がん検診受診率50%、国の目標高すぎ

2012年07月16日

国の「がん対策推進基本計画」というものがあり、2007年時点で5年間のがん検診受診率目標を各部位別それぞれ50%としていたらしい。

ところが、現実の数字はかけ離れていて、2012年までに達成できた自治体はゼロ。今年6月からのあらたな計画では、胃と肺と大腸のがん検診は40%と目標を下げたにもかかわらず、今後5年間で達成できる見通しと回答したのは、約200自治体中わずかに2つの自治体のみ。

受診率が上がらない理由として、9割以上が「住民の意識が乏しい」、6割が「集団検診への参加が減っている」とした。

がん検診受診率.jpg

大阪府茨木市を例にとると、がん検診担当者は「受診率50%なんてエベレスト並に高いハードル」の本音をもらしている(ほぼ不可能に近いと言いたいのでしょう)。肺や大腸のがん検診は20%台とまだしも、胃がん検診はひどいもので4.3%という低さ。

その一因は、バリウムを飲んでX線撮影をする検診方法が不人気だからという。胃がん検診には、内視鏡で行う方法もあるが、厚労省の指針ではバリウムによる方法を指定している。

大阪府茨木市医師会 上野豊副会長は次のように述べたという。「バリウムを飲むと便秘になりやすいし、ぐるぐる体を大きく動かされるので敬遠されがち」。

(現場では胃がん検診は内視鏡が普通となっている)。

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意見をいわせてもらうと、この例をひとつとってみても、国はがん検診受診率を本気であげようとしているのか疑問に思う。バリウムを飲むのが嫌だ、という人が多いことがわかったら、内視鏡検査にきりかえればいいではないか。費用がバリウムのほうが安いとか、けちなことを考えているんじゃないでしょうねえ。

ここに胃腸肛門病専門の東大医学博士によるblogがありました。
バリウム検査と内視鏡検査についてのべています→

まあ、受診者にも問題はあります。ぐるぐる体を回されるのは気持ちのいいものではないけれど、自分の体のリスク管理と思えばなんてことない。「胃の検査不人気で敬遠」とか、検診は自分のために必要でやるもんであって、人気不人気でどうこう言えるものではないと思うのですが。


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日本のがん検診受診率の低さ

私自身は40代後半、がん年齢にもはいってきますので、市の検診はなるべく受けるようにしています。がん検診は、自費で人間ドックなどを受けるかたもいるでしょうが、個人負担が無い、もしくは少額ですむ集団検診を利用される方がほとんどかと思います。

がん検診費用を自治体や企業が負担するため(個人は健康保険料を納めてはいますが)、人間ドックのように何万も払わなくとも、ひととおりのがん検診を受けることができます。それなのに、どのくらいの割合で受診しているのかと思えば、20数パーセントだというじゃないですか。なんともったいないこと。

健康維持、病気予防をしたいと思うなら、まずは検診を受けることです。自分のいまの立ち位置を知らずして、どんな対策(予防策)がとれるというのでしょう。

がん検診受診率.jpg


がん対策推進協議会の委員、東大付属病院の放射線科准教授の中川恵一先生のお話を転記します。がん検診率が上がれば、がん死亡率が下がるとは単純には思えないのですが、参考になる部分もあると思いますので。

日本のがんによる死亡者数は、年間34万人に上っており、全死亡者の約30%を占めています。その上、先進7ケ国で、がんで亡くなる人が増え続けているのは、現在日本だけです。その大きな原因は、がん検診率の低さにある。

がん受診率の比較から、乳がんでは英米の70%に対して日本は20%です。子宮頸がんに至っては、米英の80%に対し、日本は21%に過ぎません。

がんで死なないためには、早期検診、早期治療が大事です。しかし、検診では、がん予防には直接結びつきません。アメリカでは『がん検診によって過剰診断になったり、過剰治療になる場合がある』と指摘されています。過剰ながん検診には注意が必要です。

欧米の先進諸国では、推奨されているがん検診を実施し、受診率を上げるにつれて、がん死亡率を低下させています。しかし、受診率の20%前後と低い日本では、がん死亡者が今後も増え続けていくとみられています。

集団検診とオーダーメイド検診(人間ドックなど)の考え方の違い

企業の行う集団検診は、企業で働く人が病気になっていないかを検査して、企業と働く人を守ることにあります。また、自治体が行っている集団検診は、全体の死亡率を下げたいのが狙いです。

このような集団検診は、検診費用を安くしたり、無料にするなど政策的に行われますので、有効性が証明された検査方法に限られています。

集団検診は、全体の死亡率を下げるのに非常に有効ですが、がんを見つける力はハイテク検査法に比べると劣ります。しかし、がんを見つける感度よりも有効性が証明されていることのほうが集団検診では重要なのです。

人間ドックなどオーダーメイド検診は集団検診とは違い、個人のがんによる死亡リスクを下げるのが目的で、費用は個人負担となります。受診者本人の希望で行われたりしますので、有効性が確立されていない検査方法も選ばれます。通常、このタイプの検診は、がんを見つける力である感度が優先されるために感度の高い検査方法が選ばれます。


がん検診の目的とは、がん患者を見つけるのではなく、がんの疑いがあり、精密検査が必要な人をスクリーニング(ふるいわけ)することが重要なのです。



立ち位置を知ったら、予防。
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