天然のオイルと化学製品のクリームとでは!!

2012年11月15日

シアバターの用途は、ハンドクリームだけに限らないので、ハンドクリームとの比較は参考でしかないのですが、ここでは一般的なハンドクリームのことについてお話したいと思います。

ドラックストアにいくと、数百円でハンドクリームが売られています。
「痛いひび割れ、あかぎれに」とか「がさがさ手足がしっとりツルツルに」などといった宣伝文句がならんでいます。

ハンドクリームの成分のうち、有効成分って何なのだろう?とあらためて疑問に思いしらべてみました。

たとえば、1974年以来ロングランのキスミー薬用ハンドクリームを例にとると

【効用】しもやけ、ひび、あかぎれを防ぐ

【内容成分】
保湿成分/グリセリン
※石けんの廃液を精製してつくるのが主な製造方法。石油系のプロピレンを合成(ウィキペディアより引用)

有効成分/ビタミンE誘導体(トコフェロール酢酸エステル)

防腐剤/イソプロピルメチルフェノール



ハンドクリームの有効成分は、必ずしも油分ではなかったのですね。保湿はグリセリンで、あとビタミンEもはいっているというわけですね。

ちょっと価格帯の高いハンドクリームになると、油脂分の配合されているものもありますが、当社の委託製造メーカーに問い合わせたところ、品質の高いハンドクリームの場合油脂分の配合比率は20〜40%、一般的に若い方向けのお手軽な安価なハンドクリームが油脂分20%に近くて、肌が乾燥してくる中高年向けの少し高いハンドクリームには40%近く油脂分を入れるのが通例とか。

では、油脂分を50%、60%といれたらもっと効果のでるハンドクリームができるのではないか?と思ったのですが、市販のハンドクリームの70〜80%は水なのだそうです。水に油脂を混ぜるわけですから「まさしく水と油」。本来混じらないもの同士なんですね。

これを混ぜるために、乳化剤が必要になってくるし、水やその他の成分が腐らないように防腐剤は必須になります。水のつぎに多く配合される成分が通称BG(ブチレングリコール)という石油系成分です。

市販のハンドクリームに、油脂分が20〜40%しか入れられない大きな理由は、コストが上がってしまうことと、高い技術が必要になってくる(乳化技術)ことです。
ドラックストアには卸し業者から売価のおよそ30〜40%の卸値で卸されるときいています。たとえば600円のハンドクリームなら、4割掛け率で卸価格は240円となり、製造販売会社から何社の卸業者が間にはいるかはそれぞれですが、製造販売会社の経費や利益を考えると、おのずと原価が想像できてしまいます。

つまり安価なハンドクリームには、コストの関係から自然の油脂成分は使えないということ。石油から合成したグリセリンやBG(ブチレングリコール)を使わざるをえないということになるでしょうか。
できるだけ、肌には安全で自然なものをつけたい、というナチュラル派の方には、やはりシアバターのような自然の植物脂をおすすめしたいです。



posted by shinto at 17:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | そらのスキンケア