自殺者でいちばん多い年齢層は高齢者だった

2012年01月06日

昨年末、面白そうだと思い買っておいた『がまんするから老化する』を読み始めたら、ほんとに面白い!
著者の和田秀樹という人は、高齢者専門の総合病院で20年以上精神科医として働いてきている。多くの高齢者を診る中で臨床経験からの視点で、アンチエイジングをといている。すごく説得力がある。

その中の一章にこんなのが

怖いのは心の老化、感情の老化

要約すると、
加齢とともに臓器や細胞レベルでの老化は起きているが、個人差が大きい。高齢者の場合、動かなくなること、つまり活動量が下がることで衰える(廃用性といわれる)。だから、その裏返しで、積極的に体を動かして、頭を使い続けようという“心の若い人”は老化が起きにくい。

だからこそ「感情の老化予防」が必要だ。人間の老化は体力や知力よりも、まず感情から始まるといってもよい。なぜ感情が老化するのかといえば、大きく3つの原因が考えられる。

1.脳の前頭葉が縮むこと。意欲や好奇心に関わっている部分なので、萎縮すると意欲が失われていく。

2.脳の動脈硬化により自発性が低下する

3.セロトニンなど脳内の神経伝達物質が、減ってくるため、うつになりやすく、意欲が低下

感情の老化を心がけておかないと、体も頭も使わなくなる。外見にも気を遣わなくなり、体も見た目も加速度的に老化が進んでしまう。

もうひとつ、私たちが真面目に考えなければいけないことがある。それは、歳をとればとるほど自殺率が高いということだ。ほとんどの国で同じ傾向があり、北欧のような福祉国家でも同様。

おそらくこれは、歳を取るほどうつ病になりやすいためだと考えられる。セロトニンという神経伝達物質が減少し、心の老化がおきることにより、自殺リスクも高くなる。

高齢者の場合、がんとか他の死因が増えるために、相対的に、自殺の順位(死因としての)は下がるが、年齢とともに自殺が多くなっているのは事実。

自殺者年齢別.jpg

これには、わたしも意外だった。自殺の多い年齢層は、40代50代くらいかなと思っていたので。うちのスタッフに聞いても、「40代じゃないか」「最近はもっと若い人も増えている気がする」との答えが返ってきた。

心を若く保つことが、しいては体の若さを保つことに繋がるとはあらたな視点だと思った。普通逆に考えがちだから。


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posted by shinto at 10:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング