきりを招くなど患者の生活の質を著しく低下させると警告しています。


サプリメントの活用を検討も

欠乏している栄養素を食べ物だけから補給しようとするのは、制限の多い病院食では、大変困難なことです。  そこで、カロリーはほとんど含まず、ビタミン・ミネラルだけを効率よく補うことのできるサプリメントは、 必要に応じて有効に活用すべきものだと思います。そのサプリメントも、できるだけ天然の食物に近い成分であることが望ましいのではないかと思います。


米国では医師の79%が患者にサプリメントを推奨 米CRN調査

米CRN (The Council for Responsible Nutrition ) は13日、サプリメントに対する米医療関係者の実態調査結果を公表した。 調査は1177人の医療関係者を対象にインターネットで実施された。それによると、医師の72%、看護師の89%がサプリメントを利用しており、一般市民の68%より高い利用水準であることがわかった。自分自身がサプリメントを利用している医師の85%は患者にもサプリメントを勧めていた。また、自分ではサプリメントを利用していない医師の62%でも患者にはサプリメントを勧めているという結果となり、医師全体では、79%が患者にサプリメントの利用を勧めていた。
(2007年11月21日 健康産業新聞)

田中消化器科クリニックHPより引用(情報提供元:株式会社ヘルシーパス)

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高齢者の肥満、メタボが30%!血清アルブミン値でわかる低栄養状態

2013年03月18日

老年期(65歳以上)の栄養・お年寄りの病気

基礎代謝量とは、「心臓を動かすなど、生命維持のために自動的に行われている活動に必要なカロリー」のことです。
老年期(前期高齢者・後期高齢者)になると、この基礎代謝量が1日に消費するエネルギーの60〜70%を占める。基礎代謝量基準値は50〜69歳の男性で1400kcal、女性で1110kcal、70歳以上の男性では1280kcal、女性で1010kcal。基礎代謝量に身体活動による消費カロリーをプラスしたものが、1日に必要なカロリーですが身体活動度は年齢とともに減り、個人差も大きくなります。そのため1日に必要なカロリーの個人差も年齢に伴い大きくなります。

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高齢者肥満1.jpg
男性は20年前と比べて、どの年代でも肥満者が増えています。

高齢者肥満2.jpg

BMI25以上の肥満者の割合は、70歳以上の高齢者でも25%以上と高い率です(図1)。このため高齢者でも肥満に伴う生活習慣病が大きな問題となっています。一方、寝たきりや要介護高齢者では低栄養が深刻な問題になっています。

自立高齢者の栄養や運動について

国民栄養調査の結果をみると、70歳以上の高齢者でも肥満やメタボリックシンドロームに当てはまる人の割合が高くなっており問題となっていることがわかります(図2)。体重やBMIが変わらなくても、年齢に伴い筋肉や骨などの量が減り、体脂肪の割合が増えるため、「かくれ肥満」と呼ばれるような肥満状態になりやすくなります。
 

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高齢者肥満3.jpg

高齢者肥満4.jpg

「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると70歳以上の高齢者における推定エネルギー必要量は平均的生活活動度の男性で2200kcal、女性で1700kcalとなっており、50〜69歳の値(男性2450kcal、女性1950kcal)に比べ、男女ともに250kcal低めとなっています。一方、実際には75歳以上の男性で平均1982kcal、女性で1613kcalをとっており、推定エネルギー必要量よりも少なくなっています。

けれどもその中味を栄養素別にみてみると、1日の総カロリーにうち脂肪の占める比率が30%以上の人が男女ともに増加しており、男性で約2割、女性で約3割となっています。エネルギー換算で脂肪の比率が高くなると、肥満、メタボリックシンドローム、さらに冠動脈疾患のリスクを増加させます。このため、生活習慣病の予防目的で目標量が示されており、男女とも70歳以上の高齢者では、1日の摂取エネルギーのうち、脂質の占める割合は20%以上25%未満が目標となっています。

タンパク質は、高齢者であっても若い年代と同じ摂取量が目標とされており、推奨量で男性60g/日、女性50g/日です。

要介護高齢者の栄養状態と対策

要介護高齢者で今大きな問題は「低栄養」です。物を食べる能力が落ちてくると低栄養になり、免疫能の低下から肺炎などの感染症や褥瘡(床ずれ)を起こし、さらに低栄養が進むという悪循環に陥ります。また、嚥下障害は不顕性誤嚥(むせることなしに気道に物が入る)により、嚥下性肺炎の原因ともなります。
老人性肺炎は治りにくいものが多く、高齢者の死因で最も重要な部分を占めるので、低栄養対策は重要です。低栄養かどうかを判断する指標として、血液検査の中の「血清アルブミン値」があります。血清アルブミン値が3.5g/dl 以下は低タンパク質状態(低栄養状態)の可能性が高いといえます。

低栄養は、ロコモティブシンドロームやサルコペニアにもつながる危険性が有り、将来要介護になるリスクが高まります。

プロテイン(ドリンクタイプのタンパク質補給食品をさす)の活用はまだまだ知られていませんが、もっと一般的に利用されれば、さまざまな効果が期待できます。普通に生活していたら、筋肉は減る一方ですから、十分なタンパク質の摂取が不可欠です。食事だけではとうてい足りていません。
中高年の方は、1日1食をプロテインにし、日常的に階段をなるべく使う、スクワットを毎日やる、などの心がけで筋肉減少を阻止することが可能です。


一日の食事に加えると(朝か昼がおすすめ)栄養状態がとても改善され、高齢者の栄養補給にも最適です。
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朝食にサプリタイム.jpg






昨日歯のセミナーを開催いたしました!

昨日は歯のセミナーでした。お天気にも恵まれて、気持ちのいい日でよかったです。
遠路はるばる2時間もかけていらした方あり、定刻にスタートしました。

歯のセミナー1.jpg

そらハウスの「ふれあいスペース」にて、白い壁をスクリーンにしてプロジェクターでのレクチャーです。

歳をとっても自分の歯を残すことは、アンチエイジングにも必須のことです。なにしろ、日本人の歯の手入れ法はさんざんたるもので、それが証拠に80代では平均して4本になってしまいます。

一方、歯の教育が徹底しているスウェーデンでは、平均24本残しているそうですよ。同じ人間なのにここまで違ってくる。毎日の歯の手入れで差がでてくるわけで、歯周病も生活習慣病にふくまれている理由がわかりますね。

昔は、歯を失う理由は「老化」と考えられていましたが、今ではいろんなことがわかってきて、そうではないと言われています。歯を失う理由の42%が歯周病(歯茎の病気)で、32%が虫歯であり、ほぼ70%が手入れの悪さからきているといっても過言ではありません。つまり、やりようによって防げるということなのです。

体の健康と同じで、予防がとにかく大事です。悪くしてからでは、治療に時間やお金がかかるし、悪くした歯や歯茎はなかなか元には戻りません。悪くしだすと、ますます悪くなる傾向もあります。

虫歯を治療して、被せもの(銀冠など)をすると、経年変化で銀がとけ中で虫歯が発生しみつけるのが遅れてどんどん悪くなったりします。つまり、治療して被せるとますます歯を失うリスクが高まります。

では、インプラントにすればいいかというとそうでもありません。インプラントでも清掃をちゃんとしないと、歯周病になるし、歯茎が後退すればインプラントを支えられない事態になったりします。また、高齢になってからインプラントをしようとしても、歯茎の骨がしっかりしていないとインプラントはできません。骨にボルトで人工の歯を差し込むのですから、骨粗しょう症ではこの手術は不可能になります。

さて、どんな手入れ法なのかは、ここではお話しできませんが、とにかくポイントは「菌の繁殖をいかに封じるか」です。歯ブラシではどんなに磨いても50%くらいしか磨けていません。歯間ブラシ、糸ようじを使っても磨き残しが30%くらいはできてしまうのです。100%近くにしないと、歯周病は予防できませんので、どんなに大変かがお分かりになるはずです。

虫歯菌と歯周病菌は種類の違う「菌」です。この両方を撃退しなければなりません。それも毎日、毎食後です。ぜひ、地方にお住まいのかたも一度はこのセミナーに参加してみてください。
今まで、一番遠い方では、奄美大島から参加がありました。ほかに静岡県、三重県などからもご参加いただいています。その価値は十分あると思います。

歯のセミナー2.jpg

★とても楽しく有意義なセミナーでした。2時間がほんとうにあっという間でした。意外な方法でびっくりしました。近いうちに歯医者で歯石をとってもらい、さっそくこのやり方を実践してみようと思います。(東京都 30代男性Tさん)

★今までの朝晩の歯磨きは、形だけでほとんどきれいになっていなかったことを思い知らされました。教えていただいた方法で自分の歯が保てるのなら、頑張って続けて歳を取っても自分の歯で食べたいと思いました。これからが努力です。(埼玉県 50代女性Yさん)

★歯には全く自信が無く、60歳過ぎて今さら…という気もありましたが、口臭やその他気になることが多々ありましたので、一応は聞かせていただこうと参加しました。お金がかからず、簡単そうなので実行してみようと思います。自分は半分あきらめですが、これからまだ人生長い娘達に教えて歯を大事に、そして同時に体を大事にしてもらいたいと思いました。参加してよかったです。(埼玉県 60代女性Tさん)

★子供の頃から歯が弱く、夏休みはいつも歯医者さんに通っていた思い出があります。削って詰めたり被せたり、ひどい虫歯は抜かれたり、神経が残っている歯は少ないと思います。差し歯もあります。でも、いい方法を教えていただいたので、わずかに残されている歯を大事にしていきたいです。思いも寄らない方法で本当にびっくりしました。

〜〜参加者の方々、こんなにいい方法を知ったのですから、ぜひ継続して70歳になっても80歳になっても自分の歯を残し、おいしい食事をしてくださいね!


【次回の歯のセミナー予定】
6月の土曜日に予定しています。参加希望のかたはお早めにご予約ください。

所得と教育水準が、のちに高齢になってからの健康格差に結びついている

2013年03月15日

医療タイムズ 2010/8/9 より転載
 
いま、社会的、経済的格差による”健康の社会格差”への関心が高まっているという。
貧困や失業、非正規雇用者などが十分に医療にアクセスできていない問題や、
子どもや高齢者における健康の社会格差の広がりが懸念されているためだ。
日本学術会議が開催した「社会格差と健康に関する市民公開シンポジウム」内容より抜粋


3万人超の高齢者調査で判明 所得や教育水準による健康格差

「高齢者のwell-being(幸福・健康)における格差」
と題して講演した日本福祉大学教授の近藤克則氏は、
「日本の高齢者は世界一の長寿を達成している一方で、
well-being(幸福・健康)における格差も見られる」と述べ、
同氏が関与したAGES(Aichi Gerontological Evaluation Study=
愛知老年学的評価研究)プロジェクトから、実態やその原因などを報告した。

AGESプロジェクトでは3万2891人の高齢者(65歳以上)を調査。
それによると、不眠やうつ状態、閉じこもりなど多くの指標において、
高所得層に比べ低所得層で不健康者が多い社会格差が明らかになった。

例えば、65−69歳では、等価所得(世帯所得を世帯人数の平方根で除したもの)
が100万円未満と400万円以上の高齢者群を比較すると、
前者が後者よりもうつ状態の人が約7倍多かった。

また所得が低く、教育年数が短いほど不眠を訴える人が多いほか、閉じこもり
(家から外出しない状態のこと)の割合も、400万円以上は2.9%だが
200万円未満だと5.3%、教育年齢が13年以上だと2.8%である一方、
6年未満は11.6%と顕著な違いが出た。

もともと何らかの障害があり不健康だったために所得が低いという「逆の因果関係」
の影響を除くため、要介護認定を受けていない人だけを対象にした調査でも、
所得の高低により、新たに要介護認定を受ける率で2倍、また男性の死亡率では3倍に
上るという結果が明らかになった。

こうした健康格差の原因について、近藤氏は、低所得層ほど、費用がかかることを理由に受診を控えた高齢者が多く、教育年数が長く所得が高い人ほどストレス対処能力が高いことを示す調査結果を示した上で、「健康に望ましくない生活習慣や健診未受診、ストレスに満ちたライフイベントの多さ、受診抑制など多くの要因が絡み合っている」と指摘する。

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健康を維持するうえで、経済を無視できないのは事実であると思う。
健康を考え、生活を整えようとすれば必然的にお金も必要となる。経済的な支えが無くては、サプリメントすら十分に使うことができない。
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posted by shinto at 16:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

病気でも医者にかかれないワーキングプア。健康格差の問題。

食事にお金をかけられないと…結果的に生活習慣病になっていくのではないか、と考えた。収入の格差が、健康にまで格差を広げているだろう。

食事が貧困だと、糖尿病にかかりやすいといわれるようになってきた。とすれば、低所得の若者、ワーキングプアにも糖尿病などが増えていることが想像できる。

調べてみると、すでに約3年前に収入の差による「健康格差」のことがとりあげられていた。3年たった今もっとこの傾向はひどくなっているであろう。

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DIAMOND online 2010年5月7日 転載

世界一の長寿命国といわれる日本。
だがひょっとすると近い将来、その地位から転落するかもしれない。
経済格差が拡大するにつれ、“健康格差”の影が広がりつつあるからだ。

「医療費が支払えず相談に来られる方で、
重度の糖尿病を患っているケースがけっこう多いんですよ」

と打ち明けるのは、石川県にある総合病院のソーシャルワーカー、Aさん。
糖尿病といえば、“金持ち病”というイメージがあるが、
Aさんは「むしろ、貧困を抱える人に多いのでは」と言う。

「独り暮らしのワーキングプアはお金がないと、
安いジャンクフードでおなかをふくらませるしかない。
そんな生活をずっと続け、体重が増えてしまった人は結構見受けられますよ。
その結果、糖尿病や心臓疾患を患う方が少なくないですね」

米国や英国ですでに健康格差が存在するのは周知の通り。
低所得者層は食生活や健康管理に気を配る経済的ゆとりはなく、肥満になりやすいという。
同じようなことが、ここ日本でも起こりつつあるのだろうか――。

ワーキングプアが直面しているのは、食生活の劣悪化だけではない。
病院に行かず、死の直前まで病魔を放置せざるをえない人々もいる。

全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)が加盟医療機関を対象に行った調査によれば、
経済的な理由から受診が遅れ、死亡に至った事例は
2009 年の1年間だけで少なくとも47件にのぼっているそうだ。

40歳の非正規雇用の男性は、病院を訪れた日から、なんとわずか4日後に亡くなっている。
原因は肺結核だ。神奈川県にある会社の寮に住み込んで働いていたが、
健康保険証は持っていなかった。体調が悪化しても病院に行かずにいたが、
そうこうするうち症状が重篤化。受診したときには、完全に呼吸不全に陥っていた。

引っ越し代で貯金が底をつき、国民健康保険に加入できなかった男性(47歳)は、
もとトヨタの期間工だった。リーマンショックで解雇され、寮を出てアパートに越した。
そんなとき、以前から抱えていた体の不調が一気に悪化。
それでも「お金がないから」と診察をためらい続けていた。
ようやく受診すると、尿管ガンと診断される。
ガンはすでに骨や脳に移転しており、たった4ヵ月の闘病生活の末に亡くなってしまった。

パナソニックの本社のある大阪府門真市が工場の海外移転で空洞化。
国保滞納率が約70%にまで上り、話題になったのは記憶に新しい。
同じような顛末をたどる企業城下町が、今後増えても不思議はないだろう。

実際、2008年度の国保の納付率は88%。国民皆保険制度が始まって以来最低の割合だ。
一部の失業者や非正規雇用の人々にとって、
健康保険証は “ぜいたく品”となりつつあるのかもしれない。

だが、医療が受けられず健康格差にさらされているのは、無保険の人ばかりではない。


同連合の調査では、健康保険証を持っているにもかかわらず、経済的な事情で受診が遅れ、
死亡した例が10件、報告されている。中には正社員の人もおり、
ワーキングプアが非正規雇用だけでなく、正規雇用にまで広がっていることをうかがわせる。

国の医療制度には、一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分が払い戻される
「高額療養費制度」もあるが、窓口で払う3割の自己負担金そのものに耐えられない、
という人が少なくないようだ。

そもそも、「フリーアクセス」「平等給付」が国民皆保険制度の身上。
健康保険証1枚あれば、いつでも誰でもどの医療機関でも受診でき、
患者にとってはありがたい制度といえる。
おかげで、日本の医療はWHOの健康達成度総合評価でも世界第1位だ。

だが、そんな表向きの平等性とは裏腹に、医療格差は着実に進んでいるようだ。
「国民皆保険制度はとっくに崩壊している」と指摘する有識者もいる。
済生会栗橋病院副院長 本田宏氏だ。


済生会栗橋病院副院長 本田宏氏。NPO法人 医療制度研究会の副理事長。
主な著書に「医療崩壊はこうすれば防げる!」「誰が日本の医療を殺すのか」(洋泉社)
「医療崩壊のウソとホント」(PHP)

「だいたい3割という自己負担率は、じつは世界の中でもトップクラスの高さなんです」

たしかに、同じように社会保険制度を導入しているフランスやドイツでは、自己負担率は5%程度。
北欧では基本的にゼロだ。

「国民皆保険が達成された1961年当時は、まだ国が貧しく、自己負担率は5割でしたが、
その後サラリーマンは1割となりました。それが一気に3割へと引き上げられたのが2003年です。

このとき政府は『高齢化で医療費が増えるため、国民の皆さんにも負担をお願いしたい』
と説明した。国民も、日本の医療費は高いからしかたがない、と涙を飲んで納得しました」

しかも、これから高齢化がどんどん進むわけだから、医療費は上がるのが自然です。
ところが小泉政権は、2002〜06年度まで社会保障費を1.1兆円、
その後5年間にわたって年2200億円削減する自然増抑制策を取り決めた。
国民の負担が増えるのは当たり前でしょ」

30年前の「医療費亡国論」が
ワーキングプアを追い詰める

本田氏によれば、医療格差のそもそもの発端は、1981年に行われた
「第2次臨時行政調査会」にさかのぼるという。


(参考)他にも現職の医師でも健康格差を問題にされています。
長尾クリニック 院長blog


自らの健康は自らで守るしかない。
健康には当然経済の問題もついてまわる。ともかく病気になって、お金と時間を浪費するのは愚である。
日々の栄養管理(食費はあるていどかけて栄養を重視)と、予防に費やすサプリメント費用は不可欠。

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posted by shinto at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

新型栄養失調が高齢者に増えている(メルマガ)

肥満は、食が貧しいから起こっている。

最近これを確信しています。まわりにも糖尿病の人がおおぜいいますよね。

毎日ステーキとか、フランス料理など脂肪の多い贅沢な食事をしている
わけではないじゃないですか。

食費を節約すると、じつは重要な栄養もとれなくなるんですね。

安い食べ物は、「炭水化物」と「質の悪い脂肪」の比率が高くなります。

代謝をよくするための栄養は、タンパク質、ビタミン、ミネラルですが、
これらは、おかずに含まれています。

食費を安くあげようとすれば、おかずはカットされます。だから栄養も
カットされる。


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■ アメリカでも貧困層に肥満者が急増
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〜〜アメリカ医学部に留学中の学生 blogより

アメリカはもう随分以前からお金持ちは、高級スーパーで、新鮮なオーガニック
野菜や、栄養バランスを考えた惣菜、新鮮で添加物の入っていないハム、ソーセー
ジ等値段は高くても良いものを買います。

おまけに、トレーニングジムや優秀なホームドクター等、常に自分の体調管理も
出来ますから、健康的な体系を維持出来ます。

逆に、貧困層は安売りの食品スーパーで、輸入冷凍野菜や、味付けが濃く、カロ
リーが高い冷凍食品、防腐剤を沢山使い添加物や着色量だらけのハム、ソーセー
ジ等値段が安いだけの物を買います。

おまけに、失業者が多いですから、生活保護費だけに頼りがちで、労働で体を使
いませんし、お金が無いですから、自宅でゴロゴロとジャンクフードを食べなが
らテレビばかり見ています。

また、食事が偏りますから、肥満傾向になります。
お金持ちは健康をお金で買いますが、貧乏人はお金が無いので成人病に罹りやす
くなります。(以上 引用)
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アメリカでは日本のように皆保険制度が無いので、病気になったら
とんでもない医療費がかかります。

だから、お金に余裕のある人は食事や健康管理に投資するわけです。

そのほうが病気になるより安い、ということを知っているんです。

富裕層ほど日本食レストランで、バカ高い日本食を食べ、日系マーケットで
豆腐などヘルシーな食材を買っているといいます。

日本では考えられないかもしれませんが、アメリカでは肉のほうが安いんです。

お金のないひとは、肉ばかり食べる傾向があるといいます。

ご存じのとおり、ハンバーガーなどミンチ肉を使ったジャンクフードも安くて
食べ放題ですね。

3食ハンバーガーも当たり前の貧困層がおおぜいいます。


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■ 日本もアメリカを追う傾向に。モビリティでますます歩かない生活?
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ゆうべニュースで、トヨタが開発中の驚異の三輪車・トヨタの超小型モビリティ
を見た。

バイク感覚の小型車で、エコには良さそう。でも…こんなの普及したら
ますます日本人は歩かなくなるんじゃないか。

それで無くても、今若い人の動脈硬化、糖尿病が急激に増えている。

子供の糖尿病もすごく増えているそうだ。

アメリカで現実に起こっている「貧困と肥満」の問題は、これからの日本にも
十分起こりそうなこと。

仕事につけない若者が増えて、1日をマクドナルドで過ごすというのを
聞いた。

そんな若者は、健康保険料も払えないだろうから、病気になったら
どうするのか? と思う。

話は変わるが、アフリカの30代で糖尿病が増えているという。

今の時代、各国で増えている「糖尿病」は、贅沢病ではもはや無く、
貧困からくる新型栄養失調といえる。

なにが新型なのかというと、カロリーはとっているが、体をつくる重要な
栄養素が欠落しているということ。


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■ 高齢者層にも広がる「新型栄養失調」!
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高齢者にも肥満は多い。要介護老人にも実は30%肥満がある。

高齢者の場合でも、経済的に困窮して食費をかけられないケースもあるかと思う。

そうなれば、上記の若者と同じ。

ご飯と揚げ物ばかりのお弁当で毎日過ごしたり、100円ショップの菓子パン
では、簡単に新型栄養失調になるだろうと思う。

でも、お金が無いわけではなく、思い違いでそうなっていることもあるのが
見逃せない問題。

そこで注目されているのが、「肉食の頻度」。

肉は体をつくる材料であるし、体調を整えるために絶対に必要な栄養素なのに
悪いイメージも定着している。

動物性脂肪がよくない
コレステロールが高くなる
悪玉コレステロールが増える
動脈硬化が進行する
がんになりやすくなる

など、必ずしも正しいとはいえないのです。
高齢者の健康度を知るうえで血液中の「血清アルブミン値」というのがあります。

これが低い人が病気にかかりやすく、要介護になるリスクも高いのですが、
肉をあまり食べない食生活だと、「血清アルブミン値」は低くなるのです。


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■ 若いときから肉を食べてきた人は、高齢になっても食べている事実
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高齢者のタンパク質不足は、深刻な問題につながります。

タンパク質不足で筋肉も落ちてしまうので「サルコペニア」という筋肉減少症と
いう症状に陥ります。

身体活動が制限され、要介護になる確率も高くなります。

お年寄りが肉を食べない理由は、いろいろ隠れていて、消化力が弱まり肉を食べ
ると胃腸がもたれるようになったり、歯が悪くなって入れ歯などで肉がかめなく
なったりすることも原因ではないかと思います。

イメージ的に、年寄りは粗食でいいんだ、という風潮も困ったことに残っている
かと。

高齢者は食が細くなり、肉もあまり食べなくなると思われてきましたが、
それだけではないようです。

食生活というのは、なかなか変えられないもので、若い頃からやってきたことを
そのまま高齢になってからも続ける場合が多い。

ある研究によれば、現在の80代90代は戦前の食の貧しい時代に成長期だった。
昔から卵や肉は食べていなかったわけです。肉食文化は戦後アメリカから伝わっ
たのですから。


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■ 団塊世代はこれから高齢者になっても肉は食べるだろう
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ですから、これは推測ですが、戦後世代は今の60〜65歳、団塊といわれる
グループです。この世代は高度成長期で生活がどんどん豊かになって
食生活も激変した時代に若者だった。

この世代は、若いときから肉を食べていましたから、70歳80歳になっても
肉を当たり前に食べる高齢者となっていくのではと思います。

肉、肉と肉を奨励しているみたいですが、タンパク質が大事だということを
強調したかったのです。

ただ、肉でも、やはり脂身は避けた方がいいですし、すべてのタンパク源を
肉に求めれば、カロリーオーバーにもなり肥満につながります。

年齢とともに消費カロリーも減ってきますから。

ですから、理想をいえば、1日に1回、朝でも昼でもいいですから
サプリタイムを利用したほうがいいと思います。

サプリタイムは、大豆タンパクと乳タンパクが半々にはいっていて、タンパク質
が15グラム摂取でき、しかも100カロリーと低カロリー。

中高年、高齢者の方々にも積極的に活用してもらいたいと考えています。
血糖値も上げないので、糖尿病予防にもつながる食生活になります。





SPAM缶は米軍の戦闘食がもとになっていた

2013年03月08日

沖縄にこれほどスパム缶が浸透したのには、歴史的背景があった
もとは軍隊の保存食(戦闘食)が起源だったのだ

以下、レーション(ウィキペディアより)

レーション (ration) は、一般的には軍隊において軍事行動中に各兵員に配給される食糧(コンバット・レーション)を指すことが多い。日本では野戦食(やせんしょく)や戦闘食(せんとうしょく)、などと呼ばれる。

これらの食料の多くは、劣悪な環境における輸送にも堪え得る保存性と、摂取カロリー量の確保を至上目的としたものである。

レーション.jpg
フランス陸軍のレーション

第二次世界大戦やそれ以降、主にアメリカ軍兵士の食料としてスパムは多く利用されるようになった。このため沖縄など米国外の米軍駐留基地のある地域では、スパム缶、ランチョンミートを消費する食文化が発展している。

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また他にも面白い記述がありました。

*週間アスキー 平成12年 6/14号

SPAM(スパム)とはミネソタにあるホーメルフーズの有名商品でスパイスドハムの略。なおホーメルフーズはアメリカ軍御用達で、SPAM(スパム)はコンバットレーション(軍用食)として絶大なる信用を得ており1959年までに10億個が消費されたそうだ。

第2時大戦中、連合国はアメリカから供給されたスパムで食いつなぎ、フルシチョフの回想録には、スパムがなければソ連は生き延びる事ができなかったろう、と言っているらしい。

確かに軍用食としては理想的で、常温保存可能、缶を開けなければほぼ半永久的保存が可能である。その持ちの良さの秘密は大量の塩と亜硝酸ナトリウムの添加にあり、スパムの評判の悪さも、そのしょっぱさとケミカル臭に原因があるようだ。が、調理すると臭いが飛びそれほど感じなくなる。

しかし、アメリカ軍が持ち込んだほかの地域には以外と気に入られていて、現在世界の3大スパム愛好地は韓国、ハワイ、沖縄だそうである。

ちなみにスパムの一般名称はランチョンミートだが、沖縄ではこれを「ポーク」と呼ぶ。
占領時代、アメリカ軍が戦火のために激減した養豚業が回復するためのつなぎとして大量に持ち込み、そして養豚業が回復したときには沖縄県民食と言われるまでに普及した。もちろんクーブイリチーやへちま炒めなどの沖縄郷土料理にも当然のように使われている。

もっとも本土復帰後、そのスパムを大量供給した当時の担当士官が退役後に沖縄を訪れ、スパムの普及をみて「まだこんな物を食っとるのか?!」と驚いたエピソードもあるとか。



このところ、日本の長寿県から沖縄が脱落したことが話題になっており、健康長寿沖縄は過去のもの沖縄県は日本一肥満が多く、心臓病が多い県となっている。それは、65歳以下の生活習慣病が急増していることがもとになっており、さらに調べてみると、原因は「高脂肪食」につきあたる
スパム缶が沖縄に普及した歴史的背景と、無関係ではないような気がする。


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沖縄は過去の歴史的な背景から、いち早く食が欧米化し、アメリカと同じような病気が増えて来ました。まさに沖縄はこれからの日本全体に起こるであろう状況を一歩先に写しだしているともいえます。
沖縄の食の特徴は、脂肪過多・高カロリー食。それにより働き盛りの年代に肥満が急増。それにともなって高血圧症、心臓病、糖尿病などの生活習慣病が深刻な問題となっています。

沖縄に追随するように今若い世代に同じような食体系が蔓延しています。このままいけば、沖縄と同じような状況が起こると専門家は危惧しています。沖縄の経験に学び、食を改めていかなければますます病気が増え、国民医療費がふくれあがり、皆保険が破綻してしまいます。

健康を守るうえで、「栄養管理」がとても重要です。摂るべき栄養を不足なくとり、脂質と塩分と炭水化物はほどほどにして、カロリーは控えめにする
このような管理は、食事内容だけではクリアできません。サプリメントはそのために活用すべきです。







posted by shinto at 14:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

コレステロールはどの程度にコントロールすべきか

三田国際ビルクリニック 院長blogより引用

コレステロールもホルモンを作ったり、細胞膜を作ったりするのに必要な物質です。しかし、動脈硬化ということを考えると、その必要最低限を摂取しておく方がよろしい。それでは、どのくらい摂取がベストかといいますと、現在の考え方は次の通り。

     一日当たりのコレステロール摂取許容量    300mg

日本人は弥生時代から鶏を飼っていました。それも鶏を一番(つがい)で飼うという習慣で、現在のように多数の鶏を飼うというのではありませんでした。日本人は江戸時代になるまで鶏を食べるという習慣はありません。天部天皇が牛や馬、鶏その他の動物の殺傷禁止例を出してから、特に貴族階級での鶏を食べるという習慣がなくなりました。鶏を食べるようになったのは江戸時代に入ってからです。

卵料理というとオムレツが代表でしょう。フランスの五つ星のホテルのディナーでオムレツをオーダーすると、シェフの方で、このゲストは一流のお客だ…と思ってくれます。昔、巡礼をしていた人たちが突然、ある教会に一晩の宿を求めて立ち寄りました。食べる物がなく困った教会の修道女は、卵を使って野菜やそのその他の物と一緒に料理してだしました。これがオムレツの始まりです。簡単で美味しく食べられるというので、その後この料理がもっともポピュラーなものとなりました。

オムレツ.jpg

困ったことにオムレツを作るにはどうしても、卵を2個は使ってしまいます。コレステロール量としては約600mgにもなり、摂取過多になります。
そこで白身だけで作るオムレツが登場したのです。

アメリカ人はコレステロールに敏感です。ですから一流ホテルではコレステロールフリーオムレツとかホワイトエッグオムレツとしてメニューに出てくるようになったのです。


ちょっとした食習慣を変えてみるだけでもコレステロールは非常に改善されます。
コレステロールはどのくらいに維持したらよいか。

特に、病気のない場合は、一般的に

         総コレステロール          220mg以下
         悪玉のLDLコレステロール    139mg以下
         善玉のHDLコレステロール     40mg以上


というのが、日本でのコントロール基準値です。
但し、アメリカコレステロール教育プログラムでは、LDLを、早い時期から治療開始し、LDL70mg以下にするよう提言しています(アメリカ人には異常な肥満が多いという問題を考慮しなければいけません)。

コレステロール値があまりに低いとか高い人の中には、甲状腺機能に異常のある人がいますので、コレステロールが異常のある人は、念のため甲状腺機能を検査しておきましょう。
もし心筋梗塞や狭心症のある人はもっとコレステロールを低くしなければいけません。あるいは肥満、喫煙者、高血圧症、糖尿病のある人、心電図異常のある人は、コレステロールをもっと低くコントロールする。こういう人は

        総コレステロール      200mg以下
        LDLコレステロール     100mg以下

にしておかなければいけません。
従ってコレステロールだけを見るのでなく、その外の動脈硬化の危険因子も取り除かなければなりません。

posted by shinto at 13:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

日本の若者がアメリカの若者よりコレステロール値が高いのはなぜ?(考察)

日本の若年層のコレステロール値が,アメリカ人の同年代のコレステロール値を抜いていたというのは、ショッキングな話です。なぜそのようなことになったのか。このあたりの事情については、つぎのような考察がある。米国では脂肪の摂り方が過剰すぎるため、脂肪の摂取を控え、代わりに穀物をしっかり摂ろうということが強調されてきた。

スーパーでは、低脂肪牛乳が売られ、炭水化物食品の重要性が指摘され、ご飯、パン、イモ、シリアル食品を食べましょうという動きが、ここ10年ほどの間に広がってきました。
12、3年ほど前から、食物繊維を多く含んだシリアル食品が、アメリカ人の朝食の半分以上を占めるようになってきた。カリフォルニアで行った米国の小中学生を対象にした調査でも、半数近くの45%が朝食は、フレークに牛乳をかけて食べるというような結果が出た。

米国がん協会は、米国の児童(2歳-18歳)4千8人を対象に、1989年から91年までの間に食べた食品20品目について調べているが、ビタミンA、鉄分、葉酸などの栄養素をシリアル食品から最も多く摂っていたことが判明したと報告されている。

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アメリカのシリアルは、安価でビタミン、ミネラルが強化されたものが多いようだ


日本の若年層がジャンクフードに群がっている間に、米国の若年層達は、日本人が昔多く摂っていた食物繊維の多い未精製穀類に高い関心を払い、健康管理に注意を払ってきた。もちろん現在も、それは続いている。

シリアル食品は、トウモロコシ、米、大麦、小麦などを、加熱調理した上で長さ1cm程度の薄い破片に成型し、牛乳などをかけて食べる食品のこと。日本での正式な名称は、朝食シリアルと呼ばれている。トウモロコシを主原料にしたものを特にコーンフレークともいう。また、特にトウモロコシが主原料でなくても、混同してコーンフレークと呼ばれることがある。

これらの多くは、牛乳や豆乳をかけるだけで食べることができ、簡単に朝食をとることができる。近年は特定の栄養分を強化したものも発売されている。
posted by shinto at 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

閉経で女性ホルモンが減ることの弊害がこれほど大きいとは!!

2013年03月06日

女性ホルモンが女性のからだを、さまざまな面で守っている。

高コレステロール、脂質異常、動脈硬化、骨粗しょう症などのリスクから、守る働きが女性ホルモンにはある。閉経するとその働きが弱まり、その影響は大きい。

年齢とエストロゲン分泌量.jpg


女性ホルモン(エストロゲン、卵胞ホルモン)の働き

エストロゲンは女性の卵巣でつくられる女性ホルモンで「卵胞ホルモン」と呼ばれています。エストロゲンの作用によりで女性特有の月経や妊娠が発生し促進されます。
肌をつややかにし、髪の毛を豊かにし、張りのある乳房にするなど身体を女性らしくする以外に、血管や骨も強くなり、脳や自律神経の働きをよくするなど健康を保つ作用もあります。

更にエストロゲンは抗酸化作用を持っていて、活性酸素の発生を抑制します。抗酸化作用を持つものには、ビタミンCやEなどが挙げられますが、エストロゲンにも同様の作用があります。抗酸化は癌の予防になりますね。
また、エストロゲンには、動脈硬化を防ぐ作用もあります。これは、エストロゲンが血管壁に働きかけて血管の弾力性を保つことや、脂質代謝をよくする働きによるものです。

エストロゲンは脂質代謝に作用して、中性脂肪を減らしますから、悪玉コレステロールの抑制にもつながっていきます。さらに、骨に作用して骨吸収の抑制(骨が壊れるのを防ぐ)、骨形成の促進を起こし、骨量を維持するのに役立つ作用もあります。
まさに、生きていく身体に重要な役割を果たしているホルモンといえますね。

エストロゲンの働き.jpg
女性の健康.netより

効果は総花的。薬以上の効果で、しかも自分自身の体内でつくられるのですから安全。
でも、閉経とともに、これが減少するのですから…

コレステロールが中年になると高くなるのも、動脈硬化がすすむのも、女性肥満の特徴は皮下脂肪だったのが男性のように内臓脂肪型になるのも、骨粗しょう症がすすむのも、みんなこのエストロゲンの防御が無くなるからだったなんて。

ひとつ方法があるとすれば、体そのものを実年齢よりも若く保つこと。

それから、女性のがんである「乳がん」「子宮がん」の治療や再発防止に、男性ホルモンを投与したりして女性ホルモンの働きをおさえますね。あれは、このグラフからすれば、加齢を促進し生活習慣病リスクを高めることになりますね。乳がん、子宮がん治療のその後健康状態が芳しくなくなるのもこうしたことが原因かもしれません。


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posted by shinto at 10:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング

朝に炭水化物をとると、よけいに血糖値が高くなる!

2013年03月05日


この書籍は、糖尿病に関して第一級の専門家達が著したもの。その中で、とくに興味深い部分は・・・。

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夜間、インスリンの分泌が低くなると、肝臓は、インスリンによる「糖を出すな」という指令がなくなるため、血液中に糖を放出し続けます。さらに、インスリンの量が少なく、そのはたらきも悪いため、筋肉や脂肪細胞はブドウ糖をとり込もうとせず、ブドウ糖は血液中に溜まっていきます。

こうして何も食べていないのにもかかわらず、血糖値が上昇していきます。そこに、さらに朝食に炭水化物を食べると、その糖質はブドウ糖となって血糖値が上昇します。
糖尿病患者の場合、血糖値が上がっても、インスリンはゆっくりとわずかづつしか分泌されません。このためインスリンの分泌が少ない朝食の後には、著しい高血糖状態となってしまうのです。

★つまり朝は、夕食でとった糖分をグリコーゲンに変えて肝臓に貯めており、それを放出してエネルギー源とするので、朝食に炭水化物(糖分)を食べると過剰な糖分となってしまいます。
特に血糖値の高い人は余計に血糖値を上げてしまうし、正常の人であっても朝の余分な糖は脂肪に返還されて肥満しやすくなってしまうのです

朝は、低カロリー(炭水化物と脂肪をとらない)で、高栄養(たんぱく質、ミネラル、ビタミンを豊富に摂取する)食事法にしなければならないのです。

そういう意味でも、BOSS法の食事は理にかなっています。
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posted by shinto at 13:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

動脈硬化があって、なぜ静脈硬化がないのか?

動脈は、血管の収縮や血圧の上昇によって血流が速くなります。その結果、血管壁への摩擦は大きくなり、また、動脈の分岐点では衝撃や乱流が起こるので、血管壁が損傷しやすくなります。
  
例えば、燃料を輸送するパイプラインでは、曲がり管や、Y字管での水撃圧や乱流が起こる個所で管が磨耗し破損事故が多くなります。それと同様のことが動脈においても起こるのです。
 
そうして破損個所の応急処置としてコレステロールが貼り付くようになります。そうしたことが重なって動脈硬化が進行していくのです。

一方の静脈は、血液の勢いや圧力が低く、血管壁も動脈に比べて薄くできています。また、逆流を防ぐための静脈弁がついているなど、血流による障害がおこりにくいのです。すなわち、血管壁には障害が生じにくく“静脈硬化”は起こらないといわれています。

動脈と静脈の断面図.jpg


●LDL(低比重リボたんぱく:lowdensity lipoprotein)
「悪玉コレステロール」の代表格で、動脈硬化や虚血性心疾患の危険因子。水よりも重く、血液中に存在して脂質を全身の末梢組織に運びます。

●HDL(高比重リボたんぱく:high density lipoprotein)
 いわゆる「善玉コレステロール」です。いちばん重いリボたんぱくで、中性脂肪もコレステロールも少なく、リン脂質が半分を占めています。全身の末梢組織から余分なコレステロールを取り除き、肝臓に運びます。

悪玉コレステロール(LDL)が多く、善玉コレステロール(HDL)が少ないことが動脈硬化の第一の原因にあげられています。

◆ 関連記事 ◆
『LDLコレステロールが高めでも、HDLが高いと動脈硬化になりにくい』

『EPAで血管年齢が若返る、富山県でのある調査結果!』

厚生労働省もEPA・DHAを1日1000mg摂るよう推奨しています。
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日本とアメリカ、コレステロール摂取量比較

日本人のコレステロール摂取量は少ないのか?! いいやそんなことはなかった!
日本の若者ではアメリカ人の1.5倍(男)2倍(女)コレステロールを多く摂取しているとは!

意外なデータがあります。今や欧米人よりも日本人のコレステロールの方が高いのです。
 
日本人は比較的コレステロールの値が低いとされていたのは過去のこと。最近のデータでは、男女とも日本人の血清コレステロール値は米国人と同水準に達しています。

さらに若年層のコレステロール摂取量は、米国人に比べて男性1.5倍、女性2倍という状況まで悪化しています。


日本の若者の食生活事情、インスタントラーメンやコンビニの揚げ物がコレステロール値を上げている

専門家は、「酸化コレステロールを含む食品には、レトルト食品や加工した肉食品、インスタントラーメン、外食のフライや天ぷら、電子レンジで再加熱された食品などがある。どれも現代の食生活にはなじみのあるものだけに、問題の根は深い」と、今の日本人の食事内容に触れて動脈硬化への危険性を指摘しています。

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posted by shinto at 10:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

カルシウム・パラドックスを知らないお医者さんも

2013年03月04日

パラドックスとは、ギリシャ語で「逆説」を意味する

口から摂るカルシウムが足りないと副甲状腺からホルモンがでて、骨からカルシウムを溶かし出せという指令が発せられる。そのときに、必要以上の多量のカルシウムが血液中に溶かしだされることにより、そのカルシウムが血管壁に沈着し、血管を硬くし動脈硬化を起こすリスクがおきる。このことを「カルシウム・パラドックス」とよぶ。
いまだに、血液中のカルシウム量が多い患者にたいして「カルシウムの摂りすぎだから摂取を控えた方がいい」と指導する医師が存在するよう。これでは、まったく反対の指導になってしまう。

高齢者医療の第一人者であり、数々の現場経験からカルシウム摂取の重要性を提唱する林泰史氏の著書「骨の健康学」より引用し、カルシウム・パラドックスについて説明します。

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『骨の健康学』より抜粋 林 康史著(東京都リハビリテーション病院長)

*カルシウムパラドックス

カルシウム・パラドックスという言葉を聞いたことのない人も多いと思うが、パラドックスとは、「奇異なこと」や「逆説的なこと」をいう。カルシウムについて、何があたりまえでないのかというと、骨にカルシウム量が少ない人ほど、動脈などにカルシウムがたくさんたまっていることである。
 
カルシウムを食べ物でたくさん摂らなければ、血液中のカルシウムは不足するが、それを補うために骨が溶かされるという仕組みが体にはある。骨のカルシウム含有量が減る状態になれば、血管など体内のさまざまな組織のカルシウム量も減少し、間違っても増えることはないはずである。しかし実際は、骨が弱くなっている人ほど動脈などにカルシウムがたまる、といった奇異な現象がみられるのである。これをカルシウム・パラドックスという。
 
この現象をみつけだしたのは放射線科医師エルケレスで、今から50年前頃に50歳以上の人達の腹部レントゲン像を観察しているうちに、腹部大動脈の石灰化は骨粗鬆症の進行に比例することを見いだした。腰の骨のカルシウム量が少ない人ほど、腰の骨のすぐ前を走っている腹部大動脈の石灰化がいちじるしかった。
 

カルシウム不足は動脈硬化をまねく

血液中には一定量のカルシウムがなくてはならないが、カルシウム摂取量が減り、血液中のカルシウム濃度が低くなると、喉仏の近くにある豆粒ほどの副甲状腺からホルモンが分泌される。この副甲状腺ホルモンの命令を骨芽細胞が受け取り、破骨細胞にはたらくように指令を出すと、破骨細胞は骨をどんどん削りその結果、周辺の血管はカルシウム沈着に見舞われるのである。

動脈は弾力性があるので、軟らかいゴムホースのようにふくらんだり元に戻ったりするが、これができるのは動脈壁内のゴムのようなタンパク質、エラスチンによる。このエラスチンは血液中のカルシウムと結合しやすく、結合した場合少し構造を変化させて、古くなったゴムのように弾力性を失ったタンパク質となる。
 
その結果、心臓から送り出された血液は、弾力性の低い大動脈をふくらませることができなくなり、心臓の圧迫力がそのまま手足や頭に伝わって高血圧になってしまうのである。また、血管壁のなかには、血液中のコレステロールは容易に侵入することができないが、カルシウムと結合したエラスチンは動脈壁に疲労性のヒビをつくりやすいので、ヒビを通って血管壁の中にコレステロールが入り込む。このようにして、動脈にカルシウムとコレステロールがたまり、血圧が高くなるうえ、血液が通りにくくなるといった、高血圧動脈硬化が生じる。

カルシウム摂取不足が骨を弱くするだけでなく、高血圧や動脈硬化を招くといった「カルシウム・パラドックス」は腎臓や脳にいく血液の流れを少なくしたり、止めたりもする。その結果、腎臓機能の低下や腎性高血圧がみられたり、脳血管障害が生じたりする。
 

細胞の表面にはカルシウムを取り込む小さい孔があいていて、その孔が細胞内に入るカルシウム量を調節しているが、あまりにも大量のカルシウムが、血管壁の弾力性をコントロールしている平滑筋細胞内に取り込まれると、細胞が硬くなって死んでしまう現象が知られている。
 
この平滑筋細胞にたいして骨から溶け出したカルシウムが悪い影響をおよぼしているとの考えがある。動脈硬化はコレステロールの摂りすぎによると考えられている一方で、骨からでてきたカルシウムが血管を硬くし、コレステロールの沈着をも招くことを考えると、カルシウム・パラドックスはもっと知ってもらいたい言葉である。                                     

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東京都リハビリテーション病院長
林 泰史(はやし・やすふみ)

高齢者医療の第一人者であり骨の専門家として知られる。老化は必ず進むが、老化を遅らせて「年老いても健常老化であること」の大切さを説く。
基本的には食事の栄養分を控え、過食せず、運動をし、
老いても社会に参加する、など10か条を挙げている。
血清アルブミンを高く維持することが若々しい身体と頭を保つとも説いている。






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中年女性ではコレステロールが高くなる

中年女性ではどうしてもコレステロールは高くなりやすい

コレステロール上限値がいまだ昔の220mg/dlのままで、過度な投薬が行われているという声も高い

大櫛陽一著の「間違いだらけの診断基準」(太田出版、2006)という本には、各検査値の男女差の違いおよび年齢差による変化が詳細に記載されています。

男女差がある検査値は多くあります。例えば赤血球数、ヘモグロビン、血糖値、コレステロール値、HDL値、尿酸値などです。また、年齢により変化する検査値もあります。
加齢と共に減少するのは、アルブミン、赤血球数、血小板などです。一方、年齢と共に上昇するのは、LDL、コレステロール、中性脂肪、血糖値、血圧などです。

現在の人間ドックの検査項目で、男女別があるのは、赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット値くらいです。まして、年齢差はまったく考慮されていません。

女性の体は更年期までは省エネになっている

女性の体は、一般に男性より小さく、筋肉量も少なく、出産・育児に備えて省エネと節制構造になっていますので、エネルギーに関連する検査値が男性より低くなっています。女性は、出産や更年期までは、省エネモードですが、更年期後は、男性の値に近くなります。

老年期で、女性の方が高くなる検査項目は、コレステロール、LDLなどです。女性の赤血球数は、更年期には少し増加します。人間ドック受診の女性で異常と出る検査項目数は、男性のそれの約1/5です。女性は、省エネと節制モードで、故障が少なく長生きできるようになっています。

 
人間ドックでは、コレステロール値に一喜一憂する人が多いです。コレステロール値が高いと動脈硬化が促進され、心筋梗塞や脳卒中の危険性が増すことが広く知られているからです。日本動脈硬化学会は1997年に、コレステロールの上限値を、男女差や年齢差に関係なく、220mg/dlに定めました。

しかし、2002年の改正では 240mg/dlに改正しましたが、ほとんどの病院はコレステロール検査値の上限を現在でも220mg/dlにしています。欧米では240mg/dlに なっていますし、人間ドック学会でも240mg/dlを採用し、治療開始を260mg/dlとしています。コレステロール値は加齢により大きく増加します。20代女性の平均値は180mg/dlですが、中年女性では220mg/dlに増加します。
 
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現在のコレステロール上限値220mg/dlは20-30代女性に適応できる値であり、中年女性には低すぎる。
この分布をもとに設定すると、中年女性の半分が異常になってしまう!


一般に、多くの人の検査値を統計処理すると図のように正規分布になります。正常値は、中央部分の95%の範囲に設定されており、異常値は、上限と下限の合計面積5%に相当する所の値に設定されています。

図のように、中年女性のコレステロールの平均値は220mg/dlで、ここに正常値の上限値を定める と、中年女性の半分が異常となります。現在設定されている上限値の220mg/mlは、20-30代女性に適応できる値です。人間ドックでも、コレステロール値が220mg/dl以上の人は、全健診者の約30%(男性26%、女性37%)にもなります。しかも、治療を受けている人は、全健診者の約5%(男性4.3%、女性6%)です。やはり、治療を受けている女性の割合が少し多いようです。

コレステロールの正常値が、220mg/dlに設定された理由は、世界に先駆けて我が国で開発された三共株式会社(現在は第一三共株式会社)の抗コレステロール薬のメバロチンという薬物の影響が大きいと思います。これまで多くの中年女性が、高コレステロール血症と診断され、この薬を飲んできました。メバロチンは、2002年末に特許期限が切れ、ジェネリック薬が発売されるようになりました。 救いは、メバロチンのコレステロール低下作用が、最近の新しい抗コレステロール薬(第2世代)に比べて弱いことです。それだけに副作用も少なかったようです。

最近は、やっと多くの医師が、中年女性のコレステロール値の設定がおかしいことに気づいて、抗コレステロール薬の処方を控えるようになりました。一度決めた検査値はなかなか改正できないのが通例です。図で分かるように、健康な中年女性では、上限の2.5%に相当するコレステロール値は、280mg/dl です。平均値は220mg/dlで、治療目標値(50%値)は240mg/dlになります。

また、女性のコレステロール値は、20代から50代にかけて40mg/dl近く上昇しますが、心筋梗塞や脳卒中はほとんど増加しませんので、女性には抗コレステロール薬の投与が不要であるとのメガトライアルがいくつか報告されています。最近、やっと日本でメバロチンのメガトライアルのデータが一部発表されましたが、メバロチンはもともとコレステロール下降作用が弱いので、個々のコレステロール低下値と冠血管疾患の予防効果の因果関係がはっきりと論文に明示されていません。とにかくコレステロールを少し下げれば冠血管疾患の予防効果がありますよと言った程度のものです。
※メガトライアルとは、大規模介入試験。これは数千人から数万人の規模で、ある検査や治療薬が特定の病気の診断や治療に有効かどうかを、長期間にわたり調査し、科学的に立証するものです。
 
高コレステロール血症とは逆に、180mg/dl以下の低コレステロール血症では、癌、うつ病、自殺・事故、感染症などによる死亡率が増加しますので注意が必要です。コレステロールは細胞膜の主要な成分ですので、コレステロールが低いと、細胞が傷つき易くなるのでしょう。残念ながら、コレステロールを上げる薬はありません。
また、第二世代の抗コレステロール薬は、作用がかなり強いので、コレステロールを200mg/dl以下に下げないようにしましょう。




posted by shinto at 11:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生活習慣病の予防

糖尿病や動脈硬化にもカルシウム不足が影響

カルシウム不足で恐いのは骨粗しょう症くらいと思っていませんか?

実は、最近ますます増えている「糖尿病」「動脈硬化」などもカルシウム不足が関係しています。

「カルシウム不足=骨粗しょう症」のイメージが強いので、日本人の死因の上位を占める糖尿病や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病にカルシウムが強く関係していることに、驚かれる方は多いと思います。

糖尿病とカルシウム不足の関係

膵臓内に島状に散在する内分泌細胞群で、ランゲルハンス島と呼ばれる組織があります。さらに、この中のベータ細胞は、食事などで血糖値が高くなると、これを感知してインスリンを分泌するという働きをもっています。
このベータ細胞に、インスリンが必要な状態となっていることを伝える(メッセンジャー)の役割がカルシウム。

糖尿病の原因はインスリン不足ですが、その原因はさまざま。中でも、カルシウムの伝達機能が低下することで起こる糖尿病をインスリン非依存型糖尿病といい、生活習慣病と呼ばれる糖尿病はこれにあたります。

カルシウム不足などで、血中カルシウム量が低下すると、「骨のカルシウム」を血液中に溶かし出すようになります。この状態が続くと、血液中のカルシウム量が過剰となって、膵臓の細胞内に余分なカルシウムが入り込むようになり、カルシウムはメッセンジャーとしての機能が果たせなくなってしまうのです。


動脈硬化のカルシウム不足の関係

一般的にコレステロールは動脈硬化の原因。ところが、その引き金となるのは実はカルシウムなのです。血液中のカルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンが分泌されて骨から大量のカルシウムが溶け出し、それが血管壁にたまって動脈硬化を引き起こします。

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血管内膜の下に脂質が蓄積し、プラークを形成しやがて狭窄を作ります。プラークにカルシウムが沈着してくると血管が硬くなり動脈硬化となります。


脳の老化とカルシウム不足の関係

認知症は、脳の血管に起きた障害(動脈硬化や血栓による脳梗塞、外傷による脳出血など)が原因で脳細胞が壊死する脳血管性痴呆と、血管に異常がないのに痴呆が進行するアルツハイマー型痴呆に大別されます。アルツハイマー型で脳細胞が壊死する原因については、近年、カルシウム不足が関係していることがわかってきました。

カルシウム不足によって、カルシウムは脳細胞に入り込み、脳の伝達経路を壊し、最終的には脳細胞を壊死させてしまうのです。脳細胞は他の細胞のように分裂、再生をしないため、一旦死んでしまった脳細胞は元に戻りません。このため、脳組織が減少、萎縮し痴呆が進行することになるのです。


高血圧症とカルシウム不足の関係

カルシウム不足は副甲状腺ホルモンの分泌を促しますが、こうなると「金庫のカギ」が開いたままの状態と同じで、骨からカルシウムがどんどん取り出されてしまい、体の中はカルシウムで溢れることになります。こうしたカルシウムが、血管の壁を作っている細胞の中に入ると、血管が縮み高血圧の原因になります。

カルシウム不足を起こさないためには、サプリメントを利用して、毎日確実にカルシウムを摂取することが大事です。
天然性の化石サンゴカルシウム「珊瑚の恵」は、摂りすぎの心配なく、安心して飲み続けられます。
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歯周ポケットをみてもらおう。4o超えたら歯周病

2013年03月01日

最近の歯磨きのCMに驚いています。歯を磨かなくても大丈夫な「歯の洗浄液」って何なんでしょう?
歯の手入れに逆行していませんか。

だいたい、歯を歯ブラシで磨いても平均50〜60%の磨き残しがでるのが一般的だというのに。歯ブラシを使って磨ける限界は30%、40%というのが歯科専門家の意見であり、他に糸ようじ、歯間ブラシを駆使しても完璧に磨くのは至難の業なんです。

それを、さらに「怠けを助長」(歯を磨かなくても大丈夫だなんて?)するようなことでは問題です。

歯の健康を維持していくのに一番問題になるのは「歯周病」。虫歯よりも歯茎や歯を支えている土台の歯槽骨がやられてしまい歯を失っていくんです。

年代別の歯周病罹患率をみてください。
20代30代の方ものんきにはしていられません。だいたいその頃から、歯茎が冒されていっています。

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30〜44歳で36%が歯周病にかかっており、45歳以上ではなんと58%が歯周病というデータがあります。歯周病の定義は、歯周ポケットの深さで決まります。
歯垢歯石がたまってプラークができ、歯茎に炎症がおきて、歯の根元と歯茎の間にすき間ができてきますね。これが「歯周ポケット」。歯周ポケットが3o以下は正常、4o以上が歯周病とされます。

歯周病についてまず知ってください↓↓

歯周病とは?

歯を支えている顎の骨が溶ける病気です。歯は、歯ぐきから出ている歯冠部と歯ぐきの中にある歯根部があります。この歯根は歯冠2倍位の長さがあり、顎の骨(歯槽骨)に埋まっています。この歯を支える顎の骨が歯周病によって溶けて無くなり、最後には歯が「ぐらぐら」して歯を失う病気を歯周病と呼んでいます。


なぜ、歯を支えている骨が溶けるのでしょうか?

☆歯肉炎から
歯と歯ぐきの堺には「歯周ポケット」といわれる溝があります。その中に住み着いた細菌(※1 歯周病菌)が増殖すると、歯周病菌の出す毒素によって歯ぐきが炎症(※2)を起こします。歯ぐきは炎症を起こすと腫れて「歯周ポケット」が深くなります。その結果、歯周病菌はたくさん住めるようになり増殖します。また、「歯周ポケット」が深くなるということは歯周病菌を取り除くのが難しくなります。その上、歯ぐきが炎症を起こすと痛みや出血があるので、歯磨きを避けるようになり、「歯周ポケット」の中の歯周病菌は増え続けます。このような悪循環を繰り返し、歯ぐきの炎症が慢性化していきます。

☆そして歯周病へ
体は、「歯周ポケット」の中で細菌が毒素を出し増加していくことを、何とか食い止めようとして、免疫が戦い続けます。しかし、次第に細菌の増加や免疫力の低下(※3)により、炎症が強くなると、生体は「歯周ポケット」の奥にある歯槽骨を自ら溶かして後退します。(※4)この結果、より深い「歯周ポケット」になり、細菌が増える環境になります。このような悪循環を繰り返し歯周病が進行していきます。

※1 歯周病はGingibalis、 Actinomyces、 Intermediaなどの歯周病菌によって起こります
※2 炎症は外敵(歯周病菌、毒素)から体を守るための防衛反応です。外敵が居る所に血液を集めて防衛するため歯茎が赤く腫れるのです。
※3 体の病気、疲れ、ストレス、加齢によって免疫力は低下します
※4 炎症が強くなると自ら骨を溶かす細胞(破骨細胞)が現れて歯の周りの骨(歯槽骨)を溶かします。



歯のケアについては、リスク管理意識の個人的な違いによってずいぶん差があると思います。虫歯になって歯が痛くならなければ歯医者にもいかないという人、定期的に歯石くらいはとりにいくという人、これらがほとんどでしょうか。

もっと徹底したケアの仕方を私たちはやっています。治療ではなく予防歯科に通い、歯周ポケットの深さを定期的にチェックし、磨き残し率をしらべてもらっています。

みなさんも歯から出血したり、歯茎からいやな臭いがしたり、歯茎が赤く腫れてぷよぷよしたり、なんて経験はありませんか。それが、まさに歯周病の兆候なんです。
「審美歯科」「予防歯科」「インプラント治療」などに力をいれた歯科クリニックでは、PMTCという治療をやってくれます。まずは、そういう歯科をケアのために選ぶことをおすすめします。

PMTCはたいがい予約が必要です。40分から1時間を要し、保険がきかず自費で8千円前後かと思います。
少々費用はかかりますが、体は健診を受けるのと同じで、自分の歯の現状を知るために一度は受けるとよいと思います。歯周病が進行している歯はどの歯なのか? それを知るだけでもどの歯を重点的に手入れをすべきかのめやすになります。そうしていくことで、歯周病の進行をおさえることになります。
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歯と歯茎のすき間に金属の針をさしこみ、深さを測ります。

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3o以内なら健康。

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ポケット探針(プローブ)というそうです。先の方に目盛りがついていて、これで何ミリか測ってくれます。歯科衛生士さんがたいがい担当してくれます。

元気で長生きするには、絶対に歯が重要!

当然、歯の健康も「健康の一部」です。

そら について詳しく →