レスベラトロールは外国産に太刀打ちできない理由とは

2011年08月04日

昨日、弊社サプリメントの製造を委託している会社の本部長N氏がみえて、こんな話をしてくれた。
話題は、最近よく聞く「レスベラトロール」。

NHKがテレビで、長寿遺伝子を活性化する夢の素材、と放送したことから、一躍脚光を浴びるようになった「レスベラトロール」。しかし、当の火付け役であるNHKは、困惑しているそう。

実際に放送した内容では、このレスベラトロールの効果はまだ“マウス実験”の段階であり、人間が飲んでどうか?はこれから研究課題としたはずなのに・・・ 

急に浮上した、夢の長寿サプリメントは、最初の情報発信元(NHK)をよそに、またたくまに各社こぞって、販売競争に乗り出したというわけ。

しかし、このレスベラトロール、価格的に外国産にはどうやっても勝てないのだそう。レスベラトロールは、ブドウや山草のイタドリからとれる成分。ブドウからは少量しか抽出できないが、イタドリはアメリカなどにはたくさんあって、ひじょうに安い価格でレスベラトロールサプリをつくることができるのだ。

じゃあ、日本だってそれからとればいいんじゃない、と思いますよね。ところが、このイタドリ、日本では漢方薬として薬に分類されている。薬の成分をサプリメントに配合することは“薬事法”で禁じられているため、使えないのだ。

だから、日本のメーカーがつくろうとした場合、配合量がすごく少なくなったり、高価にならざるを得ない。外国産サプリが、輸入代行会社や個人輸入で購入できるので、太刀打ちできないだろうとN氏は話されてました。

外国産レスベラトロール.jpg

(以下、外国産レスベラトロール説明)
日本において、イタドリの抽出物は、医薬品区分です。米国では、イタドリ(タデ科の植物)由来のレスベラト ロールを使用することが許可されているため、比較的安価なサプリメントと しての普及が進んでいますが、イタドリ由来のレスベラトロールサプリメントは日本において医薬品区分です、日本で販売することは違法となります。

米国食品医薬品局 FDA認可の高含有量レスベラトロールサプリメントを米国より直接お届け致します。
ガン予防を目的とした動物実験で投与されたレスベラトロールは 1日あたり500mg(平均的成人に換算)

レスベラトロール含有量 325mg /1カプセル 30カプセル入り

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一方、国産もないわけではありません。

国産レスベラトロール.jpg

けれども、その成分や配合量をみると↓

今、話題の抗酸化物質レスベラトロール!1粒にレスベラトロールを12.5mg以上配合
【容量】60粒
【名称】赤ブドウエキス含有加工食品
【原材料名】赤ブドウエキス、還元麦芽糖水飴、結晶セルロース、ショ糖脂肪酸エステル、プルラン、二酸化ケイ素、セラック、グリセリン脂肪酸エステル
【内容量】19.32g (60 粒:1 粒重量322mg)
商品の説明
レスベラトロールは植物に含まれるポリフェノールの一種です。ぶどう果皮から発見され、赤ワインにも多く含まれています。 昨今最も注目されている成分のひとつといわれています。
PURのレスベラトロールは、南フランスのローヌ渓谷産の赤ワインを原料に、アルコールと水を用いて抽出しています。一粒に赤ワインエキスを250mg配合し、レスベラトロールを12.5mg以上(約ワイン3杯分)、ポリフェノール類を75g以上含まれています。
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比較してみると、外国産レスベラトロールサプリは、1カプセルでレスベラトロール325mg配合しているのに対し、国産は1粒で12.5mgと、26分の1量しか入っていない。国産の製造方法をみると、「赤ワインから」となっているので、液体から抽出するのってちょっと考えただけでも大変だろうとわかりますね。

肝心の値段も、外国産は1本30カプセル入で2,630円(半月〜1ヶ月分)だが、国産はほぼ1ヶ月分で1本5,980円。

イタドリ.jpg

イタドリって日本にははえてないのかな?と思ってしらべてみると、ありました。高知県の農産品としても紹介されてました。春に山にはえる山草の一種で、地元では料理してふつうに食されているよう。


【レスベラトロール情報局】というホームページにわかりやすく書かれています。

サプリメント等として販売されているレスベラトロールは、ブドウやワインに含まれます。しかしそれらに含まれるレスベラトロールは、微量であるため、ブドウ果実やワインから取り出すのは難しいと言われています。

ブドウの一大産地、フランスのボルドー地方は、実はブドウの生育に適した土地とはいえません。大西洋からの湿った風が吹き抜け、灰色カビ病などに悩まされます。
レスベラトロールは、植物が紫外線や病原菌などのストレスにさらされた時、自身を守る為に作り出す生体防御物質です。
そのため、生育環境の厳しいボルドー地方のブドウには、レスベラトロールが多く含まれることがわかっています。


レスベラトロールは、ブドウの果実や果皮やワインからは微量しかとれません。研究の結果、レスベラトロール類が多く含まれるブドウの部位は、ワインに使われる果皮よりも、新芽や若づるであることが明らかになりました。新芽や若づるは植物の成長点で、抵抗力が弱く、多くの防御物質を必要とするためだと言われております。

レスベラトロールが含まれている植物として、ブドウのほかにイタドリがあります。タデ科の多年草で、利尿作用・緩下作用があるため、昔から「虎杖根」という漢方薬として使用されています。

イタドリ由来のレスベラトロールは、ブドウからつくられたものより、非常に安く手に入るので、海外のレスベラトロールのサプリメントには広く使われています。

しかしイタドリの根茎は、日本国内では食品に使うことが認められていない医薬成分に該当するので、サプリメント等での使用は禁止されています。

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さてさて、このレスベラトロール、流行るんでしょうかねえ。
弊社では成り行きを傍観したいと思います。

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posted by shinto at 16:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンチエイジング

トクホの“嘘”脂肪燃焼に根拠なし

横行する「トクホ」食品の嘘  普遍的でない「健康効果」

ヤフーニュース 2011.8.1

通勤途中らしきスーツ姿の若者が歩くのに合わせて、お腹の部分に青白い炎が上がる。
よく見る清涼飲料のコマーシャルだ。飲めば体内の脂肪が燃焼することを窺わせるメッセージも流れる。

ヘルシアウォーター.jpg


トクホ――。特定保健用食品と呼ばれ、現在900以上の商品が発売されている。
本格的に販売されるようになったのは1990年代後半だ。市場規模を見ると、記録の残る1997年の1300億円余りから急増し、2007年にピーク(約6800億円)を迎えた。2年ごとの調査のため、最新の数字は2009年の約5500億円だ。トクホの定義は次の通り。

「食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする商品」
極めて曖昧な表現だ。「健康によい」というイメージだけで「お化け商品」が生まれるトクホは食品メーカーにとってドル箱である。

しかし、この「健康によい」という部分に大きな疑問符がつく。はっきり言えば効果が期待できないものが横行しているのだ。


実験条件が極めて特殊

「トクホ認可の根拠となる臨床実験は、その条件が特殊で一般に当てはまらないものが多い」
こう語るのは筑波大学名誉教授で、農学博士の鈴木正成氏だ。同氏はトクホ業界に直接関わりながら、そのいかがわしさに長年疑問を呈してきた。

怪しいトクホと聞いてすぐに思い浮かぶのが花王の食用油「健康エコナ クッキングオイル」だろう。
2009年、体内で発癌性物質に変わる成分が含まれていたことで、回収された。発癌性物質など議論以前の問題だが、このエコナの「健康効果」自体が怪しかったことはあまり知られていない。

鈴木氏は長年、油脂と肥満の関係を研究してきた第一人者だ。その経験を基にエコナの「肥満気味の方、中性脂肪が高めの方におすすめします」との宣伝に疑問を持ち、自ら実験を行った。
通常の植物油と比較し、ラットと人に投与したところ脂肪燃焼や中性脂肪上昇の程度に差はなかった。

鈴木氏がこの結果を2002年の日本肥満学会で発表しようとした前日に事件が起きた。
花王の担当者が大学を訪れたのだ。担当者は「会社の実験で効果があった」として、15本前後の論文を持参した。しかしその論文が極めて限られた条件下での代物だったのだ。
鈴木氏はこう言って呆れる。「調理に使わず飲ませたり、糖尿病患者を使ったりして得たデータがほとんどだった」

しかもその担当者は鈴木氏に「発育期の子どもと、肥満していない一般の方には効果がない」と認めた。これを、誰にでも効果があるかのような文言で売っていたのだ。

鈴木氏はこの時、担当者に「効果が確認できなかったデータもあるのではないか」と問いただした。果たして、担当者は黙して語らなかった。効果の出なかった実験結果を隠蔽することは、消費者に対する重大な背信行為である。

問題は既に販売されていないエコナだけではない。同じく花王が販売する「高濃度茶カテキン」により脂肪燃焼が期待できるという「ヘルシア(シリーズ)」というヒット商品にも「嘘」が隠されている。

ここに、2005年に花王が専門誌「化学と生物」に掲載した論文がある。実はこの中には結論部分に「男女ともBMIが低いヒトでは体脂肪低減を認めず」と書いてある。
BMIとは肥満度のことである。そして、BMIが高いと脂肪低減効果があったと書いてあるのだが、ご存じの通りヘルシアの宣伝をみてもそのことには触れられていない。冒頭記したコマーシャルに登場する俳優のBMIが高いようにはとても見えない。

さらにそれ以前、2002年の「女性と茶カテキン」に関する論文では、唐突な帰結が登場する。要約すると「女性のやせ過ぎは病気のもとだ。BMIが低い人で脂肪低減効果がなかったということはやせ過ぎを防ぐ。だから茶カテキンは安全だ」という。当初の目的を達成できなかったことを、安全性の論拠としている。


産官学のトライアングル

問題はもちろん花王だけではない。現在、「体脂肪と中性脂肪上昇を抑える」唯一の食用油である「ヘルシーリセッタ」(日清オイリオ)はその安全性の根拠となった実験で、「四週間後に血清脂質、ケトン体、体脂肪に関して有意差がなく」通常の植物油と同じだと結論づけている。にもかかわらず、「効果」については別の論文で、BMIが24.6前後(標準は22)の被験者で4〜12週後に脂肪低減効果が出たとしている。

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posted by shinto at 09:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ダイエット